北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

やっぱり普通だね~Fender Made in Japan Traditional Late 60s Jazz Bass -Candy Apple Red-

2022年07月14日 16時56分38秒 | ベース

久々に北の大地も本日は晴れてまして、かなりさわやかな一日になっております。
ここのところずっとぐずついてまして、北の大地らしくない湿度が高くじめじめしておりました。
やっと北の大地らしい7月という感じでとてもうれしいですね。

さて、今日はベースギターの話です。
昨年 2021 年は Fender 75周年ということで Fender の限定モデルがいろいろと出ました。
5月にもこのブログであの 1966 年後期仕様のパドルペグのジャズベースについて書きました。
モデル名で言いますと
Made in Japan Traditional Late 60s Jazz Bass なのですが…
最近、デジマートを見ていたら、Candy Apple Red が残り数本になってきていることにふと気づきました。
気が付けば LPB はとっくに売り切れてまして、Black は CAR よりはまだ多く残ってましたが、売り切れもそんなに遠くないかなという感じでした。

前回も書いたのですが、ボディがアルダーでしたら、私もきっと発売と同時に購入したのですが、
バスウッドで12万円台超という値段にずっと引っかかってまして
私もこれはコスパ的に…と思い購入に至ってなかったのですが
全国で残り数本という状況で、これはやっぱ今買っておくべきでは?という強迫観念に突然駆られまして…
ある晩にふとポチっと押してしまいました。
うーん、悪い病気はなかなか治らないですね。
まぁ、見た目はドストライクで一応限定モデルですからね。買う意味はそれなりに…(笑)

今回は〇村楽器で購入しまして、色は Candy Apple Red 、このモデルとしては珍しい4キロ超えの比較的重たい個体をチョイス。
今回このモデルは 3.7 ~ 3.8 キロくらいの個体が結構多かったので、初めはもっと軽いのにしようかとも思ったのですが、
うちのハカランダ Provision VJB 君、Provision VJB-J-PS 1965~1966 Binding & Dot Double PG Black が少しヘッド落ち傾向なので
軽い個体でバインディングネックだときっとヘッド落ち気味でバランスが悪くなりそうな気がしたので今回はあえて重めをチョイスしました。
まぁ、おかけでバランスは良いですね。ヘッド落ち傾向はほとんど感じません。
やはり見た目はすごく良いですね。
Candy Apple Red のマッチングヘッド、バインディングブロックポジのパドルペグ、まさに 66 年後期仕様ドストライクですね。
とにかく見た目は申し分ないです。思わずすりすりしたくなる感じです。
日本製とはいえ本物の Fender のデカールがついてますしね。
それにネックがかなり細めになっております。 Provision VJBのほうがもっとしっかりした感じがするので。
そういう意味では誰にでも弾きやすいネックシェイプだと思いますね。こういうところは日本製きちんと配慮されてます。

で、問題のバスウッドボディが奏でる音なのですが…これはピックアップも関係してると思いますが…
いわゆるジャズベースタイプのベースとしては音のレンジが少し狭めな感じがします。
まぁ、別な言い方をするとミッドがきちっと出ている秦のある音といいますか、ただ、ハイが弱めなのは確かです。

YOUTUBE で HYBLID と Traditional シリーズの弾き比べ映像がありまして、
黒のこのモデルが Traditional モデルとして使用されてます。
映像のタイトルは以下になるので興味のある方は見られると良いかと思います。
 Fender Japan Series Traditional II VS Hybrid II Review (No Talking)

個人的な感想では HYBRID シリーズのほうがレンジが広く、今風といいますか Modern な印象で好感を持ちました。
一方 Traditional シリーズ Late 60s Jazz Bass は少し古い感じの音といいますか地味でオーソドックスな音だなぁと感じました。

ところが、その YOUTUBE を見た方のコメントを見ますと、
Basswood の Traditional が素晴らしい!というコメントが多くて…
ヨーロッパでこれ買えないのか?とか…かなり欲しがっている感じもありました。
日本限定モデルなので日本から輸入しないとだめだろうって気はしますが。

まぁ、いずれにしろ、個人的にはこの評価が少し意外というか少し驚きましたね。
実際に弾いた印象もハイがもうちょっと出てもよいかなぁと正直思いましたし。
確かに音に芯があってベースらしい音だとは思いますが。

