文化祭

娘の高校の文化祭があり、ちょっとだけ見に行ってきた。
いることが本人にばれると照れくさいだろうからと、ささっと見て帰ってきた。

小体育館では新体操の発表があり、高校生たちの演技を見せていただいた。
知り合いのお嬢さんも出ていた。
終わりに今日で新体操を終わりにする3年生の挨拶がそれぞれあり、それを紹介する先生も涙声だった。

多感な高校生時代に夢中になれるものがあった子たちの言葉は、多くの感謝の言葉で溢れていた。


わが娘はというと、午前中は一般の人との交流試合をして、午後からは知人のバンドの発表で、ステージで飛び跳ねていたらしい。
演奏する側も僕の知り合いのお子さんたちなので、不思議な気分だ。

普段は真面目な進学校で規律正しい子供たちだが、文化祭では女装をしたり浴衣を着たりと楽しそうだ。
明日は後夜祭。全身びしょ濡れで、顔中に絵の具を塗り捲ったりと、とにかくはちゃめちゃな後夜祭となるはずだ。

NikonF Nikkor-S50mmF1.4
現像したネガの中にあった今年の冬の足跡。

つないだ手

昨日会社の前を歩いていると、中学生の男の子と女の子が20cmくらい離れて、左右対称になるように手を振り歩いてきた。
僕の前を通り過ぎると、二人は手をつないでそれまで以上に元気良く歩いていった。

僕はちらっと見るだけにして、気づかれないように振り返ってすぐに前を向いた。

きっと指の先に心臓が来るくらいどきどきしながら手をつないでいるのだろう。


NikonF + Nikkor-S50mmF1.4
冬の御前崎にて

フィルムスキャナーが壊れました

NikonFに入れたネオパン400をやっと撮影し終わって現像から戻ってきた。
なんと半年ぶりのシーンをスキャンしながら見ていた。
スキャン途中でいきなり
「ガ、ガ、ガ、ガ、ガ」
と頼りない音がして、スキャナが壊れた。

フィルムスキャナがなくなったら実に困ることに気付いた。

とりあえず安いフィルムスキャナがないかと、ヤフオクを探したが見当たらず
フラットベッドのサイトも見たけど高額過ぎて、結局買えない。


SONYのサポートに電話すると、修理OKだとのこと。
直りますように。

1030SW
木曽にて。
こんな川なのに、平然と川釣をしている人に出会った。

田舎者

昨日は新宿から麹町に移動した。
以前は都内に住んでいたのだから、もう少し乗り換えを覚えていればいいのに思うのだが、完璧なおのぼりさんとなっていた。

乗り換えの略図を見たら赤坂見附で乗換えて一駅だった。

途中四谷の駅で地上を地下鉄が走った。
ここで降りて歩けばよかった。
次の駅の赤坂見附から永田町に行くには、長い丸の内線のホームを歩き、途中で一旦階段を上がると間違えていることに気付き、またホームに戻り、半蔵門線のホームを端から端まで歩き、やっと有楽町線のホーム。

目的地は麹町から近かったのだけど、こんなに歩くなら半蔵門や四谷から歩いたほうがずっと近い。

杖をついて階段を左足を1段ずつ降ろしていくと、赤坂見附の駅内移動だけで10数分かかった。
東京の地下鉄は階段だらけで、特に下りは階段ばかりで痛いし転がりそうだしとても怖かった。

平らなところは歩けるので、都内の「歩けばこんなに便利だよ地図」みたいなもんを自分用に作りたいと思った。

R-D1 + M-HEXANON 50mm F2
近所の納屋裏の痩せた紫陽花。
雨上がりの紫陽花。なんか葉っぱが主役になった。

世界遺産

昨日訪れた木曽は世界遺産に登録待ちなのだそうだ。
長野県には現在4箇所の世界遺産候補地がある。
と、土曜日に地元テレビで観たばかりの受け売りの知識を披露。

木曽には中仙道の宿場があり、風情ある建物が多い。
我が家から1時間以内でいける中仙道の宿場は三つ。
昨日はそれらを通り越し、1時間15分くらいの宿場を二つほど通り抜けた。
木曽川は雨で荒れていた。
その昔は狭い谷いっぱいに川が流れて、人は川に遠慮して斜面にへばりつくように生きていたのだろう。
それを思うと、便利になったものだと思う。しかしここでは産業も含めて生活していくことは大変なことだ。

R-D1 + HEXANON 50mm F2

この写真は昨日の日記にある檜風呂の宿の入り口で撮影。
ここの近くで、道をキジが悠々と歩いていて、車がキジの横断待ちをした。

柿其渓谷にて

今日は一日中雨が降ってた。
午前中は自分が関わった救急救命講習会の様子を見て、午後からは温泉に出かけた。
生憎の雨で増水した川は、いつもの清流ではなかったけれど、柔らかい緑をより深く輝かせていた。

地元の雑誌に出ていた食堂では、おばちゃんが蕎麦を打ってくれた。
峠を越えてそこの近くの温泉に立ち寄った。
柿其渓谷の脇にあるその温泉は、こんな日に来る客はそうそういなくて、風呂は貸切となった。

