あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

桜のシーズン到来

2013年03月30日 22時41分18秒 | S5 Pro
暖かいここ数日の御陰で枝垂桜などから一気に咲き始めた市内の桜。
この狭いエリアに樹齢数百年の桜の古木がいくつもあるこの地は、開花情報を見た桜マニアが短期間に入り込む。
桜目当ての県外ナンバーの車が多くなってきた。
この桜は以前は見に来る人もいなかった桜で、近付けばマムシが出る場所だった。
まだ咲き始めたばかりなのに、重そうなリュックに機材を詰めてでかい三脚を持ったカメラマンが何人も撮影していた。



市内の桜並木はまだまだこれからだけど、おばあさんには満開の桜が見えていたのだろう。



FUJI S5Pro + Tokina SD 12-24mmF4
桜は難しい。美しくただただ撮らずにはいられないのだけれど、桜の数百年を僕を見届けるほど長生きではない。
僕の1年は桜にとってはほんの一時の様で、毎年同じ桜になってしまう。
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梅吹雪

2013年03月29日 17時29分39秒 | S5 Pro
例年よりだいぶ早い桜の開花宣言で、血の気の失せたような冴えない色の南信州にわずかに朱が入ったようだ。
山もこぶしの白や若芽の緑で少し華やいだ雰囲気になってきた。
市内の桜並木も少しずつ咲き始めて、いくつかのテレビ局のカメラマンが桜の撮影をしていた。
自宅の近くの神社に寄ってみたけれど、咲くのは数日先になりそうだ。

参道には大きな梅の木があり、一昨日からの雨で花がだいぶ落ちていた。
梅吹雪。そんな言葉はあるのだろうか。

日本人は元来桜ではなく梅を愛でていたという話があるが、ひらひらと散る梅の花もとても情緒があって美しいので、それもありかと思う。

FUJI S5Pro + Tokina SD 12-24mm
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日本の行く末

2013年03月27日 18時46分31秒 | Finepix X100
日本の誇る世界的な企業の多くが、今は窮地に立たされている。

企業の生存率(国税庁の2005年の調査・統計)に以下のようなデータがある。
設立1年=40%
設立5年=15%
設立10年=6%
設立20年=0.3%
設立30年=0.02%

リーマンショックや3.11より前の統計なので、今はもう少し厳しい数字かもしれない。
それに加え少子高齢化による労働力の低下も深刻だ。


企業に未来永劫の安泰はなく、新しい芽が次々と出て花開き実をつけて枯れていくものなのだろう。
咲かずして枯れた花は土に戻り、落ちた実は土に戻ることもあれば、新しい芽を出すこともある。

起業をする若者たちや企業を支える若者たちは悲観することはない。
ライバルや壁のように思われる同業他社だって、やがて存在しなくなる可能性が高いのだ。
日本国内もそうだし海外の企業も同様だ。

頑張れニッポン!

Leica M9-P + summilux 35mm F1.4 asph
近くの寺にて。
来月上旬にはここの桜も咲きそうだ。

企業30年説なるものがある。僕の会社はずっと零細のままそんな時期に来ている。
そんな説には負けたくないのでもがく。もがいて道を見つけた企業だけがその先に行けるのだろう。
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サクラサク

2013年03月25日 12時38分29秒 | summilux 35mm F1.4 ASPH
国家試験が終わり就職先も決めた息子が一日だけ帰省した。

息子と妻とともに二か所の墓参り。

1週間ほどのうちに住民票の移動や引っ越しなどもありのんびりとはできないようだ。
何を思ったのか、いくつか誘われていた都内の就職先をお断りして知らないまちでの生活を選んだ。

ずっと都心に住み続けていた息子が東京を離れて新しい生活を始めるのかと、就職に安堵しながらも心配してしまう。
海の見えるマンションを借りたと聞けば、津波はだいじょうぶか、勤務先は何階建てか、近くの城の天守閣はどれくらい高いのかなど、山に住む親はピントのずれた質問ばかり。

こうして子供は独り立ちしていく。

暫く会えなくなると寂しがる義母が作った牡丹餅を詰めたクーラーバッグを持って、あっけないほど風のように息子は東京に戻っていった。
義母と息子のツーショット、撮影しておけばよかったなあ。

そういえば寺参りしても報告するのは子供のことばかり。
お願いばかりで強欲だなと我ながら思うが、ふと思えば自分の病気のことなんてなにひとつ報告もしていなかったことに気付く。
人並みに親馬鹿だ。

Leica M9-P + summilux 35mm F1.4 ASPH
会社近くで撮影。
この御宅の桜はいつも一番乗り。
近くの山はまだ桜色に染まっていないが、蕾の色で赤くなっている。



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激しい雨

2013年03月21日 18時27分09秒 | Finepix X100
二日ほど前の夜、買い物をするため帰宅途中でAEONに寄った。駐車場に車を入れて買い物前に着歴のあった友人に電話をした。

電話を切る頃にはサンルーフに当たる水の音が大きくなり、フロントガラスを流れる雨は粘度を増したように厚く流れ、他の車のヘッドライトと控えめな照明の光が作り出す複雑な模様が車内に満ちた。
店内に入るにもその雨ではずぶ濡れになるので、鞄からX100を取り出して撮影して待った。


FUJI FINEPIX X100

ここ数日は雨も風も時に強くて驚く。
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薪ストーブ

2013年03月19日 09時28分10秒 | Finepix X100
昨日は市内にある神経内科を受診した。
山沿いにある中央自動車道を越えて市内を見下ろす道を進んだ。
クリニックはすぐにみつからず、少し戻ったら畑の脇にひっそりと案内が書いてあった。

クリニックはとても落ち着いた雰囲気で、待合室中央のストーブで薪が静かに燃えていた。
多分WHANの3630。ゆったりと揺らぐ炎が美しかった。

薪ストーブはいいなあ。手間もかかるけれど。
我が家ももし将来的にそれが可能であれば、補助暖房としてペレットか薪のストーブを使ってみたい。

僕の住む地域はペレットストーブの普及をしている地域だし、県内には間伐材による木質バイオマス発電所を作ることが決まった。
その施設に併設して木材の加工販売などを行うことも決まっている。
田舎には田舎の形があるのだ。面白い。

FUJIFILM FINEPIX X100
クリニック近くの果樹園
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2013年03月16日 16時21分27秒 | Finepix X100
長距離の運転ができなくなり、出張も付き添ってもらいながら過ごしたこのひと月。
病気は快方に向かっているという実感もないけれど、悪化しているという悲壮感もなく、症状に自分が慣れて生活をしている。
毎朝片目ずつ目を開けて天井を見て、嗚呼今朝も相変わらずかと思いながら体を起こす。
でももう少し経てば治ってくると漠然と信じている楽観的な自分がいる。

カメラはずっと触ることもなく先週まで来てしまったが、今週は移動が多かったこともありひさしぶりに持ち出した。

この写真は小海線の小海駅近くにある松原湖だ。社員にお願いして数百メートル道草をしてもらった。まだ全面結氷していた。
地味な場所ではあるが夏から秋にかけては家族連れやカップルで賑わう。
暫く前の秋にスワンのボートを家族で借りて湖の端っこから端っこまで漕いだ。
ボート乗り場の近くで娘が両手いっぱいのドングリを拾い、やがて僕のポケットがいっぱいになった。
その娘ももう就職戦線の真っただ中だ。
時が経つのは早い。

FUJIFILM FINEPIX X100
東京ではもう桜の便り。撮影したばかりの写真ではあるけれど、既に時期外れのような一枚となった。
コメント (20)
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