『Buffalo Springfield』(1966) Buffalo Springfield

2009年12月06日 | ニール
うわい!賞与が出た!
あんま期待してなかったから嬉しかったなぁ。今年は勤務時間が伸びた分頂ける金額も多くなっちゃってウシシシ。ボーナスとまで呼べる額ではないですけどね。でもホント有り難いっ。
でも私、バカだから欲しいものってCDかレコードしかないのですよ、みなさん。
ってここ読んでるみなさんもそう?そうですよね??(笑)

そんなわけでちょい久々にネットで心置きなくCDを物色してウキウキ気分。音楽聴く意欲も満々!
そんな中、今日はバッファロー・スプリングフィールドの1st。
ホントは秋先に似合うアルバムなのかな、という気もしますけれど。

それこそ前回の『サーフズ・アップ』同様、このバッファローの『アゲイン』や『ラスト・タイム・アラウンド』も高校の時にドップリハマりましたです。同時期にリアルタイムのフリッパーズ・ギターがガッツリ引用してたもんだから盛り上がったなぁ。一人で(苦笑)

だけどこの1stは聴けてなかったのです。随分後になって97年に出たSTEREO/MONO収録した再発盤出た時にそれ買って。
その後に決定版のバッファロー・ボックスが出てそれも手に入れて。そのボックスの中にこの1stの MONO のアルバム丸ごと入ってるから単独のCDは売ってもいいんだけど何故か売れなくて手元に今もあります。
コレ、ジャケットも好きなんです。特にこのバンド名のロゴ・デザイン。ビーチ・ボーイズの『Pet Sounds』にもちょい似てるけど、こっちのがよりポップ。このフォント大好き。
黒でキュっと引き締まった中にこのポップなフォント!そして右の方で不適に微笑むニール!(笑)何気なくお見事。アトコのオリジナル盤で是非欲しいわー。

そうやってバッファローの中でも一番新しく出逢った1stは、比較的まだ新鮮な気持ちで聴けるし、そして徐々にどんどん愛おしくなってくるバッファローなのです。
後の2nd、3rdと比べて曲の粒がそれほど立っておらず、ちょっと緊張気味というか固いとこがあるんだけど、でもどれも統一感のあるフォーク・ロックてな質感がとてもいいんですよね、このアルバム。
あ、あとから追加収録された ”For What It's Worth” は別格で。コレは粒どんだけ立っとんねん!てなモンスター・チューンですもんね。
まぁ、これは明らかに1st収録曲とは捕らえない方がいいかな。この曲が入らない方がアルバムとしてはバランスが良いですもんね。


この1stは、ニール・ヤング作でリッチー・フューレイが歌う3曲がなんと言っても大好き!
”Nowadays Clancy Can't Even Sing” と ”Flying On The Ground Is Wrong” と ”Do I Have To Come Right Out And Say It” の3曲!
早くもニールのメロウな資質がバリバリに出ちゃってて、リッチーの甘い声とスティルスの男らしいハーモニーで彩られて絶品なこの3曲。
ニールの作なのに自分で歌わないという、こういうことって後になるとないことじゃないですか。ボックス収録のヴァージョンででニールが歌うデモを聴けるのですが、このデモ聴くとよく分かるんだけど、ニールこの時は自分で歌うことにまだ自信がなかったんですよね。緊張してるのがすごく伝わってきてコレはコレで好きですけれど。

でもそうは言っても一番存在感があるのはやっぱスティルスで!スティルス作の "Go and Say Goodbye" "Sit Down I Think I Love You" "Baby Don't Scold Me" なんかは既に早々とクラシックの域に達してるというか。曲としても歌い手としても堂々としたもんです。

本格的に寒くなってまいりました。アメ・ロックで心暖めるといきましょうか♪


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13 コメント

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いい娘になって (moondreams)
2009-12-06 10:05:44
出来るだけブログを続けて”僕のそばに居ておくれ”!賞与だっってレコード&CD以外に”モスコは 使わない!”と宣言しちゃってくれるから大丈夫かな?(笑)
久しぶり~。僕も97年に出たmono/stereo HDCD盤を持ってます。でっ、この3曲。モスコさんが言うように”ニールは歌わない”けど自信がなかったみたいだね。旋律が美しく心が温まります。ブックレットに載っているピンク色の壁の前で爆笑しているもっさり男から紡ぎ出されたとは到底思えない・・・。(笑)
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今の感覚でバッファローを (sugarmountain)
2009-12-06 15:39:02
ニール・ヤングが重鎮となった今の感覚でバッファローを振り返るとヤングとスティルスが結成したルーツ・ロックのルーツ(変な言い方)のバンドといったものでしょう。でも最初はスティルスが歌のうまいリッチーとエバリー・タイプのコーラスができるロック・バンドを作りたくてそのためには強力(?)なギタリストが必要で旧知のヤングをバンドに加えたのが始まり。
ですから結成当時のフロントはリッチーだったんですよね。だからヤングの曲も歌ったり、スティルスとハモる時も主旋律はリッチー。
だから「フォー・ホワット」が追加される前の1stプレスで聞くとリッチーがメインと分かると思います。それが「フォー・ホワット」が入ることでモスコさんも書いてるように印象がガラっと変わってしまい、スティルス色が強く感じられるから不思議です。
ジャケットみてもリッチーがメインというのが見て取れますよね。マーティンとパーマーなんて顔半分(どっちか分からんけど半分の上にアトコのマークまでかぶさってますからね)というひどい扱いです。しかしメンバー5人のはずなのにジャケで6人なのは何故なんでしょ?ジム・メッシーナじゃないだろし誰?座敷わらし?


