一燈照隅

日本が好きな日本人です

素直な心

2007年11月15日 | 朝聞暮改
「すなほなるをさな心をいつとなく忘れはつるが惜しくもあるかな」
                             明治天皇


「素直」と言うことが最近は言われなくなってきているように感じます。
最近は「素直」さよりも、「抜け目なさ」「賢さ」などが言われるのではないでしょうか。
最近のクイズ問題も、ひねくれた解答が多いように見えます。
そのような番組が、子供に見せたい番組の上位にランクされるのは私はよいとは思えません。

人間、大人になってくると子供の頃の素直な気持ちを忘れてしまいがちです。
特に社会に出れば、騙されないようにしよう、正直者は馬鹿を見ることのないようにどこか構えたようになりがちです。
間違いをしたら、それを認めたくないため、取り繕うために嘘に嘘を重ねることもあるかもしれません。

しかし、大人になっても素直な心を忘れていない人は、たとえ出世していなくてもどこか魅力を感じる事があると思います。
素直な心で見れば、今まで見えていなかったものが見えてくるかもしれません。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (milesta)
2007-11-29 08:07:30
明治天皇の御製にはわかりやすいものが多いと思っていましたが、この記事を読んでふと思いました。
明治天皇ご自身が、素直な心を持たれたお方だったのだと。技巧に走ったり、ひねった歌を作って、悦にいるようなお方ではなかったということなのですね、きっと。
返信する
Unknown (まさ)
2007-11-29 20:57:30
milestaさん。
歌は本来素直な気持ちを表すものですけど、技巧に走ったりする人もいますね。
その中で歴代天皇の御製は本当に良い歌が多くありますね。
返信する

コメントを投稿