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高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

謝り方にも“品格”と“潔さ”の美学を。

2007年10月18日 23時41分08秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
同じ業界に30年以上もいると、望むと望まずと一通りの失敗が経験できます。

自分のミス、部下のミス、外注スタッフのミスと失敗の原因は様々ですが、最終的な責任は管理者にきて、立場上謝罪の矢面に立たされます。

お陰で始末書から顛末書、謝罪にお詫び広告とあらゆる“謝り方”を経験できました。

世の中、失敗しないに越した事はないように思えますが、“事なかれ”より“事あれ”主義の私としては、仕事で失敗したことで社会のウラオモテが垣間見え、その後の人生の上で貴重な体験ができたと思います。

そして、失敗した人の大部分がそうだったでしょうが、失敗が原因で仕事が無くなる事はありません。

それは相手やお客様に失敗したことで、どういう迷惑をかけたか、“相手本位”で考えれば自ずから態度も決まり、誠意ある謝罪が相手も評価したからだと思います。

どうも利害だけで結びついた時の失敗の顚末には、謝り方に“品格”と“潔さ”がなく、本当に反省しているのか態度を疑いたくなることが・・・。

調子が上向きの時は誰でも“勢い”でいけますが、失敗して退却する時ほど難しいと昔から言われ、誰もが殿(しんがり)を務められる訳にはいきません。
現代で例えれば、殿を務める人に“品格”が有るか、無いかなのでしょうか。

学生の皆さん、いろいろなものが待受けるのが実社会。
失敗した時、どの“カード”を先に出すかが問われますよ。

“相手の立場”、“自己都合”、“会社の立場”、それとも別なカード?

カードの切り方を間違わぬよう、たくさん本を読み、“品格”を磨きでましょう。
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中国古典百言百話の効用

2007年10月16日 23時55分59秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
中国の古典は、歴史書、文学作品、哲学書、処世訓、兵法と古来から日本人にとって教養の源でした。

何でも便利になった現代になればこそ、合理性だけでは捉えにくい人間の心理を考える上で、中国の古典が今でも色あせずに役立つような気がします。

学生の皆さんも実社会に出て組織の中で働く時には、多かれ少なかれ、より複雑な人間関係が生じ、判断に苦慮する場面がこれから必ずあるはず。

そんな時の対応に中国の古典が、ナビゲーションの役目を果たすかもしれません。

私も立場上、今の組織の見直しを提言しなければならないと思い、今まで以上に人間関係に気を遣う状況にあります。

それ故にいつものアルコールだけの助けでは、ストレスの発散も完全ではなく、この所は宋の時代の名臣たちの言行を集めた、百言百話を読み直しています。
(そんな訳で某パブで歌う回数も減ってるような気が・・・。)

たまたま今、東北のある国立大学の大学案内の、企画コンペに参加しているのですが、大学の特色をアピールしようと優位点を確認していると、ついつい地元の大東大の特色は何か?、と比較検討してしまいます。

中国古典に関する本を読み直している身としては、大東大には中国関係の学科もあり、中国古典の資料も豊富なはずですから、とても魅力を感じます。

学生の皆さんも大東文化大ならではの、“資産”を活用しない手はありませんよ。
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大学の世界ランキングの意味するもの・・・これから問われるのは“発想力”、“論理構成能力”?

2007年10月13日 23時49分57秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
以前、テレビで大学の世界ランキングを聞いて、世界の主要国の一つでもある日本の東大が、世界のベスト10にも入ってないのを意外な思いで見ました。

資源の乏しい島国なので、科学や専門技術の“知恵”で発展した経済大国だから、教育水準も世界の上位にくるのが当然の先入観があったから、その時は意外に思ったのですけど・・・。

今日、ある雑誌を見ていたら、そこにも大学の総合世界ランキングが。(2006年度)

1位 ハーバード大学(アメリカ)
2位 ケンブリッジ大学(イギリス)
3位 オックスフォード大学(イギリス)
4位 イェール大学(アメリカ)
4位 マサチューセッツ工科大学(アメリカ)
6位 スタンフォード大学(アメリカ)
7位 カリフォルニア工科大学(アメリカ)
8位 カリフォルニア大学バークレイ校(アメリカ)
9位 ロンドン大学(イギリス)