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すみません (sugarmountain)
2009-12-06 20:36:34
家に帰ってCDのジャケ確かめたら真ん中上と左下は紙の色からしてもデューイ・マーチンでしょうね。で右下がブルース・パーマー。デューイはアトコのロゴで顔が隠れてるので2枚のっけたのでしょうか。

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>moondreamsさん (モスコ)
2009-12-06 22:38:22
ひゃっほい!
moondreamsさん、お元気ー?

お久しぶりに頂いたコメントすごい!
私の好きな3曲の邦題がちりばめられてる!(笑)
タノシ~♪

あ、またお揃いのCDですね。
ありゃホントだ、HDCD盤って書いてあるコレ。
wiki見てみたけどよー分からんわ、HDCD(苦笑)音がいいのかな?

ブックレットのその写真、言われてみれば笑える。
もっさり爆笑してるニールも変だけど、横のスティルスもちょと変ですよね(笑)
その反対側で大丈夫かいなコイツら...と引きながら見ているリッチーとデューイ。
そして真ん中で我関せずのブルース・パーマー(笑)
個性バリバリ出てますな。

moondreamsさん、ありがとう来てくれて!
いつでもお待ちしてますからね~!
気が向いたら本編もいつか再開してね。
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>sugarmountainさん (モスコ)
2009-12-06 22:49:25
そうそう、sugarmountainさんがおっしゃってる通りの写真の並びだと思いますよー、メンバー。
座敷童て(笑)だれ?ブルース・パーマーのこと?(笑)

>デューイはアトコのロゴで顔が隠れてるので2枚のっけたのでしょうか。

いや、違うと思います。デューイ・マーチンだけ2枚の理由。
それは彼が目立ちたがり屋のいっちょかみだからだと思います!(笑)
いやでも冗談抜きでホントにそう思います。宣材写真でも”Good Time Boy”からでも想像できますもん。なんかで読んだこともあるし。

>ですから結成当時のフロントはリッチーだったんですよね

へぇ~、なるほどぉ。面白いですね。
だけどあの二人の灰汁とエゴが強すぎてリッチーはすぐさま清涼剤的な立場と相成ってしまったわけですね。

そうやって今の感覚をちょっとずらして想像しながら聴くのもまたオツなものですね。
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Unknown (北沢オーストラリア)
2009-12-06 23:03:35
この1stならエントリ済み(モスコさんからもコメントいただきましたね)なのに2ndは放置、3rdは聴いたこともない北沢オーストラリアでございます。

このお得な抱き合わせ盤も最近、ご無沙汰ですね~。振り返る良い機会かも知れませんです。何しろモスコさんのエントリ内容とsugarmountainさんのコメント内容には目からウロコなもんですので。

結局、紙ジャケット仕様では発売されてませんねぇ。
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>北沢オーストラリアさん (モスコ)
2009-12-06 23:37:06
あ、こちらにもコメントありがとうございまっす!

2ndと3rdもったいない!
放置ってことは2ndはお手元にある?聴いて下さいまし!

これだけ個性が強い(特に二人!)人たちの集まりだから、背後にも物語が色々豊富でとても面白いバンドですよね。

デューイ・マーチンは目立ちたがり屋だとか、あれこれ勝手に想像するのもまた楽しいし(笑)
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苦手、バッファローかぁ (デフレおじさん)
2009-12-07 09:45:42
デフレ親父はリアルタイムにサイケデリックまっさなかの西海岸でB・スプリングフィールドを知ることはなかったのです。

なにしろモビーグレープとバッファローは“はっぴえんど”経由という完全後追い。
しかもFEN育ちの彼等と田舎の高校生では理解不能領域でした。未だに苦手で…
70'sにソロアーティストとして活躍始めるメンバー達がかつて在籍していたスーパーバンドとして認めざるおえない、という手に負えないレジェンドであります。

今回も若い皆さんがキチンと把握し愛情に溢れたコメントをよせられるのを読むと、やっぱり残念なキモチ一杯になり、焦る57歳。

“LastTimeAround”87点。これが親父の精一杯だぁ あぁ~あ
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>デフレおじさん (モスコ)
2009-12-08 05:53:06
おじさん、おはようございます。

あら、バッファローダメ?それはちょっと意外ですね。
87点と高得点の3rd、しばらく聴いてないなぁ。
今手元にないんですよね~。昔テープで聴いていたから。
ちゃんとCDで持たなきゃな。
ボックスだと3rdは不完全な形で収録されてるんです。
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赤いシャツのバッファロー (kura_mo)
2009-12-08 21:38:54
ああ。。バッファロー。
永遠の、そして最高のグループですね。彼らのことを考え始めるとまともじゃいられない。
その未完成さ故の魅力は、永遠にクラシック化されることを拒んでいるかのようです。

セカンドを最初に聴いて混乱した頭も、このファーストのおかげで解きほぐされましたね当時は。ロック名盤ガイドは時にアテにならないものです。

「Burned」はバンドやるならカヴァーしたい曲永遠の1位です。
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