北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

80年代ロックはこれを聴け!~その2 (GRASS VALLEY)

2014年03月04日 12時26分08秒 | 音楽
今回はいわゆるニューウェーブ
しかもテクノっぽい感じのバンドを紹介します。

前回のDEL★ZIBETもそうですが、
今回のバンドもリマスタリングして再発という形にはなっていないので
あまり知っている人は少ないかもしれません。
しかも90年代初頭に解散して復活していないので余計に知っている人は
少ないでしょうね。

今回、紹介するのは GRASS VALLEY です。
後藤次利さんが創設した CBS SONY 系の FITZBEAT というレーベルからデビューしてます。
そういう意味ではレベッカと同じですね。

メンバーは

出口雅之 (ボーカル) (グラスバレー解散後は REV 、ソロ(出口雅之)、SUICIDE SPORTS CAR として活動。)
上領亘 (ドラム) (脱退後は、SOFT BALLET、P-MODEL、Ashbury、CROW、L-E-D 他多数のサポートに参加。現在はNeoBalladで活動。)
本田恭之 (キーボード) 現在は本田海月名義。空夜coo:ya、face to ace で活動。
西田信哉 (ギター)
根本一朗 (ベース)

一言で言うと70年代から80年代にかけてYMOともからんだ
イギリスのバンド
JAPANの日本版という感じでしょうか。

JAPANは故ミック・カーンのフレットレスベースが有名で
GRASS VALLEYはフレットありが中心でしたので少し違いますが
YOUTUBEにも上がっている「ドラゴン」という曲を聞くと
明らかにJAPANを意識してます。
(詳しい方は判ると思いますがドラゴンは The Art of Parties と
 Method of Dance を組合せたようなアレンジの曲になっています。)

出口さんのVOCALも発声の感じはデヴィッド・シルヴィアンを意識しているし、
上領さんの変則的なドラミングも スティーブ・ジャンセンっぽいし、
本田さんの音使いも明らかにリチャード・バルビエリを意識してます。

ただ、音楽の方向としては少し違って
センスの良いシティ・ポップっぽいロックとでも言いましょうか。
一時期ハードロックっぽい方向に行ったこともありますが、
最後はドラムの上領さんが脱退し、
91年はレベッカの土橋さんプロデュースで小田原さんがドラムという形になり、
よりメジャーな感じのロックになりました。

しかし、
私的には上領さんの変則的なドラミングこそが
GRASS VALLEY の本質であると思ってますので。。

80年代のGRASS VALLEY がお勧めです。

4枚目のLOGOS〜行〜 (1989年6月1日)
以降は少しサウンドが変わってくるので、
特に STYLE までの初期3枚がお勧めです。

 1.GRASS VALLEY (1987年4月22日)
 2.MOON VOICE (1987年9月21日)
 3.STYLE (1988年7月1日)

GRASS VALLEY はリズム隊がしっかりしているので
ライブも安心して聴けます。

どんなバンドもドラムとベースは大事と言うことですね。

個人的には、GRASS VALLEY はもっと評価されても良いバンド
だったと思います。
コメント
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