14位 北京大学(中国)
19位 東京大学(日本)
29位 京都大学(日本)

記事の内容は日本人はオックスフォードやケンブリッジに合格できるか?という主旨だったのですが、残念ながら日本の高卒の資格では資格制度的にも学力的にも無理そう。

教育方針の違いもあるのでしょうが、面接では暗記力ではなく発想力や論理構成能力が問われるそうです。

発想力などは頭を唸らせるだけで力が付くものではないでしょうし、やはり様々な体験や色々な角度から物事を見る訓練が必要と思いますが、残念ながら役人や先生方の頭が硬いのが日本、世界と渡り合える教育制度の見直しが出来るか・・・?

この業界にいて良かったことに、発想という楽しい作業があります。

例えば旅行の仕事をしていて、全工程に食事や添乗員付く高額コースと、宿しか付かない安いコースを売る場合、高額コースは“安心”、“豪華”という常識的なセールストークが使えますが、安いコースはどう売れば?

安さだけを強調すれば申し込む人の気持ちまでプア-になるので、気持ちが“リッチ”になる、こんなフレーズが考えられます。

「“旅慣れた人”の“自由に楽しめる”コースです!」

と例えばこんなフレーズにすれば、申込む人のプライドも納得させ、旅のイメージを高めることができます。
マイナスイメージのものでも、丹念に見ていくと良いところがいっぱい。

発想力のベースは“相手をもっと良く知る”ことかもしれません。

そして論理構成能力のベースは“本当の自分を良く知り”、話しや意見の自分の軸をぶらさないで、話すのがポイントの気がします。

大東文化の皆さん、日本の大学も世界から見れば大したことありません。
文明もいいけど“文化”をもっと学び、“発想力”でリードして、世界へ出ましょう。


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物事を本質から考えさせられる名著・・・立花隆「文明の逆説」

2007年10月06日 23時55分27秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
今日は土曜を使って行う、月に一度の会社の全体会議。

仙台、名古屋、大阪のグループ会社の人間が、東京に集まって朝から行われます。

企画から印刷まで行い、プリントショップまである会社なので、いろいろなセクションがありますが、各セクションのリーダーが必ずしも理想的な長とはいえません。

しかも、30年も続く会社なので硬直化した発想しかできない人が、いるのも否めません。

いろんな会社でリーダーの不足を嘆く声を、最近よく耳にします。
リーダーの役目として“ビジョンを明確にする”と云うことを、以前に紹介したことがあります。

ビジョンを描くには現状の問題分析や、問題の本質を理解することが、一番大事になると思うのですが、“問題の本質理解”に参考になる本として、立花隆の「文明の逆説」をミストラルゼミ生にご紹介します。

物事をいつも同じ角度からみていると、問題の本質を見失いがちになります。
また、問題が起きる前には予兆があると思います。
そして、問題を起こすのは必ず人間です。

様々な角度から人間のメカニズム研究に最適な本でしょう。

30年以上前に単行本として出版され、文庫本になって今まで数十冊は購入して、いろいろな人に渡してきました。

残念ながら廃刊になり、もう古本でしか手に入りませんが、環境創造学部の貫先生にも、1冊お渡ししてあります。

関心ある方はご覧になって下さい。
文明の発達と共に進む、自然破壊や現代人の精神疲弊、30年以上も前からの警鐘が、いま大きく聞こえます・・・。
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リーダー不在の時?・・・アリの“習性と潜在能力”の適応

2007年09月26日 23時07分05秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
予定通りと云うか、取り敢えずと云うか日本の新しいリーダーが決まりました。

スケールが違っても集団をまとめると云うのは、難しいものなのでしょう。
ある学者がアリを使って、こんな実験をしたそうです。

働きアリの中から一所懸命働くアリだけ選び、グループを作ったところ、グループの中で働くアリと働かないアリに分かれ、またそれとは別に働かないアリだけを選んで、グループを作ったところ、その中でも働くアリと働かないアリに分かれたそうです。

