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超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
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もう一つの心配事

2020-05-13 | 独り言


ココペリが笛を吹くと地面から緑が吹き出し、花が咲き乱れ、木々は生い茂り、動物たちは次々と子供を産み落とす…

いや、今回はココペリの話ではない。
このココペリを生み出した土壌、アメリカ先住民族の住むナバホ居留地にて新型コロナウィルスが蔓延し、危機的状況だと知って驚いているのだ。

まずは位置情報を。

ユタ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州に囲まれた青い部分がナバホ居留地。
その中の黄色い部分がココペリを崇めているホピ族の居住区。

ここには、「観光資源としてココペリをモチーフにしたアクセサリーなどを手作りしてるホピ族の作家が沢山いる」と、町田にある『kokopelli』を訪ねた時に店主から聞いていたので、今はその作家さん達(勿論、面識などないのだが)の事が心配でならないのだ。

で、この現状に始めて気がついたのが9日に目にしたこのツイート。

いきなりだったからかなり驚いた。
こんな情報、日本のメディアはまず流さないよね。
しかも、「感染者が多い!」と連日報道されてるN.Y.やN.J.より酷いとは…。

更にTwitterをずっと遡ってみると…

この3/17のツイートが最初か?と思われる。

そして…


4/2のこのツイート。
Yahooニュースになっていたなんて全く気づかなかったし。

そしてこれは一昨日のツイート。

アイルランド、素晴らしい対応!。

これだけではまだまだ情報不足だったので、ブックマークしているホピ族のサイトを見ると…

やはりこの窮状に関する特設ページがあった。

部族の代表がこの窮状を切実に訴えていた。
英語なので大筋しか判らないけどね。

国からは殆ど支援がない(トランプの奴め💢)ので、『国境なき医師団』が動き出したようだ。

居留地は当然のように外出禁止令が出ているのだが、その居留地に取材に入ったレポーを見ると…












当然のように観光客もシャットアウトしているし、住人でさえも外出を控えているので、ひたすら閑散としている。

現状を確認する為に近隣(Winslow. AZ)の医療機関に入ってネイティブの担当者にインタビューをしていたが、居留地では手を洗いたくても水道インフラが充分ではないのが大きな問題となっているらしい。
これはある意味仕方ない。
『居留地』と言う狭いエリアに押し込まれ、外部とは極力接触を避けてここまで生活し続けて来てるのが現実なのだから。

しかし、感染者は既に1000人以上(一説では3000人とも)が確認されていると聞く。
医療事情が良くない事もあり、この数字は日毎に大きくなるのが避けられない状態のようだ。
うーむ。
何とかならんのかね?。
国境なき医師団に頼るしかないのか?。
この居留地だけ特別扱いする訳にもいかないだろうし、何とももどかしいのだ。

遠く離れた日本で思う事は、このコロナ渦が1日も早く終息し、先住民族の方々が安心して暮らせる日常に戻り、ホピ族の精霊であるココペリがまた笛を吹いて踊り、土地が肥え、人々に笑顔が戻りますように……これに尽きる。















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