あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

強く生きる

2006年04月28日 21時54分10秒 | HEXANON35mmF2 1st
日本は都会中心に文化も金融も動いていて、地方都市は当然ながら、ぼくの住む地域のような過疎な場所は一年生の種無しの草のよう。花が咲き枯れて翌年は花が咲く保証がないような地域。老人たちが守った家を継ぐ人もなく、家は朽ちていく。
そこから見たら都会の下町は宿根草かな。

きょう車で移動していて、無人駅の傍を通った。
小学生たちの元気な声が飛び込んできた。

こんな廃屋が目立つ地域なのに、子供たちがいっぱい。
なんか嬉しくなる。地域文化を守ってほしい。地域を守ってほしいと願う。

廃屋の板壁の隙間から、コンクリートを押し分けるようにチューリップ。
がんばれ。強く生きろ。

R-D1+コニカヘキサノン35mmF2
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おさらば

2006年04月27日 15時19分35秒 | GRD
菜の花が咲き始めた。
いよいよ冬ともおさらばという気持ちになれる。

さっき、食事のために移動していたら、近所の堤の土手に菜の花が咲いていた。
堤の脇には桜。
この時期は一斉に花が咲く。
こういう地味に咲く花は、なぜか心が安らぐ。
三枚目でお調子者で、華のない自分に似てるからかなっと思った。

GR-Digital
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前方注意

2006年04月25日 23時29分16秒 | NOKTON35mmF1.2
今日は軽井沢近くで打ち合わせ。
家を早めに出て中央道に乗った。
高速のみでも行けるのだが、距離が60kmくらい余分に走ることになるので、途中から一般道を利用した。これもいつものことだ。
和田峠は中山道の和田宿の近くにあるのだが、今は和田トンネルが出来たために便利になった。ただし有料だ。
今朝は早く出すぎたので、和田峠に挑戦しようかそれともトンネルにしようか悩んだ。悩んだ瞬間に、大きな綿のような雪がフロントグラスの前に飛び込んだ。
雪が降り出すのが数分遅かったら、雪の峠をドライブするところだった。

帰り道はどこを通るか・・・・

先週の日記に書いたように木島平越えで雪に遭遇したので、別ルートにすることにした。
夕方から天気がよかったので、ヘアピンカーブの連続の麦草峠を選んだ。

峠までは信号がなく、峠は対向車のヘッドライトが見えるので、距離の割りに所要時間が短い。
タイトなヘアピンカーブの連続なので、山道に慣れていない人にはお勧めできないが、女神湖や牧場がある景色のいいルートだ。

ただし、問題がひとつ。鹿が多い。前回もトラックにはねられた鹿が道の真ん中に横たわっていて、車を壊すところだった。

とにかく前方注意!

車外気温がマイナス3度。窓を開けるときりっと寒い。

女神湖の脇で鹿の群れに遭遇。
左側の道路脇に数頭、右側にも数頭。
「飛び出さないでね」と心でお願いしながら、センターラインを跨いで走る。

女神湖からの下りコーナーの途中でも鹿に遭遇。
大きく逃げる。

白樺湖もやはり氷点下で、諏訪に一気に下り降りたが、ここでも鹿に遭遇。
ワンパターンで「動かないでちょーだいね」と心でお願いしながら脇をすり抜けた。

ここの下りは眼下には唐松林の隙間から茅野の街明かりが見え、目線の高さから星が見える。


きょうの写真はと考えたが、まだ未整理の写真ばかりなので、全く関係のない会社の近くの廃屋での写真。車つながりでご勘弁。

R-D1+Nokton35mmF1.2
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ドリアングレーの肖像

2006年04月23日 23時13分09秒 | NOKTON35mmF1.2
ここ数年帰宅時間が遅いこともあり、食事が不規則で遅いこともありすっかり太ってしまった。
自分では若い頃の痩せていた頃のイメージがあるけど、鏡の中の自分はまるで違う生物のよう。
まるでオスカーワイルドの小説「ドリアングレーの肖像」のあの肖像画のよう。

これはいかんと思い立ち、夕食後の間食を控えるようにした。
後は少しだけ体操を始めた。

先週末にはNationalのJOBAを購入した。
これは面白い!!

