NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

海、山里の交流(11月29日)

2009年12月02日 | 学習
11月29日(日)、「名古屋みなと建設工事安全連絡協議会」の皆さん85名を「中野方まちづくり委員会」と「美濃の森造隊」が迎える形で山里体験・森林間伐体験が行なわれました。
85名の内訳は、子供24名、母親13名、中学生4名を含む大人男性48名でした。
体験メニューは、子供と母親は午前中は工作教室、午後からは笠置山散策です。
大人は午前中に間伐方法の座学、午後から実習です。

最初に「中野方まちづくり委員会」会長である鈴村さんの歓迎の挨拶から始まり
、協議会からは山林と自宅を開放して頂いたお礼としてハスクバーナ440eチェンソーが贈呈されました。
写真真ん中に写っているチェンソーがそれです。


挨拶を終えると早速大人は焚火を囲み間伐方法の座学、子供たちは刈り取りの終わった田圃に広げたシートの上で工作教室を始めました。



皆さん真剣な態度で座学を受けています。
講師はこの態度に見合う中身のある講義が出来たのでしょうか。

座学の後、チェンソーの扱いに慣れるため少し玉切りを行いました。


そしてお昼には賑やかな昼食になりました。

画面左側では豚汁とイノシシ肉汁の大鍋、バーベキュー、芋捏餅焼き、五目おにぎり、松茸おにぎり、漬物がふるまわれ、真ん中では数か所で夫々中身の違うバーベキューです。
更に画面右側では、早くも午後の焼き芋の準備を始めています。
色々な食材を味見するだけでも広い敷地を歩き回らなくてはなりませんし、種類が多いのでとても全てを口にすることが出来ませんでした。
ところがすっかり寛いでいると、雲行きが少しあやしくなって来て雨粒が落ちて来ました。
雨粒はこの時だけで夕方まで持ちましたが、残念ながら昼休みは少し早めに切り上げ、大人は間伐実習、子供達とお母さんは別にチャーターしたマイクロバス2台で笠置山散策に向いました。

間伐実習で裏山に向う皆さんです。
昨年も感じましたが、いつもは静かな森にこんなに大勢の人が集うのは何だか不思議な光景です。


人数が多いので3班に分かれて実習を行ないました。
3班が互いに姿が見えないくらいまで離れて作業出来る程鈴村さん宅の裏山は、とても広いのです。

実習の様子です。
受け口を作る二つの切断面、追い口を作る一つの切断面を正確に切るのは簡単そうで難しいものです。
しかし、間伐の基本は正確な伐倒ですので時間を掛けて行ないました。


心配していた雨も昼の一時に落ちてきただけで後は降られる事も無く、3時過ぎには山から下りてきた子供達と合流して皆で暖かな焼き芋を頂きました。
こうして盛り沢山の一日が無事終了しました。
今回参加者がかなり多かった事で色々心配しましたが、打ち合わせをほとんどしていないにもかかわらず、協議会の阪本さん他参加者側のスタッフの方々、鈴村さんを始めまちづくり委員会の皆さん、工作教室講師の赤尾さん、そして森造隊の隊員の皆さんの積極的な働きで予想以上にうまく行ったように思います。
とてもいい経験になりました。
また皆さん一緒に楽しいイベントを企画しましょう。
参加するのを楽しみにしています。



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