⊂FREESPACE⊃

なんと6年越しの復活。
ケドメ(旧名 ミッチ・ミキハラ/MIC(H))の活動報告拠点にでもしようと思います。

タイタンの妖女 - カート・ヴォネガット(・ジュニア)

2008年03月14日 | ◎ざっくりモノモノ感想
ヴォネガットという人物が昨年亡くなってから
何度となく名前を聞くなあ、と思って
ふらっと買って読んだんですけど
さっき軽く調べてみたら
『MOTHER2』に(たぶん『3』にも)強く
影響を与えた作品だそうです。ああ、またか。
どうもオイラは
糸井さんの呪縛から逃れられないようです。
自分にとってのラムファードは彼か・・・
ちょっとちがうな。

でもそういうことをべつにしても、
一生忘れない書物になるだろうな、
ということだけは断言できます。
正直、自分にとって意外なことは何も言われていなくて、
この本に込められた哲学に
ただただうなずくだけでしたが、
その全面的な「同意」をさせてくれる存在が
世界のどこかにいた、ということが
非常にうれしいのです。
自分の図々しい生きかたを
もうちょっと信じようと思いました。

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2 コメント

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ヴォガネットJr! (glustar)
2008-03-14 23:54:00
何だかお久しぶりです。

カートヴォガネットJrは一時期読んでましたよー
『プレイヤー・ピアノ』『猫のゆりかご』『スローターハウス5』とかとかは面白かった記憶があります。
個人的には破滅的な世界観の作品を書く人だなーという印象ですが、最近は作風が違うんでしょうか。
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ええっと (ミッチ・ミキハラ)
2008-03-15 13:39:53
いきなりヤボですみませんが「ヴォネガット」ですね・・・
いやオイラも口から発音するときはどうしても
「ヴォガネット」ってつい言っちゃいますけどね。
記事を書いてたときも何度も間違ったし(笑

『タイタン』はヴォネガットの作風が定まった
最初の作品だそうです。
ほかの著書はこれから読むって感じなんですが
(いまマイナーどころっぽい『青ひげ』を読んでます)
いまのところそんなに退廃的なイメージでもないですねえ。
悲惨な描写はあったけど、それらがむしろ
わずかだけど決定的な希望を浮き彫りさせているというか。
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