北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

あなたの弦高は何ミリですか?~意外に数値と感覚は合わないものらしい

2021年10月15日 10時44分40秒 | ベース

10月も中旬になり、すっかり、秋らしくなってきました。
北の大地はこの週末からかなり気温がさがりそうで、
ストーブが欲しくなる季節に突入しそうです。

最近やっと VJB Pro の逆巻きペグになれてきた私ですが
皆様いかがお過ごしでしょうか

さて、前述の Provision VJB ですが、指板はスラブ貼りの 180R 。
Rは数値が大きいほど指板はひらべったくなり弦高を低く設定しやすくなるわけですが…

VJB Pro のような1962年あたりをイメージして作製された VINTAGE タイプの R きつめ(数値が小さめ)のベースは弦高を下げるのはあまり得意ではなさそうです

まぁ、そんなこともあり、ベースの弦高ってどれくらいにするのが最適なんだろうか?
と思っってはみたのですが、
考えてみたら、うちには0.5ミリ単位とか測れるスケールとかなかったんですね…(笑)

ということで、いい機会なのでさっそくアマゾンで買いました。
「Baroque ストリングアクションルーラー」

まぁ、別にどこのでもよかったんですが、
比較的メジャーで評判も悪くなさそうな製品だったのでついポチっ!

さて、弦高低め、高めの基準ですが、諸説あるみたいですね。
ベースの弦高とかのキーワードで検索するといろんな方のブログが出てくるかと思います。
くわしくはそちらをご参照ください。

さっそく手元にあるベースを計測する前に一応ネックが軽い順反り状態であることを確認いたしました。
北の大地が誇るベースヒーロー YOUTUBER ピンハゲさん方式で
1フレットと最終フレットを同時に押さえて9フレットあたりの隙間を確認することにします。
ちょうどよい感じ(はがき一枚分?)の隙間があるので、軽い順反り状態、OKのようです。
Provision VJB Pro のネックはジャズベにしては太めなので大丈夫そうです。

さて弦高の確認ですが、一般的には 12 フレットで計測するようです。
で、大体の基準となる高さが

低め→1弦 1.5mm以下、4弦 2.0mm以下、
標準→1弦 1.5~2.5mm、4弦 2.0~3.0mm、
高め→1弦が2.5mm以上、4弦 3.0mm以上、

まぁ、大体こんな感じでしょうか。(諸説あります)

で、さっそくうちの Provision 君を計測してみました。
おっと、
1弦 1.5mmくらい
4弦 2.0mmくらい
あれ?思ったより低いじゃん。少しびっくりしました。
感覚的には 1弦 2.0mm、4弦 2.5mmくらいかと思ってましたね。

つぎに 通称ベタ6君(ATELIER Z Beta6/32)を計測!
1弦 1.5mmくらい 
 ふむふむ。そうだよね。
6弦 2.75mmくらい
 おー、Low-B は思ったより弦高高めでやんす。
 もう少し下げられそうなのでついでにちょっと6弦を下げてみました。
 
次にすでにかなり低めな予感ががする
ATELIER Z M#245 CTM!
つや消し黒にゴールドパーツで固めた素敵なあいつです。
どりどり…うーん。
1弦 1.25mmくらい
6弦 1.5mmくらい

おーさすがに低めですね。👏

で確認のため、軽く弾いてみたら、
どうやら、2弦が少し低めすぎで若干バズり気味なので
レンチでちょい上げ修正しました。
まぁ、でも ATELIER Z は強く弾くと少しバズるくらいがいい感じかも
弦高が低いのでスラップは楽ちんですね。

もう一本 
ATELIER Z M#245 CTM も調べたかったのですが
今、ちょっと手元にないので、こちらは後日確認してみようかと思います。

まぁ、弦高が低いと指の力的には弾きやすいわけですが
弦高は高い方が張りのある音がでて良い!と言う話もありまして
いろいろメリット、デメリットあるみたいですね。
(これも他の人がいろいろと書かれてますので詳細は割愛します)

でも、私が個人的に一番重視するのは、やはり、
自分が一番弾きやすいセッティングの高さであること、
つまり手元が一番しっくりとくる感じではないかと思います。

あと、弦高を低めにするにはネック調整がシビアになるわけでして
つまり比較的ロープロファイル(Rが緩めで)でかつ
びしっと丈夫でまっすぐなネックでなければ極限まで弦高をさげられないですよね。

逆に、弦高をかなり高めであれば
多少ネックがハイ起きしてたりしても音詰まりしづらくて弾けちゃったりしますからね。

そういう意味ではここ数年 ATELIER Z のベースをメインで弾くようになってから
私もいつのまにか弦高低めな方な人になったのかもしれませんね。

やはり、ATELIER Z のネックはやはりビシッとしていて安心感ありますからね。

さて、話は変わりますが、プロの方は意外と弦高は高め方が多いような気がします。

以前、プロの方が売りに出されたベースをそのまま設定で中古販売されてまして、
それを購入したことがあります。
たしか YAMAHA BB2000 だったかな。
弾いてみて、弦高がかなり高くてちょっと弾きにくいな~と思ったことを覚えてます。

指の力もきっとプロとしての技術力のひとつなのかもしれないですね。

あと有名どころだと、ジェームス・ジェマーソンは高いってきいたことありますね。
私の尊敬する Earth, Wind & Fire のヴァーダイン・ホワイト様もかなり高いと聞いたことあります。
ウィル・リーさんも SADOWSKY のセッティングは 全弦3ミリ越えだとか…

あ、でも、リチャード・ボナはかなり弦高低いと聞いたことありますね。
確か弦も細めだったような。
噂では弾き方(指のタッチ)に特殊な技があるとかないとか…

で、最終的に、今回思ったのは、ベースの弦高は
ネックのRや太さ、4弦か多弦か弦の本数等々、
ベースそれぞれのコンディションにいろいろ違いがあるので、
それぞれの一番いい感じは一概に数値では測れないということですね。

あと人間の感覚と数値は必ずしもマッチしないことも感じました。

例えば、一般的には1.5から2.0 というのもあくまで単なる目安であって
その人が一番しっくりくる弦高であればよいのでしょう。

そういえば。私は弾けないですがウッドベースとかは弦高かなり高そうですね。

私はスラップとかあまりしないのでペタペタではないと思ってましたが
意外と数値的には低めなほうだったことにも少し驚きました。

週末にまた一通り弾いてみて、さらに最適な弦高をさぐってみたいと思います。

さて、あなたのベースの弦高はどれくらいですか?
では、素敵なベース・ライフをお過ごしください。(^_^)ノ
コメント (4)
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