昨日はカヤックで支流の急流下りに行くか、木曽駒ケ岳を歩くか迷いながら、先月途中で諦めて地元の山を一人で歩くことにした。
我が家から20分位移動。車1台しか通れない未舗装の林道は草が道を隠していた。その林道の奥に車を停めて登山道に入った。
標高1645m。登山口から標高差600m強。距離往復で6.5km位。
中央アルプスの南側にある小さな山で景色もなく滝などの見所もない冴えない山だ。
そんな山なので訪れる人もわずか。こんな山の登山道を整備してくれる自治体に感謝。
こんな山を登る人は実に稀で、スマホの地図ソフトが時々経過時間を知らせてくれるのだがその音で振り向いたりする。
熊の鈴を鳴らしながら歩く。最近熊が多いから気を遣う。
途中で蛇が見事な塒を巻いていてどいてくれず、木をほおってどかせても落ち葉の陰から顔を出したままで、もう引き返そうかと思ったが、しらばくしたら退散してくれたので先に進んだ。
熊笹と唐松の森でヒグラシの声に包まれる中を進んだ。
首に巻いたタオルにいつの間にかヒグラシの蝉柄がついていた。
頂上は笹の中で景色なし。
有名な山の登山道とは違い、狭く藪漕ぎのあとの笹の隙間を進むというルートだ。
帰り道は鹿に遭遇。鹿が大慌てで逃げて10mくらいの場所からじっとこちらを見ていた。
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登山道にて
帰りは膝が痛くなり、往復4時間。予定より1時間以上遅れてしまった。