まぁ、Provision VJB-J-PS なんかと比べるとそもそも音の目指す傾向が少し違っているとは思いますが。
やはり Traditional っぽさは 本家の Fender を買えばいいわけで。
Provision のほうが Modern をより目指してるのでしょうね。
Fender はそつがないというか、目立ちすぎないというか、丸くて太い低音という印象なのかなと思います。
もちろん、きっとこれくらいのほうが実際は使いやすいでしょうし。
でも、個人的な好みで言わせてもらうと少し物足りないかなぁ。
コンプとかプリアンプではどうしてもハイを少し上げたくなる感じですね。
まぁ、そういう方は HYBRID シリーズを買ってくださいということでしょうしね。
きっとこれが本来の Fender の Traditional な音なのでしょう。

そういえば昨年まで使用していた Fender Japan JB75-US/FC (アルダーボディのバインディングブロックの3点止め)もこれに近い、かなり優等生で目立ちすぎない素直な音だった気がします。

しばらく使用してみて判断になるとは思いますが…
やっぱりピックアップを変えたいなぁと思うのか、
それとも、慣れてきてこのままで良いと思うのか
うーん。どっちになるのかなぁ。

最後に商品紹介記事抜粋です…

フェンダーの伝統的な楽器製作の美学と日本の洗練されたクラフトマンシップを融合することで導き出されたMade in Japan Traditionalシリーズ。
フェンダーの正統なDNAが、確かなMade in Japanクオリティで蘇ります。
Made in Japan Traditional Late 60s Jazz Bassはグロスフィニッシュのバスウッドボディに、ヴィンテージスタイルの20フレットを採用し、9.5インチラジアスの”U” シェイプメイプルネックがTraditionalシリーズならではのクラシカルな演奏製を提供します。
60年代後期を彷彿とさせるブロックインレイにバインディングネックのフィンガーボードを採用し、Vintage-Style "Lollipop"のチューニングマシーンが、本製品ならではのコレクター心をくすぐる特別な仕様となっています。
4サドル式ヴィンテージスタイルブリッジ、そしてTraditionalシリーズのために選定されたオリジナルピックアップはリアルで音楽的なヴィンテージトーンを奏でます。
堅実なギタークラフトマンシップと、プレイヤーのニーズに柔軟に対応する答えが、本シリーズに反映されています。
本製品は2021年の限定製品となり、75周年を記念する特別なデカールがシリアル横に添付されます。
エレキベースの超定番のジャズベース。ジャンル、演奏スタイル問わず柔軟に対応可能な万能モデルです。細身のネックは小柄な方や女性にも握りやすく、快適に演奏することができます。

~Specifications~
Body : Basswood
Neck Material : Maple on Rosewood
Neck Shape : “U” Shape
Number of Frets : 20
Fret Board Radius : 9.5″ (241 mm)
Fret Wire : Vintage
Position Inlay : Pearl Block
Nut Width : 1.5″ (38.1 mm)
Bridge Pickup : Vintage-Style Single-Coil Jazz Bass®
Neck Pickup : Vintage-Style Single-Coil Jazz Bass®
Pick Guard : 3-Ply Eggshell
Bridge : 4-Saddle Vintage-Style

見た目は少し派手な感じですが音はオーソドックスで中低域がしっかりした音のベースです。
赤も黒も残りがそんなに多くなくなってきましたのでこの夏がラストチャンスかもしれませんねぇ。
それでは、しばらくこいつを弾きこんでみようかと思います。

実はこのベースの前にもう一本 CANDY APPLE RED な JAPANESE VINTAGE を購入したのですが、
その話はまた別な日に。

まだ夏も始まったばかりですが、皆様お体にお気をつけてお過ごしください。
では、また(ToT)/~~~
コメント (6)
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限定カラーが COOL! ~Limetone Audio focus alumite color 5th Anniversary

2022年07月05日 11時00分55秒 | エフェクター

7月に入りまして北の大地も急に夏がやってきた感じです。
6月はすっきりしない天気で例年より雨が多かったので
6月の北海道は実際に梅雨だったのではないかみたいなことが
新聞に書かれてましたね。

日本で唯一梅雨のない冷帯といわれる北の大地も
地球温暖化で梅雨がある地域になりつつあるのかもしれません。

さて、今回はずっと購入を迷っていたエフェクターの話です。
そう、それはコンプレッサーです。

私個人は学生時代はピック弾き中心でしたし、
社会人になってベースを再開した時もロック系中心ということで
スラップはあまりしない2フィンガースタイルかピック弾きだったことでコンプの必要性をあまり感じてませんでした。
まぁ、アクティブのベースばかり弾いてましたし、マルチエフェクターで軽くコンプをかけたりはしてましたが
単体のエフェクターとしては一時的な使用が多くて