アリの集団=人間の集団ではないでしょうが、集団になった時の個々の心理やモチベーションは非常に微妙で、まとめるのに強力な手腕を要するのも、うなずけましょう。

ある本に「リーダーの一番の仕事は、明快なビジョンや目標を示すこと」と書いてありました。

人はビジョンで“働きアリ”にも、“働かないアリ”にもなるかもしれません。

でも、ビジョンに期待が持てない時、自分の“潜在能力”と云うものを信じましょう。
誰でも“働きアリ”になる“潜在能力”を持っている筈ですから・・・。


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給料とは今までの人生に払われるもの。

2007年09月20日 23時05分10秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
先週より優秀なスタッフが下についてくれたお陰で仕事が快調です。

そのスタッフは今年47歳になる女性のスタッフなのですが、その歳の平均年収より3割以上払いたい気持ちです。

理由は47年の間に様々な経験をして、その経験がアイデアの源になっているから。

通常、給料には次の2種類の査定方法があると思うのですが、ひとつは作業量に比例したハード査定。もうひとつは発想やアイデアの質に払われるソフト査定。

ハードの給与体系はある年齢や体力のピークを境に給与もダウンしますが、ソフトの給与体系は歳を重ねれば重ねるほど(絶えず自分を磨けば)、頭の中の引き出しが増えて給与もアップしていきます。

“給料とは今までの人生に払われるもの”と云う言葉は、以前に勤めていた会社の先輩に教えられた言葉なのですが、正にソフト査定の本質を突いた言葉ではないでしょうか。

この言葉を知ってから頭だけで考えず、何事も積極的に体験しようと云う意識になりました。

お陰で失敗もたくさんしましたが、全てがいまの自分の“肥やし”になっています。

大東生の皆さん、こんな給料の考え方もあります。
自分の可能性を試す意味でも、リスクを恐れずたくさんのことにチャレンジしてはどうでしょうか。

体験は自分への投資です。豊富な体験が実りある人生になると思います。



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「リーダーとエリート」

2007年09月13日 23時10分06秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
日本国の“リーダー”が不可解なタイミングで職場を放棄。

毛並みの良さ、エリートの“もろさ”を垣間見た思いがしますが、「美しい国」の観念的なスローガンを思い出に、次の“リーダー”に期待してみますか・・・。

今回の“リーダー”の迷走に、以前に本で読んだJリーグ川渕チェアマンのエリート論をふと思い出しました。

主旨は日本のエリート意識と外国のエリート意識は根本的に違う。日本のエリート意識は学校の成績の良さや家柄からくる“特権意識”だが、外国のそれはみんなの気持ちを理解・把握して、引っ張っていく“リーダー意識”だと。

人の気持ちを理解できない“特権意識”の人が、国民を引っ張っていくとしたら、それ自体に最初から無理があるのを感じますし、本来のエリート意識を理解した人が引っ張るサッカーが、Jリーグとして日本に定着しているのも納得ができます。

これから社会に巣立つ学生のみなさんには、つまらぬ成績評価にとらわれず、本来のエリート意識に目覚めてもらいたいものです。

ちなみに私の会社では評価の基準として、何事に対しても“自分の意見があるか?”で採用判断をしています。
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お酒の席で学んだこと・・・(1)

2007年08月23日 12時53分43秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
お盆の休み明けで、仕事も再び忙しくなり始めた週中、夜の世界でも仕事が始まります。

お誘いのメールやハガキが活発になり、昨日も数年前から銀座で話題になっている店より2度もメールが来ました。

商売は水物と云われますが、正に水商売は“水物中の水物”だけに、その営業努力や姿勢は何かと勉強になります。
(*因みに「水商売」は『広辞苑』によると「客の人気によって成り立ってゆく、収入の不確かな商売の俗称」とあります。)

たまたま、昨日メールが来た店は、私が十数年前に銀座で1番最初に利用した店と同じビルにある店で、何かとても縁を感じます。

もう、その店は無くなってしまいましたが、その店で愉しく飲むための大事なコトを学んだ気がしますので、参考になるか書いてみます。

1番教えられたのがお金を使う客が最上の客ではないコト。

こんなことがありました。
青年実業家風の羽振りのよさそうな客と一緒になったのですが、一見するとホステス達がチヤホヤ。しかし、お金に飽かした我がままな飲み方に、本当は全員から嫌われていると。客といえども最低限の気遣いを持ち、回りと楽しく飲む気持ちが肝要です。