R-D1 + HEXANON50mm F2
全面ガラスの檜風呂。垣根もなく、庭の向こうの柿其川の谷の向こうまで見通せる。
実に開放的だ。

Fried Pride ＋ 友人と再会

足の具合はだいぶよくなってきた。車に乗る程度は問題ないし、椅子に座っても激痛が走らなくなった。結構早く治るだろうと勝手に思い込んでる。

昨日の夕方に役場で打ち合わせがあって顔を出した。杖ついてる姿を見られたくなかったので、ささっと階段を上がってたつもりだったのだが、杖を突いてる姿を見られて、あちこちから声がかかった。

昨日仕事が終わってからは本屋に寄った。
ほしかったCDと本を籠に入れて、レジ近くの話題本コーナーで小説を見ていたら、横にいた女性から「あ～ら、おひさしぶり。足怪我したんですか？」と声をかけられた。
僕の友人の奥様だった。暫く世間話をした。
「御主人いなくて寂しいでしょ？」と海外への単身赴任中の友人のことを言うと、
「実は今会社の偉い方の不幸があって戻ってるのよ」と言う。
そんな話をしていたら、その友人が話題本コーナーに来て、3人でこれまたしばしの歓談となった。

怪我の功名とは違うけれど、杖なんか突いてると気楽に声をかけやすいのだろう。
なんとか今月中には杖なしで歩きたい。

S5Pro + Nikkor VR24-120mm
昨日はこの「フライドプライド」のCDを買った。
もう10周年だそうだ。いつ聴いても驚嘆するすごいユニットだ。

フライドプライドの下にあるのは、ヨーヨーマとボリングのクラシックなのにJAZZなアルバム。この話はまたそのうちします。

薄暗い深夜の部屋では、VRレンズは便利だ。
どこか僕と相性の悪いこのレンズだが、どうも被写体ぶれが多いのだと思う。
明るいレンズと同じ感覚で、普段より2段分ほど暗いこのレンズを2絞りほど絞り込んで、ISOを2段分くらい高くしてVRに2段分ほど助けてもらって撮影するのだが、花や葉は風で揺れてしまうのだろう。
こんなふうに動かないものは得意だ。

エステ

今日はエステの女社長さんと仕事の打ち合わせをした。
仕事をばりばりしている女性は輝いてる。この人に限らず、仕事のできる女性は話が魅力的で心配りがある。

前向きで素敵な方と話をすると、自分も少し元気になれる。

R-D1 + Summarit 5cm F1.5
会社の近くの田んぼにて。ストックが無くなったので、久々に撮影。

吼える犬

昨夜、夢を見た。
昔、医学部の研究室にいた頃だ。
それも、一番最初に入った研究室だ。

研究で使った足の不自由な大きな犬たちが目をひん剥いて吼えている部屋にいた。
怖かった。


その夢に出た頃の僕は犬の骨膜を剥がして、前十字靭帯の代用としてどこまで使えるかという研究をその当時の同年代の若手医師と二人でしていた。そのために大型犬の脚でその実験を繰り返してた。

実験棟のオペ室の1フロア上にはそういう動物ばかりが入っている部屋がいくつかあり、実験後の犬たちも檻に入っていた。学校の教室を広くしたくらいの部屋にいっぱいの檻があり、どの犬も僕が入っていくと歯を剥き出して唸った。
多分捨てられ、保健所から引き取られ、ここでまた実験動物となり痛みや恐怖心で吼えるのだろう。

術後の状態などを見なければならず、定期的にそこに足を運んだが、行く度にその吼える声に僕は怯えた。犬を一人で檻から出すことが怖くなり、管理の人に手伝ってもらった。
犬好きだった僕が、大型犬がどこか怖くなったのは、この頃の思い出からかもしれない。


昨夜は痛み止めのおかげで、足を動かさなければ痛みはなかった。
おかげで久々に眠れたけれど、左足を動かせずに眠った。
この姿勢のおかげで、そんな夢を見たのかもしれない。

遅ればせながら犬に申し訳ないと、犬の気持ちになって思った。

R-D1 + Summarit 5cm F1.5
手持ちの写真のストックがなくなったので、一昨年の紫陽花。
今年もそろそろ紫陽花の季節になってきた。

健康のありがたみ

左膝の痛みは増すばかりで、眠ることもできず、未明まで我慢してフロントに電話して鎮痛剤を分けてもらい、少しだけ眠ることができた。
スーツを着るにも15分ほどかかった。

今日は夜に厚木から都内に移動して、明朝からの仕事に備えることになっていた。
でも階段を下りることができなくなり社員から止められ、予定を来週に移してもらい夕方に仕事を切り上げて信州に戻った。
時間外で町内の内科医院で鎮痛剤を処方してもらった。

松葉杖か介助の杖を使うように指導を受けて、さきほど買いに行って来た。
買いに行くのも一苦労だ。膝が痛いだけなのだが、こういう状況になると健康であることのありがたみがよくわかる。
杖のありがたみもよくわかる。



最近は風邪をひいたりジンマシンになったり疲れが抜けなかったり関節痛で歩けなくなったりと、なんとも情けない。診察のときに先生からは「○○ちゃん（ぼくのこと）、もう年だってことだよ」と言われた。先生は僕より20歳年上だけど、とても元気だ。

ついでに「治ったら（我が家の）裏の畑とうち（先生宅）の畑を耕してリハビリすれば回復は早い」と御助言をいただいた。
奥様も入って3人で話しが弾んだ。


S5Pro + DX17-55mmF2.8
奈良井宿にて