善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・秋の収穫まつり

2012年11月27日 | 鎌倉

毎年、鎌倉市の産業振興課-農水担当とJAさがみの共催で、鎌倉秋の収穫まつりが鎌倉市立大船中学校の前庭で開催されます。
内容は野菜品評会、野菜と海産物即売、市内の餅搗き唄保存会実演、焼きそばなどの実演即売等ですが、人気は
1.お米すくい(足柄米)
2.ミカンの詰め放題(小田原のミカン?)
3.山北茶の詰め放題
の順序で、開幕と同時に列が出来ます。

(収穫まつり垂れ幕)

市街地化が進んだ鎌倉では、農家が市の北部にわずかに残るだけですが、「鎌倉ブランド」と称して地元での消費を奨励しています。

(買い物袋)

人気一番のお米すくいは、1回¥100で三角籤を引き何回すくえるかの数字をもらいます。100円で1~3回すくえるのですが、すくうのは両手の手のひらです。
お米は足柄米で、神奈川県西部の箱根の山裾あたりで取れるお米です。
鎌倉ではお米は売るほどは取れません。

(お米すくいのテント)


(お米すくい)

このゲームは手のひらが広い人が有利ですが、両腕の肘をそろえて、手のひらと腕を一体化してすくうのがコツで、大人なら結構な量をすくうことが出来ませ。
子どもや女性で指の細い人は不利ですが、それでも足柄米は美味しいので大人気になっています。
3回券をあてて約2キロ近いお米をゲットして持ち帰ると幸福な気分を味わえるようです。

神奈川県のミカンの北限は小田原市で、小田原市の国府津あたりまではミカンを栽培する農家があるようです。
300円払って、大きさを選りすぐって買い物袋に自分で詰めるのですから列が進みません。
およそ30個ほど入れると袋からはみ出すのですが、担当者は笑って見逃してくれます。
これって、1個=10円ということですよね。

(ミカン詰め放題)

小田原の曽我の梅林に付随するミカンが北限といいましたが、このミカンは酸度も強く年を越してから美味しくなります。

山北茶はくき茶をカンに詰め放題にしていますが、残念ながら自分では出来ません。

(山北茶詰め放題=\1000(ただし「くき茶」)

野菜売りも超人気です。

土付きの牛蒡や土付きのネギなども入手できます。

(野菜売りのテント)


(巨大さつまいも¥100)


(ジャガイモと人参)

バザーは農協やJAの婦人部が不要の贈答品などを解体して値付けしています。

これが4番人気でしょうか。

(バザー)

鎌倉市津に残る津餅搗き唄保存会が毎年協賛で出場する保存唄はのどかな節回しの唄です。

無料でふるまう「からみ餅」や「きなこ餅」、「あんころ餅」は超人気で、お米すくいより上位にランクされますが、時間帯が違い、昼近くなるの一度家に戻って出直してくる方も多いようです。

(津餅搗き唄保存会)

品評会は体育館で行われますが、関係者だけしか出席せず、ギャラリーは少ないようです。

(野菜の品評会)

毎年、秋の収穫まつりを境にして鎌倉は急に冬に突入します。


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