北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

マイルドで優しい歪み~ Darkglass Electronics Vintage Microtubes

2021年04月25日 12時32分14秒 | エフェクター

相変わらず、COVID19 の猛威は収まらず
北の大地には緊急事態宣言こそ出ていませんが
毎日3桁の感染者数が続いてます。
ワクチンは一体いつ日本に来るんですかね。
困った物です。

さて、そんな休日は家でベースギターと戯れていたりするのですが…
先日から続いているベース歪みの旅もいったん今回で終了となります。
結局は一番音が好みで気に入っていた本命のペダルです。

最近、テレビの歌番組で森山直太朗さんのバックでベースを弾かれている
多田尚人さんが YOUTUBE チャンネルでおすすめしていた
Darkglass Electronics Vintage Microtubes です。

商品説明は以下のような感じです。
Vintage Microtubesはロック史に残る伝説的なサウンドを収めています。
クラシックなアンプ特有のコンプレッションを含んだチューブライクなトーンを持ち、ERAノブを調整することでミッドの豊かな70sトーンから、80sや90sのメタリックなトーンまで作り出すことが可能です。

つまみは4つ
左上から BLEND :これはクリーンとオーバードライブ音のバランス調整
左下が LEVEL :オーバードライブのボリューム調整
右上が ERA :左側に回すとウォームな70年代サウンド、右に回すと年代がすすんだ歪みのトーンに変化します
右下が DRIVE :オーバードライブのサチュレーション量、要は歪み具合ですね。

消費電流は20mA と最近のエフェクターとしてはまぁまぁな値ですかね。

以前もどこかで書いたかもしれませんが、Darkglass Electronics は電池に対応してません。
環境的な配慮とのことですが。まぁ、個人的には消費電力が20mAくらいなら電池でも使用できるようにして欲しいです。
電池派の私はAMAZONでエフェクター用のセンターマイナスの9Vケーブルを調達して使用してます。

音色ですが、一言で言うとマイルドで優しい歪みです。
DRIVEはあまり回さずに使うのが個人的にはおすすめです。

ヘッドフォンで厳しくチェックすると
低音痩せはゼロではないですが、まぁほとんど感じられないレベルといっていいと思います。
中低域がブーストされるような歪みですので、重低音は目立たなくなる傾向です。
あと、DRIVE を回していったときのノイズも多少ありますが、これも十分許容範囲だと思います。

それから、DCケーブルから電源供給しないと音が消えますので、
これはいわゆるトゥルーバイパスではないのでしょうかね。バッファードバイパスになるのでしょうか。
ただ、気になる音の変化は特にないですし、そのせいで、スイッチングノイズはないです。

某音館のレビューを見ると、この歪みが好きな人にとってはオンリーワンの名機のようです。
ただ、歪みだけは本当にその人の好みですので、もちろん、気に入らない旨のレビューも少しあります。

ただ、このPEDALは唯一といっていいほど、みなさんがイメージする
最近主流の HiFi 系で鋭い、まさに Darkglass Electronics 系の歪みとは一線を画する歪みです。

私は大変気に入ってますし、個人的にはずっと使い続けたくなるペダルです。
たぶんパッシブのベースを使うときは Shin's Music Bass Master Preamp Pro とセットで使い続けるのではないかと思いますね。

ジャズベとプレベ両方で使ってみましたが、どちらかというとプレベ向きですかね。

今時の歪みという感じではないので、プレベでオーソドックスなジャンルで使用するのに向いていると思います。

まぁマイナス面をしいてあげますと
DRIVE をいっぱいに回しても あまり歪まないことですね。
あと ERA も右に回してもそんなに激しく変わらないですかね。
ですので、最近の歪みが欲しい方は別の Darkglass Electronics のペダルをおすすめします。(^_^)
あと踏んだときにあまり音量が変わらないように音量を調整するのに BLEND と LEVEL のつまみのバランスをとらなきゃならないところですね。
もうすこし簡単にさくっとできるといいのですが…
まぁ、DRIVE や ERA のつまみも含めて自分の気に入ったポジションをじっくり探し当てるのも楽しみのひとつではありますかね。

万人向けな PEDAL ではないですが、
結構渋めな音楽や歪みが好きなおじさまには
気に入っていただけるのではないでしょうか。

個人的には久々にお気に入りの歪みペダルに出会えた感じですね。

Darkglass Electronics Vintage Microtubes 万歳\^o^/

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初めてのALBIT~ALBIT GW-1B

2021年04月20日 00時18分18秒 | エフェクター

久々に北の大地は雨が降り続いてます。
こんなに週末に雨が降るのもずいぶん久しぶりな気がします。

先日から、新たな歪みペダル探しの旅にでておりまして
いろいろ値段の高い物からコスパの良い物まで
検討しておりました。

最近はエフェクターも有名メーカーから
手作り物までいろいろなメーカーが増えまして
私もまだまだ試したことのないメーカーがいっぱいあります。

先日購入したエレキギター用のオーバードライブも
YOUTUBEで見て音が気に入った購入した
MAD PROFESSOR (AMBER OVERDRIVE)
というメーカーも初めてでした。

