北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

スルーネック か ボルトオンか ~ Ernie Ball Music Man StingRay Neck Through ~

2017年03月27日 12時16分54秒 | ベース
今回のテーマはベースギターです。

ご存じのようにギターやベースは、大きく3つのタイプに分かれます。

 ボルトオン
 スルーネック(ネックスルー)
 セットネック

最近はセットネックやボルトオンをスルーネック並みの伝達をあげるためなのかディープジョイント的なものもあるようです。

ざっくり言うと
フェンダーはボルトオン、ギブソンはセットネック
という感じでしょうか。

ここのところ、私はFender系が多かったので、
ずっとボルトオンのベースばかり弾いてました。
ボルトオンはネックを多少ぶつけても安心ですが
セットネックやスルーネックはネックの扱いは自ずと慎重になりますね。

しかし、スルーネックはボルトオンにはない魅力的があります。
私は Spector の NS-2 というベースを所有してますが
やはりボルトオンの Spector とくらべるとたっぷりとしたサステインと抑制されたアタック感が魅力です。

国産でスルーネックのベースだと
アリアプロ2のSB1000とかYAMAHA BB2000 が有名ですね。

YAMAHA BB は残念ながら今はスルーネックモデルがなくなりましたが。。
昔は最上級モデルがスルーネックというギターやベースが多かった気がしますね。

スルーネックはどうしても構造上価格が高価になるのと、
ネックに問題があってもボルトオンのように簡単に交換ができないというのが難点ではあります。

個人的にスラップのプルの際のアタックはスルーネックの方が好きです。
ボルトオンだと少しアタックが強すぎる気がします。

今回なぜスルーネックの話をしているかといいますと。。。

個人的にとあるベースをずっと弾いてみたかったからなのです。

そのベースというのはミ
ュージックマンの StingRay Neck Through です。
2015年からラインナップに追加されたモデルですね。

ボルトオンより値段が高いせいか、いまだにあまり流通していないようで、
残念ながら私の住んでいるような地方都市ではまずお目にかかれないです。

以前から、
キャンディレッド(しかもマッチングヘッド)なベースをもう一本欲しいと思っていたのと
ベースマガジンでこのスルーネックモデルがかなり評判が良かったということで
是非欲しくなりまして。。。

WEBで見つけて楽器屋さんに確認してみたところ重さも4.1キロで
個人的にちょうど良い感じでしたので今回思い切って購入しました。
一言で言うとそのルックスに一目惚れしたというところが大きいです。

まだネックは若干調整中ではありますが簡単にインプレをします。

いろんなところで書かれてますが、基本的にはボルトオンと同じ仕様です。
公式サイトの商品説明はこんな感じです。

スティングレイ・ベースにスルーネック構造のStingRay Neck Throughが誕生しました。
ヘッドストックからボディエンドを貫くネック材に、強靭な3ピース・メイプルを採用し、ボディ・ウイング材はアッシュとなっています。
StingRay Neck Throughは、H / HS / HHの3パターンのピックアップ・レイアウトの選択が可能で、スティングレイ・サウンドには欠かせないアクティブ・プリアンプを搭載しています。
StingRay Neck Throughは、スティングレイ・サウンドの要であるデザイン、ピックアップ、アクティブ・プリアンプをアップデートさせる方向ではなく、スティングレイの基本スペックをすべて継承させ、スルーネックならではのアタックやロング・サスティーンなどを取り入れることで、新たなスティングレイ・サウンドを追及したベーシスト必見のモデルです。

弾いてみた感想ですが
基本的には現在のStingRayです。
ピックアップもプリアンプもブリッジのナットもレギュラーモデルと同じです。
相変わらず1弦の音も小さめで重低音はプリアンプでカットされてますので
4弦も少し弱め。そして4KHzあたりで高音が主張してます。
弦がフレットに当たるとカンカンいいます。
この少しバランスの悪いところは相変わらずの感じです。

一方違いは?といいますと。。

いわゆるスルーネックとしての特徴になります。
コンプがかかったようなアタック感とたっぷりとしたサステイン。
サステインに関してはボルトオンとあまり変わらないできもちたっぷりめな印象ですかね。
アタック感はかなり違ってこれは私好みですね。
スラップではなんともいえないコンプがかかったような独特のアタックです。
あと通常のStingRayより気持ちボトムが強めに出ている感じがします。
アギュラーとかのプリアンプだともっと際立つかもしれません。

ネック裏につなぎ目がないのでハイポジがスムーズなこと。
ステルスモデルのようにヘッド裏もネックも塗装されているところ。
なんとなく高級な感じが漂います

少し意外だったのはこのキャンディレッドが
いわゆるキャンディアップルレッドではなくて、
オールドキャンディアップルレッドに近いかなり深いあかだったことですね。

こんなスルーネックモデルですが、
前述の様に定価が通常のボルトオンモデルより15万円ほどお高いです。
40万円オーバーの定価になりますので、さすがに手が出しにくい感じになりますね。
まぁそれだけに人気もあまりないようです。

ちなみにまだネックは様子見ですが。。

ピックガードは白に、ボディには白のストライプテープを貼って、いつもの猫ポジシールでカスタマイズしてます。

先日のスタジオ練習に持ち込んだところ備え付けの HARTKE のヘッドとは相性はいい感じでした。

ただ、StingRayの常で1弦と4弦(とくに1弦)が少し弱いところは相変わらず露呈しますが。
まぁこれに関してはきっとピックアップを変えないとだめでしょうね。

次回は、Markbass のヘッドでも試してみようと思います。

個人的にはかなりお勧めですね StingRay Neck Through
気に入ってます。
コメント
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