まずは格好からということでトレーニングウエアも購入。
きょうは娘が自転車で伴走(?)しながら、近所を早足で散歩。
二人で黒いトレーニングウエアを着て出かけた。

歩いてみると、雪柳、山吹、林檎などの花が咲いていて爽快だった。

家に着くと我が家のコンクリートの駐車場の壁で、ふたりでテニスの壁打ち。
いい汗をかいた。


きょうの写真は我が家の応接間。
最近は娘の勉強部屋と化している。

R3A+Nokton35mmf1.2。リバーサルの色は独特です。
フィルムは手間がかかるけどいいなあ。

ダイエットの経過報告はまた改めて書きますが、1週間でウエストが既に4cmほど、体重が2kgほど減りました。
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2006年04月22日 00時32分13秒 | GR28mmF2.8
昨日のコーミンさんの書き込みで大門街道のことを書きたくなった。

ぼくは若い頃から自分のイメージの中で旅をする癖があった。
ぼくの楽しみはサイクリストという雑誌の中にあるモノクロ写真の景色に頭の中で色をつけ、5万分の1の白地図に赤鉛筆で線を引き、等高線で坂を上がり坂を下ること。

中学生のときに見た霧が峰の写真は、まだビーナスラインがない頃で、大門街道の砂利道を登りきると、そこには一面のニッコウキスゲの花が咲いていたというコメントがついていた。
あの時見た写真はモノクロだけど、ぼくの中では山吹の黄にも似たあの黄色い花が一面に咲いていた。

この道を実際に走ったのは大学1年の夏。東京から信州まで自転車で帰った。まだ中央道がない頃。
茅野からビーナスラインを上り霧が峰に向かった。途中むささびが何匹も空を飛んでいた。
霧が峰ではもうニッコウキスゲの花は枯れかけていたけど、ぼくの目にはあのときの写真の霧が峰が蘇った。


大門街道はまだ未舗装で、放牧された牛たちを間近に見ながら諏訪に下り降りた。


きょうの写真は昨日と同じ上田城。R-D1+GR28。このレンズは空がコバルト色に写る。
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四月の雪

2006年04月20日 23時19分17秒 | NOKTON35mmF1.2
今日は打ち合わせで上田というところまで出かけた。
この街は綺麗な街で、最近はいろんな映画のロケに使われる。
最近では「博士の愛した数式」や「たそがれ清兵衛」のロケ地になっていた。

ぼくの住むところより少しだけ涼しい地域なので、今桜が満開。
打ち合わせ場所は上田城のすぐ脇にあったので、打ち合わせが終わってから少しだけ散策した。
多くの屋台が出て、多くの人が出て、とても楽しそう。
ぼくの住むところにはこういう雰囲気はない。

日が暮れかかったので帰路についたのだが、自宅まで150kmほどあった。
高速道路も味気ないので、きょうは一般道で帰ってきた。

いつもは中山道の宿場に沿って帰るんだけど、大型トラックが多かったので、きょうは白樺湖経由のルートを選んだ。
この道は交通量が少なく信号も少ない。取り締まりも少ないので、制限速度+αで運転することが出来る。
難点があるとすれば、曲がりくねっていることと高低差が激しいこと。

帰路についた頃から降りだした雨は、標高が上がるにつれてその重さが抜けるようにふわふわと浮き始めた。車の車外温度計は0度前後を示していた。
白樺湖に着く頃は雨は雪に変わり、アスファルトの上を綿のように移動していた。
ぼくの車はスポーツタイプで、後輪駆動。とても幅広のタイヤを履いている。
チェーン規制になる前に山を下り終えなくちゃならない。
ほんのすこし・・・・だけ、スピードを上げてタイトコーナーが連続するコーナーを一気に下り終えた。

下り終えたらそこにはいつもの春の風景があった。

きょうの写真はさきほど見てきた上田城の桜
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ハードロック

2006年04月19日 19時09分58秒 | NOKTON35mmF1.2
昨日、黄色い可愛い梱包が届いた。
ぼくの従兄弟からのものだった。

従兄弟のバンドのCD。
40代後半に突入してるのに、ハードロックをやってる。
これで2枚目のフルアルバム。都内のCDショップに並んでいるらしい。
手前味噌だけど、けっこういけてる。

若い頃はマイケルシェンカーやジューダスプリーストやヴァンヘイレン、スコーピオンズなどが好きだった。

もともとはぼくがギターを教えたんだけど、今じゃぼくより上手になった。
身内を褒めるのもなんですが、実にいいギターを弾く。
とても嬉しい。


その親であるおばさんもいまだにステージに立ってる。
これもすごい。ぼくの大好きなおばさんの話は山ほどあるので、これはまたそのうち書きます。


この写真はぼくの住む街の中心にある桜並木。リバーサルをR3Aに入れて撮影。
かなりの長さがあって、この時期はこういうふうに花見を楽しむ人が多い。
花見の宴は禁止なので、ご家族や友人、恋人たちが、朝から晩まで花をのんびり楽しんでる。
中央分離帯の両サイドが桜になっててとても綺麗。
桜の並木の続きには、林檎の並木が続く。
もう少ししたら白い林檎の花が咲く。
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やすらぎ