2番目がつまらぬ背伸びはしないコト。

お店の人は何十人、何百人とそれなりの客を見てますから、つまらぬ背伸びをしても腹の中で笑われるだけ。教えてもらう気持ちで飲む方が好感を持たれます。

3番目は時には聞き役に。

接客が仕事とはいえ、相手も人間です。嫌なことや悩みもあるはず。誰でもそうでしょうが嫌なことを誰かに話せれば、気持ちも明るくなるもの。時には聞き役に回るのも必要ですが、その分相手が何を言ってるのか、意味や細かいニュアンスの理解のために、日頃から読書等で聞く力を養うのも必要です。
もっとも、学生から社会に出たてで聞き役は無理でしょう。どういう客が喜ばれるのか、レクチャーを受けるのが先かもしれません・・・。

思いつくままに書いてみましたが、お酒の席ほど人間の本性が見えて、自分を見直す上でも勉強になる場所はありません。

学生のみなさん、社会勉強には最適の場所でもあります。
お酒の席での健闘?を祈ります。
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誰もやらないことに向かう勇気、“失敗の評価”に見る文化の差。

2007年08月17日 12時47分42秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
今日も得意先のお盆休みを利用して、クーラーの効いた部屋に篭もり、オンライン情報の整理です。

これから社会に出る大東生の皆さんの、参考にでもなればと思い、その中から興味深いネタを書いてみます・・・。

脳学者茂木健一郎のNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」を、まとめたコラムですが、取り上げたマサチューセッツ工科大石井裕教授(51歳)、シリコンバレーのベンチャー企業の技術者・渡辺誠一郎CTO(56歳)に共通した、アメリカと日本の風土差に考えさせられるものがあります。

例えばアメリカでは「誰もやったことがない」に評価がいき、日本では「誰かがやったことの改良」に評価がいく風土のため、イノベーションに差があることに納得するものが。

またシリコンバレーでは失敗した経験があること自体、企業の採用担当やベンチャーキャピタルでは、ひとつのキャリアとして評価するところに、非常に学ぶものがあります。

失敗が評価される仕組みは、広い意味で科学主義で、アメリカでは企業経営もある種の経験科学と捉えてると茂木氏が書いてましたが、別な角度から見て失敗と成功のメリハリの中から学んだ人と、失敗を許さない体質に育った人の答えでは、どちらに夢や共感があるかは明白だと思います。

日本の社会はリスク回避型の前例主義社会で、若い人のダイナミズムや、女性の細やかな感性を活かせる世界は、まだまだ充分でないでしょうが社会に出たら、“出る杭”になって頑張って欲しいものです。

クーラーの効いた部屋で今日も“寒い”ネタでした。

(詳しい内容は 「プロフェッショナル 仕事の流儀」→検索 でどうぞ)



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頼れるれる女性の企画営業は何処に?・・・(ディレクター候補募集中!)

2007年08月04日 15時14分41秒 | ●若者応援の「ミストラルゼミ」
今日は板橋花火大会なのに、昨夜からの徹夜の仕事で、まだ会社で仕事中・・・。

もう老体なのでお酒やカラオケ以外での、徹夜は勘弁していただきのですが、スタッフが足りなく止む無く実務で久々の徹夜仕事。

おまけに徹夜明けなのに午前中は、月の一度の全体会議とあって、朝から昼過ぎまで会議室で気持ちは軟禁状態。案の定、後半は死んでました。

これもひとえに有能なスタッフが足りないためです。

実社会に出ている大東生の中で転職を考えている人を、どなたか知らないでしょうかネ~?

仕事の内容は紙媒体からWebまで使った、宣伝や販促物の企画提案ですが、一般消費者や利用する人の立場に立った、視点で考えるので女性向きかも。

願わくばデザインや印刷の知識があれば嬉しいのですが、ネットで募集しても、なかなか応募がなく、藁にもすがる思いで書いてみました。
(まだ帰れず眠いです・・・。)
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