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超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
since December 8, 2009

高水三山(1/3)

2020-11-16 | 山歩き



快晴続きの東京地方。
これはもう行くしかない!って事で…
青梅市の『高水三山』と呼ばれる3つの山を縦走するべく出発!。

電車を乗り継ぎ…

08:15、青梅線の軍畑駅に到着。
夏の暑い時期に涼を求めて『御岳渓谷』を歩いた際に降り立ったのもこの駅。
お世話になります。


「ようこそ青梅へ!」

駅前のベンチでトレッキングシューズの紐を結び直し、いざ出発(08:25)!。

先ず最初に目指す『高水山』の登山道入口までは舗装道路を30分程歩くのです。

殺風景な都道193号線の途中にはこんな地蔵も。

ここが都道との分岐、平溝橋。
左の道へ進みます。

次の分岐には『高水山登山道入口』の碑が。
『高源寺』への参道でもあるね。

こちらが『高源寺』。
トイレもあったけどスルー。
まだまだ舗装道路を登ります。

青空に柑橘類。
目の保養になります。

08:56、高水山の登山口に到着。
さー、登るよ!。

すぐに砂防ダムが現れた。

杉林の仲をずんずん進む。
早くも汗が💦。

高水山三合目の石柱。

杉の木ばっかりでげんなりする。

09:32、一瞬だけ展望が。

一本道だけど道標が。
距離や時間が書いてあると励みになるのだけどなぁ。

そしてまたひたすら杉林の中を登る。
早くも飽きてきた。
根っこが露出してて登りにくいし。

こんな写真にしかならないw。

黙々と歩いて、09:55。
八合目通過。

まだまだ続く登り。
ここらで植生が少し変わって、明るい緑色が目に飛び込んで来る。

倒木注意。
木々は、やや色付いてる。

10:06、常福院手前の道標。
高水山はまだかー⁉︎。

【2/3に続く】


高水三山(2/3)

2020-11-16 | 山歩き



『常福院』脇の紅葉が綺麗だったので、暫し休憩。

ほーらね。

いいじゃないか!。

多分『高水山』は近い!。

ここも景色良し!。

紅葉の向こうに奥多摩の山々が望める。

ズームしてみると、後方左は『大岳山』ですか?。
すると、右は…『鍋割山』か『高岩山』か…。
次回から地図の他に方位磁石も必要だな。

そして、間もなく『高水山』山頂に到着!。
10:18だから、歩き出して2時間弱だ。
今のところ良いペース。

山頂は展望なし。
チョコレートと水分補給で小休憩。
15分後、ベンチから立ち上がる。

次に目指すは『岩茸石山』!。

ところが、『高水山』からの下りが怖いのなんの。
急である事に加えて、木の根が乱れに乱れて絡んでぐちゃぐちゃ。
手袋を装着して、木を抱くような格好で滑らないように一歩一歩気を付けて歩かないと大変なことになる。
あー、これまでの行程で一番怖かったわ。

余りの恐怖で、クリアーした後に振り返って写真を撮るのをすっかり忘れてた。
うーむ。

さぁ、気を取り直して歩こう!。

そうそう、ずっとこんな道が続くなら楽なんだけどね。

奇妙な赤い実をつけた植物だ。

道が平坦だと目線にも余裕が。

これは『コアジサイ』らしい。
更に黄葉すると綺麗だろうな。

10:51、尾根に出た。

『岩茸石山』の山頂は目前!。

山頂前のパノラマ。
恐らく北東方向。

西武ドームと、奥には都心が望める。

そして…

11:05、『岩茸石山』の山頂に到着。
標高は3つの山の最高峰で793m。

ついついパノラマで撮りたくなる絶景。

こちらは奥武蔵方面らしい。

青空が気持ち良い!。

いいねぇ、溜め息が出る。

紅葉した木を前にランチタイム。
甘くて温かいコーヒーが美味い!。

立ち去り難い景色。

ススキも絵になる。

タップリ45分休憩して、次なる『惣岳山』へ!。


【3/3に続く】


高水三山(3/3)

