ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

不死男♂の事 1

2014-10-03 23:01:51 | 猫病気

OCNブログ人のほうで不死男君の3月1日までの経過を書いている。
結論から言うと、不死男は約1年で駆け抜けるように逝った猫なのだが、残された沢山のメモと診療記録の束で、闘病記をどこから続けたらいいのかわからない…。


奥が不死男、手前がふじこ、珍しく群れている。

3月の受診で約一月分のプレドニゾロン注射薬と注射針をいただき、
間を空けながら打って、その間もどんどん空けても良くなって、猫は4月には普通に戻ったように見え、
5月の連休の頃は珍しく皆と沢山遊び、「もう通院はしなくてもいいのではないか。」と一瞬思えたのだが、
下旬のちょうど三日月が危篤に陥る頃から、すりすり甘えてトイレにもついてくるようになり、
今まで通りの対処の仕方、先生が決めた間を空けたブレドニゾロンの注射(1㎏=0.1ml)や輸液をしても今までと違い切れ味が悪い感じで、いくらか元気がなく食が減った。
不死男は不思議な猫で、普段は人間べったりではない、非常におとなしく目立たない猫で一人でいがちなのだが、

この写真は闘病でやつれきっている
体調が悪くなると人をしつこく追いかけるので、その行動で哀れな死にかけでめいすぅさんに発見され、巡って我が家に来たようなものだ。
今回も部屋の中で追いかけてきて調子が悪いと訴えていた。
到着時、黄疸が酷く黄染が消えた頃、血液検査もし、去勢も、思い切って難治性口内炎かと抜歯もしたけれど、特に貧血の値が良くならない。
猫風邪や口内炎から胆管炎、来てから全部起こした症状や色々の可能性をすべて吟味して、

今までの不調の原因は自己免疫性の貧血であり、猫がそれを引き起こするのはレトロウィルスが原因であり、猫白血病ウィルス、猫エイズ(不死男がテストでともにマイナスであっても検査に出ないだけ)か、コロナウィルス、この3つが悪さしているとしか考えられないとの結論に達していた。
新たに発熱の症状もでてきており、私はもうFIPの2回の経験から、FIPではないのかもう心配でしつこいくらいに聞いていたが、簡単に確定診断できるものでもないのでまだ何ともわからなく、希望があるのかないのかの苦しい時期だった。

6月7日の受診では体重3.0㎏、また再びで黄疸も出ており臓器の超音波をし、アモキシシリン、ウルソ酸などの薬が出た。
毎日投薬しても猫はあまり改善されずに6月20日に受診する。
体重は何とか3.1㎏だったが、猫はしつこい高熱に悩まされており、ここでインターフェロンの注射が登場し、ついでに輸液もしていただき、お持ち帰りとしてウルソ酸、抗生剤を変えてオフロキサシン、食欲増進剤としてジプロヘプタジン、ブレトニゾロン1バイアルと注射のセットが出た。
自宅では投薬や輸液を治ってほしいがため真剣勝負で、特に苦手な経口による投薬は、口から出されてたまるかと鬼になったのに猫はどんどん悪くなっていった…。
6月28日の受診時には2.9㎏、インターフェロンの効果を聞かれたけれど、目だって改善されたように感じなかったことを素直にお話しした。もはや高熱に打つ手なしという感じではあるが、輸液と14日間持続抗生物質のコンべニアを打って帰ってきた。あとは自宅での決められた間隔でのステロイド注射(時間は夜がよろしい)と、輸液と、アイスノン交換や、美味しそうなあらゆる食事探しの旅が始まっていった。
確定できないけれど、これはもうFIPだと覚悟しながら…。

そうして6月の一月は、先生も考えてくれたし、自分も一生懸命じたばたと病に向き合ったのだけど、今までは蘇ってくれた不死男がどんどん悪くなる月であった。


まだ自由が利いたころは天窓の光で日向ぼっこしていた。

コメント
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