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白内障 手術 雑感

とりあえず退院しました(^^)
先ほど帰宅。

入院時の雑感をば。

今回手術した白内障についての記事です。興味ある人だけ読んでくださいね。

(入院中に書いているので、途中で言っていることが変わってきたりもしますが、あまり細かいことは気にしないで。)

 あくまでも個人的な考えですが、白内障は病気ではなくただの老化だと思います。治療が必要とする程度は人それぞれ。白内障と言われたからと手術するのではなく、生活に不便を感じるようになったら手術するのでいいと思います。
 生活に不便を感じるレベルと言うのは人それぞれだと思います。草むしりをしたいのだが草が見えないとう人、テレビ新聞が見えない人、仕事に支障がある人。まぁ人それぞれなんだと思います。
 自分はと言うと、車の運転に支障が出てきたので病院に行きました。というか、通院はしていたのですが、先生に「最近外で非常に見づらいのですが・・・」と相談したら「そんなはずはないけどなぁ」と言われて、こりゃ他の医者に行こう、と思った次第です。
どれくらい見えてなかったかと言うと、光の加減にもよりますが道路標識の文字が見えない(”読めない”ではなく”見えない”です)、信号の色が分らない。人や車。建物がシルエットでしか認識できなく、交差点に立つ人が分らない。人や車が動くと、動いてからやっと、そこに人がいるんだなと判るような感じでした。こりゃ。このままだと近日中に事故を起こすなと思って、医者に行きました。
 それと左が緑内障なんですが、今まではほとんど自覚症状が無かったのですが、白内障の進行と共に、明らかに視野の欠けが自覚できるようになってしまいました。左目だけで見ると右側が全然見えないんですよね。まぁ、そんな感じでした。
幸い屋内では普通どおりに見えるので、仕事は問題ありませんでした。ただ屋内でも逆光だと1m先の人の顔も全く見えないという状態でした。


 いつからこんな風になったかと言うと、
2011年4月某日、朝起きたらいきなり悪くなっていました。今思えばこれはラッキーだったかもしれません。徐々に悪くなると病院に行くタイミングが分りづらいと思いますが、僕の場合は、これはマヅイとはっきり分る瞬間があったので踏ん切りがつきました。

 手術することになってからは晴れの日には極力運転しないようにして、通勤は自転車。雨の日はサングラスして帽子をかぶって運転してました。
沖縄の旅行中は、コンタクト+濃いサングラスをしてましたが、当然スピードはかなり抑え目で走ってました。
仕事中は、蛍光灯の明かりも眩しいと感じるので、常時色付のメガネで作業してました。

