大和市 福田 桜の名所 千本桜 和菓子 みどりや

神奈川県大和市福田和菓子の店みどりや、楽しくておいしい和菓子や豆知識をご紹介します。

新大正のふるさと

2008-12-05 16:08:12 | 原材料
写真は鶴の群れです、約1万羽の鶴が飛来します、ちょっと気持ち悪いくらい(笑)

こんにちは、大和市福田の和菓子屋みどりやの小菅澄子です。
昨日餅を仕入れている問屋さんに出水の話を改めて聞きました。

お餅の話の続きです。


「出水ってどんな所なの?」
「鶴以外は何もないですね~。」


鹿児島県出水市は「ナベヅル」「マナズル」などの越冬地なのです。
遠くロシアや中国東北部などから10月中旬にやってきます。


出水は八代海(不知火海)に面する広大な出水平野、
矢筈岳を主峰とする肥薩山脈が北東に走り、
平野の後ろに山岳地帯が広がります。
この地形は寒暖の差が激しく良質の米を産します。



混じりけのないもっと適正な価格の新大正を販売したいと、
契約栽培の場所を探したところ、
山形・福島・富山・宮崎など他の候補地に比べ
最も農薬散布の回数が少ないこと、地元の方の人柄が信頼できること
などから出水が選ばれたのです。


20年度産の米に使用した農薬はイモチ病の為の1回のみ。
鶴が暮らせる田んぼは、ドジョウもタニシも沢山いる自然のままです。

作ってくれている中原さんが収穫後は「はさがけ」で自然乾燥しています。
スズメに食べられちゃうので減っちゃうんですけどね。
おおらかな人らしいです。

また明日もお餅の話です。(えっ!まだやるの?って声が聞こえそうですが)