ねぇさん日記

ねぇさんの「寝言は寝て言え!」的酔っ払いのつぶやき
<2004.10.29~>

街的

2006-12-15 09:22:52 | 日記
先日、仕事を終えてマンションに帰り着き
オートロックの番号を入れてドアを開け、まさに入ろうとしたところに
小学校高学年くらいの塾にでも行くようなスタイルの男の子が中からやってきて
私が開けたドアの隙間を縫うようにして無言で出て行った

たしかにマンションに住みだすと、
郵便受けやゴミ捨て場のところで会うおばちゃんたちに
「おはようございます!」や「こんにちは!」と挨拶こそすれ
その人がいったいどこのフロアーの人かなんてさっぱりわからないし
ましてやマンション以外の場所で会ったりしても気付きはしないだろう

それでも、同じマンションの中でそこで住んでいる(であろう)人とすれ違う時や
ドアを開けてもらって自分がお先に失礼させてもらうときは
「すいません」とか「ありがとうございます」とか「お先に」とか
まーそういう類の言葉を口にするのが普通だろう(と思う私が古いのかもしれないが)

そこんところをまったくもって無視したかのような
その男の子の振る舞いにビックリして
思わず「親の顔が見たいわ!」などと思ったのだが
このマンションの中のどの人が親なのかさえもわからないわけで…

私には子供がいないので、「子供の教育・躾」というのは実体験に基づいてはいないが
昔は近所のおばちゃんたちにも「そんなことしたらアカンで!」と
フツーに窘められたりしていたし、
それはもしかしたら非常に大阪的なのかもしれないけれど
「アカンことはなんせアカン!」と声を大にして言える環境であったように思う

それがなぜ、下手に言うと命をなくしかねない
やられっぱなしのような世の中になってしまったのだろう

私には子供がいない(っつぅのはさっきも言ったけれど)が、
幸いなことに甥っ子と姪っ子がいる

この二人と一緒に食事をしたりするときは
箸の上げ下ろしからお茶碗の持ち方や礼儀作法について口うるさく指導するし
奴らも私と一緒にいるときは「うるさいけどしゃーないわ」と覚悟しているようだ

そうやってとことんマジで向き合うってことが街的なのかもしれないな、などと
「大阪三人会」から時間を経た今も咀嚼しつづけている
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お一人様 | トップ | クリスマス »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事