 仕事してるときは正直言って、早く手術したかったです。
特に中国の出張はつらかったですね。

 手術前は少しドキドキしましたが、なんだか待ちくたびれてしまい、やっとかぁ、という感じでした。
名前を呼ばれてトイレに行き待機。
手術室に連れて行かれ、中に入るとまつげを切られました(笑)。で、ガウンのようなものを羽織って、エアーシャワーを浴びて、すぐに台車に乗せられました。その後は流れるように作業が進められました。ドキドキする暇も無いくらい。
台車に乗せられたら、なんと胴体と手を紐で固定されまして(笑)。その後眼の洗浄と点眼による麻酔。これが結構ひりひりしまして、手術よりそっちが気になって仕方がありませんでしたわ。しばらくすると台車ごとゴロゴロ移動させられまして、手術用の機械の下にセットされました。
手術室は見えなかったので良くわかりませんでしたが、すぐ隣でも並行して他の方の手術が実施されているようでした。「はい、もっと力を抜いて、あごをあげてくださぁ~~い」とか言われていましたので。
手術はまぶたを開いた状態で粘着テープみたいなものを貼られ固定されました。視界にあるのは3つの眩しい光の点のみ。あー、なるほど誰かHPで見たとおりだ、と思ったら、手術開始と共に器具が目の前を横切るのが見えるんですよね~(笑)。そのHPには何も見えないと書いてあったぞ!だからといって眼に針が刺さる瞬間が見える訳ではないのですが、ちょっとドキドキしますわ。手術中はいろんなことをするたびに、眼球をグリグリと押される感じが伝わってきます。しばらくすると、いきなり光の点がぼやけて目の前が白い光りだけになりました。あー、水晶体がなくなったんだぁと実感。このままだったらどうしようとか思いながらグリグリされてました。手術中、ちょっと下を向いてとか上を向いてとか言われて眼球を動かすのですが、光の点が見えなくなると目標物が無くて、ちょっと下を見てと言われても、実際に何処見てるのか、ちゃんと眼球を動かすことができているのかわかりませんでしたね。
しばらくすると、虹色のキラキラした光と共に光の点が見えるようになりました。
その後もグリグリ。
テープをはがされると、はい終わりですと声が聞こえ、台車ごと移動しました。
「目薬を点しますので眼を開けてください」といわれたときには手術直後のためか何も見えず。そのため成功したのかちょっと心配でした。術後はその日はずっと安静にしていました。手術していない右目は見えるので、普段どおりの生活をしても問題ありませんよと言われましたが、右目だけでは歩くだけでも危なっかしいのと、何か見ようとすると左の眼球も動くのが気になって、寝てるのが一番って感じでした。
白内障の手術は日帰りでもできますという病院が多いのですが、まぁ、なんにしても安静にしてるしかないよなぁって思います。

 手術した日は、眼をぶつけたような鈍痛がしていましたが、一晩寝たら痛みもありませんでした。
朝、点眼されるときに初めて眼帯が外されると、普通に天井が見えたので、この時点でちょっと安心できました。

 視力検査時に、周りの明るさ、色の鮮やかさに驚きました。初めてメガネをかけたときもこんな感じだったかなぁ。そういう意味では手術後に沖縄に行ったほうが良かったかなぁと真面目に思いましたわ。
視力は手術前は0.04でしたが手術の次の日には0.7ぐらいでした。まぁ2ヶ月ぐらいしないと視力が安定しないと言うことで、これは様子見ですな。
手術前から分っていたことですが、「完璧な老眼」になりました(笑)。ピントの合っているのは2m先ぐらいから。手元は完全にピンボケ状態です。読書やパソコンの画面が見えるかちょっと微妙なボケ具合です。車のスピードメータはなんとなく分るかなぁ、ぐらいの感じ。写真を見るときは、メガネがないとダメなのは間違いないです。

 仕事中にパソコンや本の字が見えるかなぁ。
いつメガネを作ろうかなぁ。。。

2日目の晩御飯。
 一口食べたら猛烈な吐き気。。。(^^;)
なんとか3口食べたけど、このまま無理に食べても吐くだけだなぁと思い、通りかかったかわゆいナースに相談。

そうそう、今回夕方の健診に来るナースさんはどなたもかわい子ちゃんでした ヽ(´▽`)/
=>訂正:かわい子ちゃんの時もありました。

 で、しばらくすると先生と相談した結果ということで
胃腸薬とゲロ袋をもらいました。
先日から”かなりの抗生剤を投与しているので、胃が荒れているのかもしれません”と言うことでした。できるだけたくさん水分を取ってくださいとのこと。
食べると吐き気がするのですが、食べなければなんとなく胃のむかつきがある程度。
まぁ、このまま寝ようと思い薬を飲んでおやすみなさい状態でした。

 次の日の朝にはなんとも無く、普通の食事できました。ただ、その時の体温が36.9度。平熱の低い自分からするとちょっと熱がある感じでした。

3日目の朝。2回目の手術、右目の手術です。
何をやるのかわかっているので、逆に緊張の度合いが大きかったですね。
体温37.1度。ちと高めでしたが特に問題無さそうなので、気にしないことにしました。

