田舎から離れて・・・

最終便のひとつ前の飛行機で、東京に戻ってきました。

家に着いたのが午後11時過ぎ。

旅行トランクいっぱいの、荷物の整理を終えたら、どっと疲れが出てきました。


完全に一人になった母の、これからを案じると、肉体的とは別な疲れが、どうしても加わってしまいます。

今まであまり考えてなかったこと。

今日は休んで、明日また考えましょう・・・




『FROM A DISTANCE』- BETTE MIDLER

『Please Let Me Wonder』

明日(29日)、東京に戻ります。


今日は役場に相続人の書類を届けたり、葬儀に出た何人かに挨拶回りを。

不思議なもので、土曜日の雨の告別式の後、日曜日の繰り上げ初七日の日から、昨日(月曜日)・今日と、天気が段々良くなり、今日などは夏の陽射しでした。

それも、東京の蒸し暑さとは違う、カラッと陽気です。


まるで父の気遣いでもあるかのよな、法事が終わってからの好天続き。

気遣い？のお陰で、気持ち的にはもう喪明けです。





『Please Let Me Wonder』- The Beach Boys

『Long Ago And Far Away』

午後早めの便で東京へ帰る、家内と娘たちを旭川空港に送り、それから病院に向かい、まだ残ってた父の荷物を、引き取ってきました。

先に弟が済ませたので、残ってたのは僅かです。

これまで病院に行く時は、いつも母と一緒でしたが、主のいなくなった、今になっては一人で。

通い慣れた道の風景も、今までと違って見えます。


心情もありますが、今年になり１月、４月と田舎に帰り、今月は先々週に続きいて２度目の帰郷。

その都度に見える山並みの変化に、ついつい目が奪われてしまいます。

当麻も旭川も、街は寂しくなる一方。

変わらぬは雄大な自然だけです。

その対比が戻らぬ過去に、執着させられてしまいます。




『Long Ago And Far Away』- James Taylor (with Joni Mitchel)

『Torn Between Two Lovers』

昨日の告別式、繰り上げ法要に続いて、今日は自宅で繰り上げ初七日でした。

母と私の兄弟家族でだけですので、本当に一番近い身内だけです。

父の想い出話に、花が咲きました。

兄弟家族っていいなと、父のお陰で改めて思います。

親が亡くなるのは、悲しみだけではなく、家族の幸せを再認識する、機会でもあるのですね。





『Torn Between Two Lovers』- Mary MacGregor

『蒼いノクターン』

昨日の通夜に続き、今日は告別式。

10時からの葬儀は雨の中で始まりました。

その雨も火葬場に向かい、収骨の時間になった時には、腫れ上がってました。

ハッピーエンドの人生そのもののように思えます。


それから斎場に戻り、繰り上げ法要。

昨日の通夜もそうでしたが、告別式でも東京とは違うことが、いろいろあり戸惑いました。

明日は初七日の法要。

悲しみは癒えましたが、戸惑うことはまたあるかもしれません。




『蒼いノクターン』- ポール・モーリア

『心の花』

今日が父の通夜でした。


とてもいい通夜でした。

父が町の多くの人に慕われてたのが、良く分かる通夜でした。

二人の娘たちも納棺の時まで、父の亡骸の側にいてくれて、可愛がられていたのが良く分かります。

娘たちにとっても、大好きな祖父だったと思います。

本当にいい父でした。


明日は告別式になります。




『心の花』- 成底ゆう子　

『さらばベルリンの灯』

『さらばベルリンの灯』- ジョン・バリー　

『レクイエム～麦畑のひばり』

『レクイエム～麦畑のひばり』- 岡林信康

『J'ai du Chagrin Marie』

『J'ai du Chagrin Marie (悲しきマリー)』- Michel Polnareff

『Sorry Seems To Be The Hardest Word』

少し安定したと思った父の容態が急変し、今夜逝ってしまいました。

今、田舎に帰る準備をしてます。


初めて親を亡くす経験。

何か言葉になりません。

明日から帰って来るまで、音楽だけにします・・・




『Sorry Seems To Be The Hardest Word(悲しみのバラード)』- Elton John