APHEX Punch Factory MODEL1404
MXR Dyna Comp WEED Mod
EBS Multi Comp
Aguilar TLC Comp
Maxon CP9 Pro+
・・・
j一時的に上記のものを所有していたことがあったくらいで、ここ数年はずっとコンプなしのベースライフでした。

比較的最近のベーシストはスラッパーが多いせいか、コンプを持っている人が多い印象ですね。
しかし、個人的にはどうしてもコンプをかけるとノイズが増えたり
音が劣化したり、妙にパコパコした感じになるとか
そういう印象(もちろん先入観もあるとは思いますが)
コンプ自体に良い印象を持っていなかったのだと思います。

ただ、最近はパッシブのベースを弾く機会が増えましたし、
それに最近コンプもなかなか良いものも増えてきた感じですし、
ここらできちんとしたコンプを
一つくらい持っていた方がよいかなとも思い始めるようになりました。

真空管のプリ( ALBIT A1BP MARKII や MARK VINTAGE PRE )や ディスクリート回路で TubeAmp を再現した Shin's Music Master preamp pro なんかは、スラップしてもある程度コンプがかかるので良いのですが…

Darkglass Electronics ALPHA·OMEGA ULTRA V2 W/AUX IN や HUMPBACK engineering 2107 Bass EQ のような非TUBE系プリアンプではスラップするような場面では正直コンプが欲しいなと思うことがあります。

そこで、何気にベースマガジンの特集
「イチオシのペダル型コンプレッサー7機種の実力を徹底検証」の試奏映像をみていて、
その中の一つにまさに私好みのコンプレッサーを見つけたのです。(^○^)

それが Limetone Audio focus(alumite color)でした。
なんというかまさに、コンプのかかり具合が絶妙に私好みだったんですね。

その記事でsの村田さんのインプレからの抜粋になりますが…

高速プレイの粒を揃える、 テクニシャン向けモデル
これは先輩ベーシストの IKUO さんがメインで使ってるコンプですね。それもあって僕自身も気になっていたんですよ。
実際に使ってみると、まさに最新型のコンプ・サウンドという感じで、現代の幅広い音楽にマッチするであろう万能なモデルだと思いました。
今回コンプレッションを強めにかけたのですが、それでも音のアタマが潰れずにしっかりと残ってくれるのがいいですね。
“バッコーン”とした感じではなく、高速プレイでも的確に音の粒を揃えてくれるコンプレッションなので、テクニカルなプレイを披露する人には特に持ってこいのコンプだと思いますよ。

実際に IKUO さんも言われてたのは
ノイズがなくて音痩せしない、そして何よりシンプルな操作性で良いということ。

たしかにつまみはそんなにいじらなくても
というか全部12時でもいいくらいの完成された設定になってるんです。

私は多くのつまみをいじって自分好みにじっくり…
という根気のあるタイプでは全くないので
このように初めから完成された設定になっているとすごく助かります。

そんなこんなで focus を購入することだけは決めていたのですが、
やはり買うなら、通常のモデルではなくて
島〇楽器限定のオレンジのやつがいいかなぁとか
といろいろ迷っていた矢先に
この focus alumite color 5th Anniversary モデルが
50 台限定で発売されることを Twitter で知りまして
発売日の 7/1 の AM 00:00 過ぎに眠い目をこすりながら
ポチっとさせていただきました。(^^)v

二日後の朝に届きまして、
Darkglass Electronics ALPHA·OMEGA ULTRA V2 W/AUX IN をつなげまして、
Provision VJB ハカランダ指板のバインディングドットをつっこんで試奏したのですが…
思った以上に良かったですぅ。
もちろんヘッドフォンでモニターしているのですが全くノイズは感じられませんし…
音痩せとかもなくて音もすごくいい感じです。
ずっと弾いていたくなるようなそんな印象でした。
個人的には久々のヒットですね。

まぁ、個人的には電池内蔵で動くようにつくられていないところだけが残念ではありますが。
消費電力も決して小さくはないけど 27mA くらいですし。
決して電池駆動も不可能ではないんだけどなぁ…

等々思うところはありますが、音が良いので許しちゃいます。

もし、どこかで Limetone Audio Focus 見かけたら一度試奏してみてください。
私のようなコンプがあまり好きでない人もコンプ大好きになる可能性はあると思います。

まだ、夏も始まったばかりですが、
連日湿度が高く蒸し暑いですが、どうぞお体にきをつけてお過ごしください。ではでは。
コメント (2)
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