 手術は1回目はI先生。2回目はS先生。
I先生はグリグリって感じで作業されましたが、今回の右目はガンガンいかれた感じ(笑)
おかげで手術時間はものすごく短かったです。ただ痛かった。1回目はグリグリされながらも平静を保つことができましたが、2回目はこぶしをぐっと握り締めて歯を食いしばって我慢しましたわ(笑)
手術室に入ってから出るまでの時間が、1回目は40分、2回目は30分程度。結構短いでしょ。
HPでうたわれているように手術時間15分と言うのも嘘ではないですね。

 2回目の手術。
術後に気になる刺激が続きまして。
眼の奥がズキズキする感じ。
1回目には無かった感じで、しばらく気分が悪い時間が続きました。
7時間後、消灯。すると眼の痛みが和らぎましたわ。

 今回眼帯生活をしてみて判ったんですが、左目は眼をつぶるとそのまま感じる明るさも暗めになるんですが、右は目を閉じてもひたすら光を取り込もうとしてるんです。眼を閉じても絶えず眩しい感じ。術後は眼を閉じて眼帯をされているのに、蛍光灯の光を感じて、眼の奥がズキズキしていました。
これね、手術が原因と言うわけでなく、出張先のホテルで灯りを点けたままだと眠れない理由でもあるんで、普段からそうみたいです。
今回は、ちょっと困りましたが、消灯時間になったら、普通に寝れました。


 入院中は、睡眠時間が多すぎるのと、大部屋ならではの不便さで、よく眠れません。っていうか寝すぎなんですよね。
眠れない時間にロビーに行くと大抵他にも同じような人がいますわ(笑)
そういう人といろいろ話をすると気がまぎれたり安心したりしますね。日帰りでの手術も可能ですが、いろんな面で安心ですから、僕は入院がオススメです。ただコレは人によりそうです。家に帰ったほうが居心地が良いし、ゆっくりできるって言う人も多いでしょう。

4日目の体温36.4度。
朝の点眼時に右目も一応見えたので、安心感アップ。

 左右とも開いての初めての診察。
先生の顔が始めてはっきり見れて嬉しかったです。
左右の視力については、まだ手術の翌日なのでなんともいえないけど、右のほうがちょっと視力が弱いけど、その分近くがはっきり見える感じ。ただ、それほど左右の違いは無く違和感なし。実は結構それを心配していたので、まずはほっとしました。

さすがにパソコンや新聞、書類が見れないのは困るので、退院時に老眼鏡の用の処方箋をお願いしました。

明日の退院の日に検査とのこと。

何はともあれ、4日目にしてやっと安心できました。

そうすると気になるが、実は・・・

橋ジャンプ。。。

 入院中にいろいろな患者さんを見ましたが、眼をぶつけて出血する人、レンズがずれてしまった人。そういう人を見ると、橋ジャンプはやめておいたほうがいいのかもしれませんが。まぁ、来年沖縄に行くときに、先生に相談しようと思います。


橋ジャンプできるかなぁとか
パソコンの画面が見えないとか、
携帯もデジカメの画面も見えないとか、今はすごく不便なんだけど、
それでも見える嬉しさというのが実感として湧いてくると、なんだか心の底から嬉しくなってきますね。
体の中でファンファーレが鳴り響いているような嬉しさ。沖縄の海で、ヤッタァーーーーと叫びたくなるような気分の高まり。とにかく4日目の朝は嬉しかったなぁ。

 入院中はパソコンを持ち込んでiTunesで音楽を聴いてました。
この妙に嬉しいときは、一人で盛り上がってましたわ。

4日目の午後から視野の検査。
今後は緑内障の検査や治療になります。

 手術の時期なんですが、冒頭に不便になれば行けばいいと思いますと書きました。ところが入院中にいろいろな方と話してみると、一概にそうとは言えないようです。重症の方や他の病気を併発している場合には、同じ手術をしても手術自体も大変そうですし、術後の経過も変わってくる場合があるようです。ただ患者さん同士の世間話の中での話しで、医学的根拠に基づいてませんのであしからず。

