井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

お散歩登山、有珠山!

2018-10-22 11:49:00 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 今年の8月は天気の悪い日が続きました。
7月は活発に山へ出かけましたが、その反動か、やっと出かけたのが有珠山という有様です。

 有珠山は、洞爺湖のカルデラを形成する南側にある山です。
この地域には昭和新山もあり、「30年に1度は噴火を覚悟しなければいけない」といわれる火山活動の盛んな地域です。
江戸時代からでも何度も噴火しています。
直近では18年前の2000年3月31日に噴火しており、その前は1977年でした。
 
 このため、この地域では防災に対する意識が高く、また地震計などの設置により常時観測されている山でもあります。
現に2000年の噴火の際にも火山性の地震が頻発してきた観測結果から北海道大学有珠火山観測所が144時間以内に噴火するとの予告をしました。
その予告時間が過ぎようとする1時間前に噴火しました。
幸いに、この勧告により付近に住んでいる住民の方々は避難したため人的被害は皆無でした。
そういう意味では、噴火の予知ができる数少ない行儀のいい火山といえるかもしれない山なのです。


 8月26日

 伊達の有珠にある登山口から登ります。
    
    高速道路の手前に登山者用の駐車場があります。

 9:00分、登山準備をして出発です。
高速道路を潜ると左手に登山届のポストがあります。
    

 ここから登りますが、思ったより急な坂道が続いています。
登るにしたがって後ろには噴火湾と有珠の町が見えてきます。
    
     この有珠は、北海道で有数の温暖な気候を持っている街です。

 ひと汗かいて、やっと、外輪山に到着です。
    

    
    正面にドーンと有珠山の山頂が見えます。
この山の山頂は危険地域に指定されていますので登ることはできません。
左に曲がり、外輪山展望台へ向かいます。
    

    

    

 山影に洞爺湖の湖面が見えています。
ここで山頂部の景観を楽しみます。
ハイキング姿の若いカップルなどが歩いてきます。

 ここから外輪山を歩きロープウェイの駅方向に向かって外輪山遊歩道を歩きます。
正面には長い階段が見えてきます。
この階段を登り終えたところが火口原展望台です。
11:35分、火口原展望台に着きました。

    
     ロープウェイの駅です。

    
     たくさんの観光客が歩いてきます。
 そして、中央に茶色でゴツゴツした岩山が見えていますが、これが昭和新山です。

    
    外輪山展望台方向を見ると火口原が広がっています。

    
     このゴツゴツした岩山が山頂です。

 火口原展望台で休んだ後は、長い階段を降り外輪山を歩き戻ります。
帰りは登山道を降らずに並行して降ることができる林道を使って一気に駐車場へ戻りました。

 天気のいい日でしたので気持ちよく汗をかいた有珠山の散歩でした。



 
 


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