2020-11-16 | 山歩き



さぁ、最終行程です。

『岩茸石山』を後にすると…

いきなりこんな岩場の急下り。
見上げてみるとでそうでもないけど、これがねぇ、怖かったんだわ。
まぁ、太い木の根っこが絡んでるより足場はマシなのだけど、いやぁ、難儀したさ。

それでも頑張って歩けば、やがてこんな景色が見えて気持ちがスッとするのだ。

そして、徐々に展望が開けたぞ!と思った先には…

こんな異様な景色が。

植林されていた杉の木の伐採現場だね。
切り株が痛々しい。

ひゃぁーっ、よくもまぁこんな急斜面に大量に植えたもんだわ。

そして、本来ならこの伐採中の杉木立の中に比較的緩やかな道があったのだけど、現場が立ち入り禁止となっているので迂回路を歩かねばならないようになってた。
この道がまた急斜面の上に例によって根っこが蔓延ってて歩きにくいのなんの。
「一体、こんな山の何が楽しくて来たんだか⁉︎」と心の中でずっとブツブツ言って歩いてたのだよ。

そんな過酷な登りを終えると、このような少し楽な道に。
それでも写真で見るより遥かに急なのですよ。
もう、ヒーヒーゼーゼーですわ。

そして、ブツブツ悪態をつきながらも756mの『惣岳山』の山頂に12:35に到着。
後は御嶽駅まで500m下るだけ!。

とにかく、一息入れてから出発。
杉林の中をズンズン歩く。

ほら、正規の道(高水山への巻道だったのだね)は通行止めなのですよ。
御嶽駅までは、あと3kmだ。

この下りは全然楽だけど、所々にかなり急な岩場があったり、とても滑りやすい悪路があったりで辛い。
杉の木の根っこが露出した道で一度滑って尻もちついたわ💦。

ひたすら杉林。

帰宅してから調べたら、これは毒のある『マムシグサ』らしい。

ここで最後のエネルギー注入!。
って、たいして力にはならなかったのだ。

御嶽駅はまだ先。

そして、やっとの事で杉林の向こうに下界が見えてきた。

やっと降りて来たーっ。
御嶽駅裏の『慈恩寺』。

約6時間ぶりの青梅線の踏切。

降りて来た山を振り返る。

踏切を越えた先にある『玉川屋』。
蕎麦の有名店とは聞いていたが、空腹より疲れが勝ってしまい、そのまま駅へ。

『御嶽駅』ホームより。
9月に来た時も同じ様な写真を撮ってたなw。

…と言う訳で、無事に高水三山縦走が終了しました。

もう一度、基本情報をレビューしておこう。



なるほど。
しかしさ、ネットには『小学生のハイキングコース』なんて紹介されていて、まるきり初心者向けだと安心して臨んだのに、こんなに厳しい縦走になるとはね。
先月の『草戸山』より遥かにキツかった。

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             参考時間        実体験
軍畑駅
   ⬇︎         30分            25分
高源寺
   ⬇︎         60分            75分
高水山
   ⬇︎         35分            30分
岩茸石山
   ⬇︎         40分            50分
惣岳山
   ⬇︎         75分            115分
御嶽駅

トータル    4時間         4時間55分
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参考タイムから1時間近く遅いわ。
そう、後半、特に『惣岳山』からの下りには閉口して、何度も立ち止まっては休憩したからな。
あー、こんなことではダメだ。
もっと歩かねば。

そう、帰宅してからネットでトレッキングポールをポチッ。

さぁ、次回からこれをお供に歩く!。

では、また👋。



草戸山へ(1/3)

2020-10-15 | 山歩き



さて、久し振りの山歩きネタ。
秋晴の某日、高尾山の南に位置する『草戸山』へ。

[09:48]
先ずは高尾山口駅で下車。
天気も良いし、高尾山は(コロナ禍にあっても)相変わらずの人気のようだ。
そんな人達を横目に、自分は1人、甲州街道を渡り、裏道へ入り…