2006年04月19日 01時04分19秒 | NOKTON35mmF1.2
数日間書き込めなくてごめんなさい。

先週土曜日の午前中は父の十三回忌で、昼は食事会。

父が亡くなったときと同じように桜が咲いていた。

夜はぼくのお気に入りのママさんのいる料理屋に行った。

この人は学歴はないけど知恵のある人で、料理が実に手早い。
ぼくが酔っているときは少量に、お腹が空いてるときは量を多めにしてくれる。
竹を割ったような性格とは裏腹に気遣いのある人。

食材は地元で取れたものだけ。化学調味料は使わない。

このおばさん、実はテレビやラジオにも出演していて、本まで出してる。

色気がなくて、この店に来るとぼくは落ち着く。

R3A+Nokton35mmF1.2

一番最初の写真と同じ場所、同じ角度です。
ここは亡き母の高校があった場所。
その母が亡くなって18年。
はいはいしていた次男は大学2年生になった。
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こんにちは

2006年04月13日 22時16分03秒 | GRD
仕事のアイデアに詰まると、ぼくは時々会社の近所を歩き回る。
近くの農家のおばさんは、
「どんどん歩いてくれれば、草むしりが減る」と笑う。
大概は畑のあぜや、一輪車が通れる程度の細い道だけど、
先日は大きな舗装された道を抜けて違う散歩道を抜けた。

近くの女子高の女の子がふたり、スーパーで部活の買出しを頼まれたらしく
大きな買い物袋を抱えて坂を上がってきた。

「こんにちは~~!!」
びっくりするくらい大きな声で挨拶された。
ユニゾンで言われたので驚きも2倍だね。

ぼくも「こんにちは~」って笑顔で返した。

声が少し裏返ってた。


今日の写真は先々週の都内の桜です。
全く脈絡のない写真ですみません。東京は桜がもう散ったんでしょうね。
GRD
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フィクションのようなノンフィクション

2006年04月12日 21時37分14秒 | D100
昨日は湿っぽい話をしてしまいました。

今さっき、妻の母を連れて夜桜を見に行ってきました。
昨日一昨日のブログに登場した桜です。それぞれとても特徴のある桜で美しいです。この2本は数十メートル離れてます。

きょうの話は数年前の話なんだけど、とても印象に残っている話なんです。
ぼくの叔母の友人の話です。個人が限定できない程度に書きます。

その女性は学校を卒業して某有名企業に就職した。
就職してまもなく社内恋愛して寿退社し、その後は専業主婦となった。
数十年の結婚生活はご主人の単身赴任が多く、実質母子家庭だった。
そのご主人は単身赴任先で不倫。
離婚を迫られたけど彼女は離婚しなかった。
お子さんが結婚するまで離婚をしたくなかったのかもしれない。

五十歳のとき彼女は普段はしない懸賞に応募した。
理由は彼女が大好きなあるピアニストのコンサートチケットが1等賞だったから。

そして見事1等賞を当てて旅券とコンサートチケットを手にしてしまった。
そのコンサートの場所はパリ。
彼女にとっては初めての外国だった。

初めてのパリでパリの魅力にとりつかれた彼女は、その国の人と言葉を交わしたいという気持ちになり帰国してからフランス語を学び始めた。
彼女の目標は3年後自分の言葉でパリを旅することだった。

3年後、彼女はもう一度パリを訪れた。
一人旅で心細くて、初老のご婦人にフランス語で道を尋ねた。
そのご婦人は友人夫婦とパリに来ていたそうで、皆で親切に案内してもらった。そのご夫婦は偶然ご婦人のところに遊びに来ていた北欧の国の方で、奥様はフランス語を話し、ご主人はドイツ語だけ話せた。

お礼の手紙を出したいとそのご婦人の住所とお名前を聞いた。

彼女は日本に帰ってお礼の手紙を書いた。
数年間、そのご婦人とそのときいっしょだったご夫婦との手紙の交換が続いた。

数年後、そのご夫婦の奥様がお亡くなりになったが、残った彼との手紙の交換が続いた。そして彼は彼女に恋をしてしまった。

数年後彼女は彼にプロポーズされた。
そのとき既に彼女は60歳を越え、彼は70をゆうに越えていた。
彼女はずっと別居のご主人との離婚を決意し、その彼との結婚を選んだ。
そして北欧の地へ飛び立った。
今、彼女は幸せに暮らしている。



嘘のような本当の話です。人生なにがあるかわからないですね。
大事なのは誠意と強い愛かな・・

きょうの写真はさきほどばあちゃんを連れて見た桜。
年寄はさっさと見てさっさと帰りたがる。ほんの数枚写したうちの1枚。

あまりに近所の桜なので、有難味にかけるのだろう。D100
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