『The Cribs』 (2004) The Cribs

しごとのことでアップダウンの繰り返しの日々。
器の小せぇ人間でございやす。
だけどね、焼き肉食べ放題ナイトと With A Little Help From My Friend のおかげでずいぶんと調子も戻ってきました。
ぬたぁん『バガボンド』、と力抜いていきたいものです。


そんなちょい疲れ気味の日々に、それを共有してくれるかのように、ちょい荒れた音でヤケクソ気味に歌われるうた！
しかも超ポップなやりかたで！
ずーーとここんとこ夢中なのです、クリブスに！！


やー、ここまでいいバンドだと思わなんだ！！！
私がブログを始めた年に彼らの２ndが発売され、信頼してるブロガーさんたちの記事にその２ndがいくつもあがっていて、しかも絶賛系が多かったことを覚えています。だけどそん時は私はタイミング合わず試聴止まりのままに。
んでっ！時が経ちつい最近！中古屋でクリブス全部あった！
なので今私の中で流行ってる全部買い！（荒れてますな・・・ちゅ、中道はどこへ・・・）
まぁ、全部と言っても３枚なのですけどねっ。

そうして１stから聴いてったわけですが・・・。何コレ・・・！！
聴けば聴くほど最高っす。もうめちゃくちゃ面白いっす。
とにかくロックとかポップのツボをよくもまぁこんなに知ってるなぁ若いのに、てな感じでそのマエストロ振りがニクイほど頼もしい。
いちいち素晴らしいの、歌が、演奏が、メロディが。
青い疾走感が、荒れ狂う想いが、そしてそのプライドが。

インディー・ロック好きとかギター・ポップ好きとかネオアコ好きとかも。
あとそんなジャンル分けなんてしゃらくせえわ！ただのいい曲が聴きたいんじゃ！って人にも。
通でウルサ型の人も、ウブでヤングな人も、みーんな大大満足させられる希有なバンドだと思いまっす。
最っ高！


クリブスと言えば謎な髪型も気になりまっす。
ホントはカッコイイのに（ゲイリーの方）。ワザと、ですよね。
その微妙にハズす感覚。これが音にもすんごい表れてて、一筋縄でいかないとこに強く惹かれる！
わざとヘロヘロな節回しとか音程ちょい外し気味に歌ったりとかにカッコだけじゃなくて、ちゃんと美学があるんだよなー。
曲の骨格が超強力だからそんなんでも全然平気だし、余計に光り輝くんですよね。あぁもうたまらんわ。

今日のご紹介は１stなんだけど、完成度がさらに上がってる２ndも等しく最高。ジャケは2ndの方が好き。
ただ３rdだけはまだもったいぶって聴いてないです。
犬が大好きなホネのおやつをどっか掘って隠して後の楽しみに置いておく気持ち、めっちゃ分かるわ、私。
（で、どこに隠したか忘れたるんですよね・笑）

１stを選んだ理由の１つはM-3 ”The Lights Went Out” ！この曲に今メロメロです。
曲の出だしからもーキュンキュンなメロディとギターでヤバイ。一度聴けば頭から、いやハートから一生取り除けないよ。
でもこの曲だけじゃなくって全曲当たりなんですよねー。すんごいわ。

そうそう、余談ながら（全部余談のようなもんですが）クリブスの、特に１stの曲ってなんか全部、”ディグジーズ・ダイナー" を泣きながら高速でやってるようなそんな感触を受けるんですよねー。
らざぁーにゃあぁぁぁ♪

まぁ、とにかく好き。頼ってる。噛み締めてる。ときめいてる。

TVとかから流れてくる J－Pop のどんな「がんばれソング」聴いても全然がんばれないけど、彼らの音楽には元気と勇気とヤル気をもらえて、よっしゃー！てなります。