[09:51]
左にある道標を確認し、サーモンピンクの住宅の脇道から草戸山の登山道に入りました。


ゴミ袋や洗濯物が興を削ぐが、それはご愛嬌?。

そして、直ぐに始まる急峻な登りに若干怯む。
運動不足の身体が重い。
息が直ぐに荒くなる。
マズイ。
こんなはずではなかったのに…。

[10:03]
途中3回ほど息を整えつつ『四辻』に到着。
その間、写真を撮る余裕さえなかったw。
さぁ、ここからは楽な尾根歩きのはず。
ガシガシ進むよ!。

杉木立が美しい。

こんなキノコを発見。

[10:20]
『道迷い注意』とあるけど、道標がしっかり設置されてるので迷わないけどね。

倒木もあちこちに。

楽な尾根歩きと思っていたけど、何度もアップダウンを越えなければならない。

[10:30]
草戸峠は、まだ遠い⁉︎。
距離や時間が書いてないからなー💦。

[10:42]
途中でおば様2人に追い付いた。
80才と聞いたが、こんなロープ場もひょいひょい降りていく。

[10:57]
ここが拓大分岐と思われる。

[11:09]
梅ノ木平分岐を通過。

そして…

[11:17]
『草戸峠』に到着!。
ベンチで暫し休憩!。
おば様達に甘い物の差入れを頂いた。

ここからは高尾山が望める。
風も気持ち良いし、景色も文句なし。

あちらは大層混んでるだろうな。
こちらは峠に4人だけ。
トンビも優雅に舞っていた。

さぁ、次に目指すはメインの『草戸山』!。

またアップダウンを幾つかクリアーし、程なく…

[11:39]
町田市の最高峰『草戸山』に到着!。
最高峰と言っても高尾山より低い364mだけどねw。

こんな景色(多分、八王子市街)を見ながら昼食。

山頂には展望台が。
とは言っても、目の前は鬱蒼とした木々が繁ってるだけ。

ちょいと左を見ると橋本市街が望めた。

[12:16]
大地沢方面へ降りて行くおば様たちとはここでお別れ。
「お気を付けて!」。
自分は『三沢峠』を目指して更に歩きます。

【続く】

草戸山へ(2/3)

2020-10-15 | 山歩き



『草戸山』を出発し、次の経由地『榎窪山』を目指す。

あれこれ調べて『シラヤマギク』と判明。

この種の階段、高さもあるので凄く歩き辛い。

この先で痩せた『ヤマガラ』が目の前に降りて来たけど、直ぐに飛び立ってしまった。

そして、ヒラヒラ飛ぶ『アサギマダラ』に遭遇。

こんなにじっくり観察したのは初めて。

暫く辺りを飛び回っていてが、スーッと森の中へ消えてしまった。
動画にも撮ってあるので、YouTubeのチャンネルをご覧あれ!。

おっと、また長い階段だ。
気合を入れないと昇れない。

まただよ。
もう勘弁して欲しい。
見上げるだけで溜息が出る。

こんな難儀な道を何とか乗り越えて…

[12:41]
城山湖を見下ろす東屋に到着。

階段の連続でかなり体力を消耗したので、この景色にスッと気分が晴れる。

休憩もせず、東屋を後にする。

『ツリバナ』の赤い実。



[12:45]
えっ?、こんな分岐があったか?。
見事に下調べで見逃していた。

地図を再確認する。
左は下山道のようなので、右へ。

そうそう、『榎窪山』方面へね。

もう登りはうんざりだけど、ここを越えねば帰れないし💦。
老体に鞭打って進む。

[12:48]
やった、『榎窪山』到着!。
狭い山頂で、ベンチがひとつあるだけだ。

標高は420m。
『草戸山』から80mほど登って来た事になる。

さぁ、『三沢峠』は近い!。
最後の力を振り絞ろう!。

[12:53]
『三沢峠』に出た。
ベンチはベテランさん達で賑やか。

給水だけして、さっさと立ち去る。
こここら先は『関東ふれあいの道迷い』とか『湖のみち』と呼ばれるなだらかな下り道が続く。
つまり、下山道だ。
やった!。

テクテク気楽に歩こう。
足は極めて好調。


【続く】