男はつらいよ？

久しぶりの出勤。

予定表を見ると、
昼から「酸欠講習」が入っていたのを
すっかり忘れていた。

課を二つにわけて、全員が受講するので、
受付や電話の応対ができるよう、
担当者がうまく割り振ってくれてはったのだが、
定時になっても隣のＴさんがやってこない。

係長や課長が「なんか聞いてる？」と言うてきはるのだが、
いゃ、ワタシ出勤するの水曜以来ですし…（汗）。

そういえば以前、仕事の件で、
（Ｔさんが公休日の水曜に）
携帯に電話したのだけれど繋がらず、
翌日その話をしたところ、
奥様がものすんごいヤキモチをやきはるらしく、
休みの日に携帯電話が鳴ろうもんならえらい騒ぎになるそうなので、
電源を切っている、と言うてはったことを課長に伝えると、
「でも、もし自宅に電話して、奥さんが「出勤しましたが」ってことになったら、
　それこそ大変な騒ぎになるやろしなぁー」と。

「そりゃーそうですねー」と言いつつも、
無断欠勤はあかんので、係長が自宅に電話したところ、
当の本人が電話に出て
「風邪のため、休ませてほしい」とのこと。

あやしい。
あやしすぎる…と思いながら仕事をしていると、
１１時前に疲れ果てた顔でＴさん登場。

３連休など休みが続くと、
次の日からＴさんが出ていくのが許せなくなるようで、
「隣に女が座ってるからでしょ！」（ワタシのことですか？）とか
「職場に女がやってくるんでしょ！」とか
奥さんにあらぬ疑いをかけられ、
昨晩も「どうしてもいくなら殺してくれ」とか、
「離婚する！」とかのすったもんだで、
ようやく寝たのが明け方４時過ぎだったそうな。

定年を過ぎ、任期付きで働き始めて、
それもあと１年のＴさん。

いつまでも心配されるのもつらいだろうけど、
ずっと家にいるようになったら、
それはそれで息詰まる雰囲気なんやろなぁー、と
勝手に想像を膨らませる火曜日であった。