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超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
since December 8, 2009

武蔵府中熊野神社古墳

2020-03-19 | 散策



先週の定休日、天気良し。
リカルドを西に走らせ、先ずは武蔵国分寺跡を目指す。

途中、『ふくろう茶房』発見。

フクロウやミミズクが好きなので、いずれ機会を伺って訪れよう。
今日はスルー。

江戸時代、この辺りは徳川家の狩場だったことから、『お鷹の道』と呼ばれる何とも雰囲気のある細い道がある。
その道に沿って建つ長屋門。
武蔵国分寺跡は、もうすぐだ。

着いたw。
ここもこの写真だけでスルー。

リカルドを南に向け、一路、府中方面に向かう。
甲州街道の手前を東に折れた所に…

『熊野神社』が鎮座している。

謂れもきちんと読みましょう。

そして、その境内に『武蔵府中熊野神社古墳』がある。

いや、奈良あたりの有名な物を除いて、さして古墳になど興味もなかったのだが、東博で『出雲と大和』展を観てから、俄かに熱が出たのかも。

「そう言えば近隣にも古墳があったっけ」と、古い記憶を呼び戻し、Googleでチェックした上で訪れたのでした。

綺麗に石が詰まれ、復元されている




平成17年7月に国の史跡に指定されている。
では、ぐるっと一回りしてみよう。










府中市のHPによると、この古墳は…

国史跡武蔵府中熊野神社古墳は、国内最大・最古の上円下方墳で、1段目が約32メートルの方形、2段目が約24メートルの方形、3段目が直径約16メートルの円形を呈する3段築成の古墳です。高さは復元高で約6メートルを測ります。
平成15年の調査により上円下方墳と確認し、平成17年7月14日に国の史跡に指定されました。
現在は、保存整備工事が竣工し、1350年前の築造時の姿をご覧になれます。横穴式石室は、保存のため埋め戻しをおこなっておりますので、内部の公開はしていません。墳丘の表面は、2段目・3段目の全面に石が葺かれ、1段目の外周に切石が並べられていました。墳丘の中心部に、3室から成る複室構造の切石積横穴式石室があり、石室下には掘り込み地業が行われています。石室の切石は、表面を滑らかにする細かな仕上加工が施されていました。】

…とのことです。

他の資料から追記すると…

✴︎築造されたのは飛鳥時代の中頃(約1350年前)
✴︎この形〈上円下方墳)は全国的にも稀少
✴︎被葬者は誰なのか不明だが、相当な位の人物だったと推測される

ふむ、勉強になりますな。

Google Map で鳥瞰すると、こんな感じ。

隣接する古墳展示館には石室内部も復元されているが、この日はやはりコロナウィルスの関係で見ることは出来なかった。

また、全く知らなかったのだが、この府中、分倍河原には他にも2つの古墳があるようだ。
こちらもいつの日か訪れよう。