色も黄色オレンジ系で筐体もコンパクトでかわいい感じでした。
残念ながら低音がかなり痩せるのでベースには流用できない感じでした。
ギター用のペダルをベースに流用するのはなかなか難しいですね。

今回紹介するのはベース用のエフェクターです。
私が歪系ペダルの師と仰いでいる方がいるのですが…
その方がとあるメーカーさんにギター用として販売されたブースターの
ベース版も作成してよとお願いしてできたのが実際に売り出されたのが
ALBIT GW-1B になります。
また、その方から歪みペダルとしてコスパ的におすすめされた一品でもありますね。

HPから製品の紹介を抜粋します。

現在では入手困難なゲルマニウムダイオードを使用した、一般的なシリコンダイオードとは一味違うサウンドを作り出すことが可能なブースターです。
ゲルマニウムダイオードを歪ませると、角の取れた丸みのある波形になり、真空管を歪ませた際の波形に近く、アンプを歪ませているようなサウンドが特徴です。
アンサンブルの中でも埋もれずに、ライブやレコーディングなどでも、一際抜けたサウンドが実現可能です。
また、ゲインをブーストできるスイッチを装備しており、クリーントーンからリードサウンドまで、幅広くカバーができます。

私の場合、ヘッドフォンで使用するケースが多いので、
どうしても、低音痩せとノイズに関してはかなり厳しいチェックになります…
まず、低音痩せですが、
さすがにベース用エフェクターだけあり、低音痩せはないですね。
音の傾向はミッドローが少し強調される感じですが、ローが消えるわけではありません。
実際 ATELIER Z の Beta6 で使ってみましたがLOW-B弦、問題なしです。
多弦ベース使用でも全く問題ありません。

あとノイズ。これはすごく惜しいのですが…
ごくごくわずかに感じます。
もちろんヘッドフォン使用じゃなきゃわからないレベルですので、
エフェクターとしてはかなりのレベルだと言ってかまわないと思います。
ただ、これがおもしろいことに、きちっとセッティングして音を出すと全く感じません。
それに TONE をあげれば増えるという物でもないですし、DRIVE や GAIN をあげたから急に目立ってくるという性質のものでもないです。
ですので、エフェクターの作りとしてはすごくよく出来ているのではないでしょうか。

さて、見た目の感想になりますが、まず、箱から取り出してみて、最初に思ったのは
筐体が思った以上にコンパクト!
そのせいかわかりませんが非常に作りがよさそうな印象をうけます。
ALBIT のエフェクターは初めて使うのですが、ファーストインプレッションから好印象です。

で、肝心な音の方なのですが、、一言で言うと「マッシブ」な感じ。
ブースターと言いつつ、かなりのレベルまで歪みます。
ブーストスイッチをオンなんかにすると、もう12時くらいでオーバードライブ領域に突入です。

音の傾向から行くと、相性はジャズベよりはプレベのほうが良いですかね。
歪みの質はナチュラルな感じですが線が細い感じではなくて、
個人的な印象ではかなり男っぽいエフェクターだと思います。

無駄な高音は目立たなくして、中音域をブーストして音抜けをよくしている
クリーンブーストだけでも音抜けが良くなりますね。
そういう意味ではドンシャリとは逆方向な感じですかね。
音をぎゅっと寄せている感じとでもいいましょうか。

それからアウトプットレベルがかなり大きいです。
つまり音がでかい。(^_^)
非力なパッシブなベースもパワフルなベースに大変身しますぜ、
旦那(^_^)

正直音がでか過ぎる印象で、
実際の使用では、8時くらいまでしか MASTER VOLUME をあげられません。
あげすぎてスピーカー吹っ飛ばさないように気をつけましょう。

あと、実際の電量消費量がカタログにも説明書にも書かれていないので
気になるのですが…

おそらく電池駆動もできるのでそんなに高くはないのかな。
20~30mA くらいですかね。

ただ、ここまで歪むとなると
実際にクリーンブースターとして使うのか、
それともオーバードライブとして使うのか、
悩むところですね。
まぁ、そういう意味では、その人の使い方次第というところですね。

あと個人的には TONE を BASS と TREBLE の2つのつまみだと
もっと良かったかな。

まぁ、TONE は一つで十分!というのもある意味自信の表れなのかもしれませんね。

ALBIT GW-1B 
コスパの良いブースター/オーバードライブです。

そういえば、 ALBIT さんにはもうひとつ TubeSound Booster For BASS / TB-1B
というのがあるんですね。

TUBE DRIVE と MASTER のつまみは二つのみ。これはすごくシンプルですね。
これもきっと自信の表れですね。

それから、ALBIT のエフェクターって一般的な1cmサイズの
エフェクタースイッチカバー使えないんですね。
紫のカバー掛けようと思ったらスイッチが小さすぎるようですね。
これも独自路線ということですね。(笑)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする