あっという間に2021年も一か月が過ぎました。
2月はまだまだ冬本番の寒さです。
今年は雪まつりもオンライン開催ということで少し寂しい感じですが、仕方ないですね。
今朝は北の大地は夜間に20センチほど雪が降り積もりまして
朝から雪かきに追われ、道路は朝から渋滞という感じでした。
さて今回もベースギターの話です。
以前より、一度弾いてい見たいと思っていたベースがありまして。
まぁ、なぜいまままで購入しなかったかといいますと…
そんなに高いモデルでもないのに、新品の時より中古のほうが高くなっている…しかも、ものによっては2倍近くになっていたりする
そういうベースだからだったりします。
ちょうど中古のメタリックレッドでJJピックアップのパッシブベースが欲しくていろいろ物色していた時に、
そういえばこれもJJのパッシブだよねということで、非常に程度の良さそうな美品が某楽器店で中古ででていたので、
思い切って入手してみました。
今回は関西方面の楽器店からのお取り寄せだったのですが…
実際このモデルはもう生産していないので中古しかありません。
それで、高いベースでもなく若い人向けに作られたこともあってか、
プレミア価格の割になかなか程度の良いものがでてこないんですよね。
ピックアップがさびていたり、ボディやヘッドが傷や打痕がけっこうあったり、ピックアップやピックガードが黄ばんでいたり
そんな個体が大部分。
しかし、今回の中古は2005年くらいに生産された写真からもわかる通りかなりの美品。
届いてびっくりしたのですが、なんと購入時の保証書までご丁寧についてました。
どうやら大阪で有名なM木楽器で購入されたもののようですね。
まぁ 写真とブログタイトルからわかる通り、YAMAHA の SBV-500 というモデルなのですが
こちらはピックアップがJJのモデルでして、もうひとつ SBV-550 というPJモデルがあり、
なぜか後者のほうが市場価格が数万円高かったりします。
ちなみにこの SBV について説明しますと
製造時期 2000年 - 2006年 、台湾製
ネックジョイントはボルトオンでロングスケール。
フレット数は 20 でボディはアルダー 、ネックはメイプル
フィンガーボード ローズウッド、 ピックアップはセラミックマグネット
SUPERCAR のフルカワミキ、POLYSICS のフミさんなどに使用され人気が出たモデルですね。
レギュラーモデルは前述のとおり、SBV-500 SBV-550 の2タイプ
SBV-500
SBVシリーズのオリジナルモデル。シングルコイルながらゴリっとした音が特徴。
ピックアップ - シングルコイル(R101、R100)x2 、ピックガード - ホワイト
フィンガーボード - ローズウッド、ハードウエア - クローム
カラー - ビンテージイエロー、シェルビーブルー、レッドメタリック、ソニックブルー、サンバースト
※ホワイト、濃いグリーンも存在するらしい。
SBV-550
POLYSICSのフミ、GO!GO!7188のアッコなどが使っていたフロントにスプリットコイルピックアップを搭載したカスタムモデルを市販したもの。
市販されるまでは開発者自らがピックアップを巻いていたとか。
細かい点ではピックガードが3プライになり、ストラップピンの形状もオールドを意識したものに変更された。
ピックアップ - スプリットコイル(R202)x1、シングルコイル(R100)x1
ピックガード - ホワイト3プライ、フィンガーボード - ローズウッド、ハードウエア - クローム、
カラー - シェルビーブルー、レッドメタリック、シルバー、シーフォームグリーン
まぁ SBV-550 のほうが2,3万高いのもなんとなくわかりますが…
音にそんなに差があるのとは思えませんね。
SBV-500 も決して悪くないです。
というか思った以上に音が太く、抜けの良い音でした
ロック向きとでもいいましょうか。
なぜこのモデルが人気があるのがわかりました。
思ったより出音がいいんですね。
YAMAHA オリジナルのピックアップが良いんでしょうね。
カラーもバリエーションが多いですし。
ただ、これは昔から言われていることなのでですが、
少し奇妙な形でボディバランスがあまりよくなく、
本体が3.6~3.9キロくらいと軽い個体が多いせいか
ヘッド落ちが激しいです。
ですので滑らないストラップは必須ですかね。
あと、うちの個体だけかわかりませんが、
ジャックが少し引っ込んでいてかつ角度が少しついているせいで太いジャックは入らないです。
愛用している、BOSS のワイヤレスや、EX-Pro FA といった太めのシールドは差さらないです。
今のところエントリーモデルのシールド、 Providence の LE501 で使用してますが。
いわゆるサイレントケーブル類もポッチ付きで太めなので全滅でしょうね。
この点は残念ですね。
上記以外に特別モデルがあるのですが実際には
ほとんど市場に出てこないのとやたらプレミアがついているのでお勧めできないですね。
一応紹介しておくと
ローズのバインディングネックの高級仕様のSBV-800MF(元SUPERCARのフルカワミキのシグネイチャモデル。)
ブラックパーツ、金属製ヤマハマーク、暗所で光るサイドポジションや滑り止め付きのゴムリングなど、細かい仕様にもこだわった高級機種。
ピックアップのワイヤーはUSA製のものに変更されているとのこと。
これはオークションとかに出てきますが十数万円ですね。
そのほか
元PINKのベーシスト、岡野ハジメがプロデュースしたメイプル指板のSBV-J1とJ2。
SBV-J1
3ウェイセレクタースイッチとマスターボリュームの組み合わせを採用、トーンはハイカットスイッチに変更された。
ピックアップはフロントのみSBV-800MFと同じUSA製のワイヤーを使用、リアピックアップはSBV-500と同じシングルコイルを搭載。
ジャックはボディサイドだと位置が分かりにくいという理由でピックガード上に配置。限定100台でヘッド裏に通し番号入り。
ピックアップ - シングルコイル(A101、R100)x2
ピックガード - ホワイト1プライ、フィンガーボード - メイプル(バインディング付き)、ヤマハマーク - 金属製、ハードウエア - クローム、カラー - ジェインレッド
SBV-J2
スプリットタイプのピックアップを2つ搭載している。
カバーが白いが中身はSBV-800MFと同じ。SBV-J2と同じく限定100台でヘッド裏に通し番号入り。
ピックガード - ホワイト1プライ、フィンガーボード - メイプル(バインディング付き)、ヤマハマーク - 金属製、ハードウエア - クローム、カラー - ジェインレッド
これらは一回だけ市場に出たのを見ましたが、猛烈に高い値段だったのを覚えてます。
SBV-500 もSBV-550
そのうち程度のよい SBV-550 が見つかったら捕獲しようかなと思います。
10万近くする割に程度の良いものが少ないんですよね。
まぁ、SBV-500 で個人的には満足してますのでそのうち機会があればですね。
SBV-500 は 6~8万円くらいで入手できるベースとしては軽くて
音もごりっとして太いのでお勧めですね。
思ったより程度もよくて音もよかったので久々に良い買い物でした(^_^)v
2021/02/12追記
この SBV500 についてベースマガジンの1991年9月号
(ヤフオクでGET!)に詳しく書かれてました。
これ、定価5万円だと思ったら、なんと 4万5千円だったんですね。
それは安いわ!( ゚_゚;)
岡野ハジメさんも絶賛してたけど、やっぱ自社開発のピックアップが肝ですね。
当時なら私も3本くらい買ってたかも。
引き続き、PJ タイプの SBV50 も物色し続けようかなぁ。(^_^)
メーカーはある種の思い入れがあるのかも?
私事。
自分で飼った初めてのマトモなエレキベースがSB-500(花ペグ/トラスロッド締め切り、残骸?で保管。ただ、音は太くて良い。)。
次がSB-1200S(5年程お世話になりました。2年でフレットをステンレスに打ちかえ)。
しばらくして、たまたま吹奏楽団の備品だったのがSB-800S(アルダーとマホ?の3層ボディー。1200Sと同じPU)
等々、ある種ヤマハで育ったクチ。
これ等SB-シリーズの特徴?が今ではあり得ないwww極太のネック‼️
結果、ジャズベースの音が薄く軽く感じる耳になっていました
今や残っているのはBBだけなんですよね。
あと今はアーティストモデルを除けばTRBとかですかね。
残念ながら私は最初に BB をチョイスしてベーシストの仲間入りをさせていただきました。
ただ、ナトーボディーの太いネックのSBも何度か弾いたことがありまして。コンクリートのような印象がります。今は亡き名器だと思ってます。
ただ、最近ではなかなか程度の良いものを探すのが難しくなり、値段も上位モデルは特に値段が高めですよね。特にあの初期のペグとヘッドの形状はなかなか乙な感じですよね。
SBVはビザール系のSBの流れを継ぐ変化球だとすると、もうひとつのSBはマッチョな骨太な流れとでもいえますでしょうかね。SB万歳\( 'ω')/
これ、ジャズべをひっくり返した形。とも言えます?
それで、コピーを良しとしないヤマハの(職人気質)プライドなのか
ヤマハ流のジャズベースがSBシリーズだったと思う。
それが証にか基本、フェンダーのコピーをほとんどしていません
多分営業サイドからの強い要望で仕方なく、
PBやJBをだしましたが、余り力の入った感じはしません?
マンマのコピーをやりたく無いヤマハの職人さんのヘンコツ?から必ず捻り(イタズラ)が入っていました。
希少なJマンマのJBモデル(2年だけ)では、アウトラインは
60年代初頭ながら、リアPUの位置が70年代後半の仕様
ネックのグリップもちょっと変わっていた?
PUも捻りがあり、ヤマハの音としか表現出来ない代物.
JB-500Rを一時期持っていた(リサイクル店でサルベージ)ので、、、
見た目と音色、弾き易さに関しては文句無しの楽器でしたが、ウチに嫁いで来た個体は如何せんネックが弱くてどうにもなりませんでした。
弦を緩めた途端に見て判るくらいに逆反ってしまうという・・・。
何かを買う際に下取りに出したと記憶していますが、もう少し長く手元に置いておけばプレミアが付いたかと思うと、ちょっぴり残念・・・。
ネックがだめなのは残念でしたね。
今や二桁諭吉は当然というモデルですものね。
なかなかPJのモデルは程度の良いものが見つからずまだ入手に至ってません。
ピックガードがJJのモデルとは違うらしいので見てみたいのですが、あの奥まった太いシールドやワイヤレスが挿せないジャックは同じでしょうから、やはり使い勝手的には…ですかね。
たまに改造してダンカンのSBとかに交換している人もいるみたいですが、個人的にはオリジナルのピックアップで十分だと思います。