 今回手術してみて思ったのは、
白内障で不便を感じるようであれば、無理に我慢したりする必要はあまり意味が無いなということです。
 ネットで見かけた心配な事例で、術後に”柱が曲がって見える”とか”階段が怖く感じる”というのは一切無く、明るく鮮明な世界が待っていました。噂どおり”完璧な老眼”になったので、パソコン、新聞、携帯の文字は読めませんが、どうせ歳をとれば老眼鏡をかける必要に迫られるわけで、そのタイミングがちょっと早くなっただけです。
まだ完全に普段の生活に戻ったわけではないので、これから不便なことが出てくるかもしれませんが、それはまたそのときにでも報告します。

5日目
とりあえず手術が問題なく終わり(そんな大げさな手術じゃないし(笑)、無事に退院できたので嬉しく思っています。

 家に帰ってきたら、見えなかった新聞の文字やパソコンの文字が見えるようになってました。3日でこうも変わるのか!?と言う感じです。
そのかわり、遠くが少し見づらくなってきたかなぁ。今なら眼鏡無しで車の運転ができますが、もしかしたら視力が安定する頃(2ヵ月後)には、眼鏡が必要になるかもしれませんが、まぁ、それはそれ。納得して付き合っていこうと思います。

何はともあれ、無事に終わって帰ってきたのを嬉しく思います。

退院時に思ったこと。
街を走る車がみんなピッカピカだわさ。結構なポンコツでも新車に見える(笑)。早く自分の車を見てみたいっす。

by Gakky

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
手術ご苦労様でした。 (BK)
2011-08-05 16:20:06
目の手術ということもあって大変心配されたご様子、少しずつ見えるようになって良かったですね。2~3ヶ月もすれば隼が通り過ぎても判断できそうですね。これで宮古の朝日も夕日も、一段と鮮やかに刻み込まれることでしょうね。

本日はいわゆる半ドン。地元の商店街の商品券(1万円で1.1万円の券)の発売日とあって妻と行く予定にしていたのですが、既に妻が買っておいてくれました。
 
 
 
おつかれさまー (sperry)
2011-08-05 17:08:50
なんか読んでて、ドキドキしたわ(^^;)
でもホンマ無事終わって良かったです!
最近近所のちっちゃい目医者さんでも
手術とかやってるので、きっとかなり進歩してるのでしょうけど
やっぱ怖いですよね(汗)でも自分ももしなにかおかしいと
感じたらすぐに病院行こうって思いました。

とにかくお疲れさまでした!
一息つけて下さいね~(^^)
 
 
 
ありがとうございます。 (Gakky)
2011-08-06 10:03:08
簡単な手術と判っていても、多少不安はあったので、今はホッとしています。視力はどうなるか判らないので、2ヶ月は眼を大事にしなければと思っていたのですが。パソコンの画面が見えるとなると、どうしてもいろいろ見たくなってしまいダメですね(笑)。無理させないようにしなければ。

隼は、たぶんダメです、速すぎて!
300km/hは絶対見えません(笑)
 
 
 
ただいま、です。 (Gakky)
2011-08-06 10:10:45
どうもありがとう。
他の患者さんで、やはり車の事故を起したから来た、というおじさんもいました。
患者さんの多くは60代後半以降の方がほとんど。
60代前半でも、「お若いのにぃ~」って言われるくらいです(笑)。僕らくらいの年代ではまず大丈夫だと思いますが、自覚症状があれば、かなり悪いと思うので、目に関しては早目が良いかもしれませんね。
ちなみに緑内障ならすぐにちゃんとした医者に行ったほうがいいです、多分。

sperryさんも、気をつけてくださいね。
 
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