ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

友人と会う

2019-10-23 15:14:11 | 介護

先日、20年近く会っていなかった友人二人と会って来た。

20年ぶりなのでお互いの顔がわかるかな~と、みんな同じことを思っていたらしいけど、一目ですぐに友人たちだとわかった。そして、向こうもわかってくれた・・・ホッ

そんな友人たちとの久しぶりの再会は、積もる話があり過ぎて、あっという間に時間が経った。

みんな基本は子どもを育てる(育てていた)主婦なので、昔とそんなに生活は変わってはいなかったが、今は子どもの手が離れ、パートに、趣味にと忙しく毎日を過ごしているとか。

しかし、子供の手は離れたが、老親の手が離れないのはみんな同じ。

自分や夫の親たちを見送って、残った老親の介護に忙しいと話すひとりの友人の話を聞きながら「どこも一緒だね」と言って互いをいたわりあって来た。

でも、久しぶりに友人たちに会って楽しい時間を過ごして、とても元気がもらえた。

特に最近はお姑さんの症状が急激に変わっていくので、夫との会話はいつもお姑さんのことになる。それは元気が出るような明るい話題ではなく、今後どんどん悪くなっていくということを想定した話なので、自然と気持ちも暗くなっていた。

しかし、友人たちとの再会でまた元気がでた~かな?

さて、お姑さんだが、先のブログ記事ではもう歩けないということを書いたが、それから数日も経たないうちにまた歩けるようになった。

歩けるようになったことは非常に喜ばしいことなのだが、これが夜昼問わず歩き回って暴れまわるので、事態は以前よりも深刻になった。

お姑さんは夜中に暴れたようで、翌朝、部屋の中は大変な事になっていたそうだ。

カーテンは引き千切られ、鉢植えはひっくり返り、部屋の中は物が散乱。

信心深いお姑さんがあれほど大切にしていた仏壇も、中の仏具や掛け軸があちこちに飛び散っているという惨状だったそうだ。

それから数日間、お姑さんは興奮状態が続き、奇声をあげたり他人に暴力行為をしたりと、とても正常だった頃のお姑さんとは思えないような行動を取り続けた。

夫は「まるで悪霊にでも憑りつかれているようだ」というし、たくさんの高齢者を見ている職員さんも「こんなに急に症状が悪化するのは珍しい」とおっしゃった。

というわけで、このような症状(特に他人に対する暴力)が続けば、現在の施設(高齢者住宅)に居るわけにはいかない。

また新しい施設を探さなければいけないのだが、今はどこも満員ですぐに移れる施設が無いのが現状だ。

お姑さんが入れるとしたら特別養護老人ホームかグループホームなのだが、どこも待機者が何十人といる。

では次の施設が決まるまで、いっそのこと入院したらどうだろうかと病院を訪ねたが、病院も認知症の高齢者や精神疾患をもつ患者さんが大勢待機しているとかで、入院はすぐにできないそうだ。

現在は主治医から出してもらった興奮を抑える薬を服用しているので、ここ数日は落ち着いている。

お姑さんはごくたまに我に返るのか「迷惑かけてごめんね」とか「人生はつまらない」とか、そんなことを言うそうだ。

このまま薬で落ち着けばよいのだけど。しかし、今は一刻も早く入れる施設を探している。

友人たちと老親のことを話していた時、ひとりの友人が言った。

「親たちは、まだなんとか見てくれる施設や人手があるけど、私たちの時はどうなるの?少子化だし、介護なんてしてもらえるんだろうか?」

たしかに今と同じ介護を考えれば難しいかもしれないが、その時は元気な老人が介護をする側になっているのかもしれないし、ロボットがもっと普及しているかもしれない。もしかしたら外国人の介護職も増えているのかもしれないから、なんとかなっている気もする。

しかしどちらにせよ、自分の健康は自分で守らないといけない。

いつまでも介護を必要としないくらい元気で、できれば介護する側の老人になって、ある日、コロリと死ぬ。いいな~、夢だわ、これ。

とかなんとか、そんな話をしながら楽しく友人たちとランチをしてきました。


 

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