ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

忘れていたこと

2014-04-15 15:31:22 | 日記
戸棚の整理をしていたら、昔の手帳が出てきた。

あ~これ、このキラキラとした綺麗なブルーの表紙が気に入って買ったんだよなぁ。

懐かしく思いながらパラパラと手帳をめくっていたら、7年前に私が書いた文章が残っていた。

「わかった。自分も神の一部、そしてすべての人はみんな神の一部なのだ」と書き記してあった。

そんなことを書いていたとは我ながらびっくりだった。

すっかり忘れていたことだったが、その文面からは喜びの気持ちが溢れているようだった。

なぜこのようなことを書いたのかと思ってさらに読むと、どうやら当時入っていた会の人から「この会をやめることが正しいことなのか、どうなのか、自分の守護霊に聞いてみて」と言われた・・・とある。

そして「もうやめると言う自分の意思は変わらないのに、なぜこうも延々と説得に来るのか」とも書いてある。

当時は自分の心の奥にある神聖なものの存在を知らなかったが、そんなに言うのなら、やめる気持ちは絶対に変わらないが自分の守護霊(自分の心の神様)に聞いてみることにしようと思った。

その会は宗教ではなかったが、今思うと限りなく宗教に近い会だった。

そして一年近く入っていたが色々な違和感を感じ、もうやめますと会の人に伝えていた。

入って間もなくから、その会に対して違和感を感じるようになっていたが、決定的だったのは会の幹部の男性と多くの会員がいる場で口論になったことだった。

ずっと違和感を抱いていたことを私が質問したことから、徐々にエスカレートしていった様に思うが、いつもポーカーフェイスのその方がかなり本気で怒っていた。

また、周囲で私たちの話を聞いていた会員の中からも私に対する批判の声が上がり、会場は激高して私を批難する数人の会員と息を飲んだまま無言で口論を聞いているその他多数の会員たちで異様な気配になっていた。

その時は不思議と何も怖くなく、誰に何を言われようがまったく平気だった。

最後は「ではやめさせて頂きますッ!」と捨て台詞を残して会場を後にしたのだが、その後は会に残るように入れ替わり立ち代り会員が来て説得の嵐が続いた。

自分が信じていること、特に宗教的なことはお互いに違った考えを持つ者同士で口論をするほど不毛なことはない。

まったく疲れるだけ・・・

「悪かったと言っていましたよ」と後からあの男性会員のことを聞かされても、私は彼に対してわだかまりがあるのではなく、会に対する不信感からやめようと決心しただけだったので、彼には何の悪感情もなかったし、彼が謝るうんぬんで会に残るということにはならなかった。

「わかった。自分も神の一部、そしてすべての人はみんな神の一部なのだ」

そう思ったのは、「守護霊に聞いてみて」と言われたことからやってみようと思い、布団の中でリラックスしていた時に見えてきた文字からだった。

「人間 神」

たったこれだけの文字だったが、その時は「わかった」と心躍るような気持ちがしたものだった。

ただしこれが本当に自分の神聖な所から見えてきたものだったのかは、今となっては正直わからない。

ただ、その時の喜びは手帳に書かれた文からも分かるくらい大きかったのだと思う。

あとから「何か分かったか?」と聞きに来た会の人に「人間 神」を伝えると「???」と言う顔をしていた。

ところで会に入っていた頃に「これが魔物というものなのか」と思うような恐ろしい映像を何度か見たことがあった。

それを会の人に言うと、その度に「それはあなたに憑いているものです」と言われていた。

(だから私は今でも魔物は本当に存在すると思っている!)

当時は「そうか、それならもっとここで精進して取り払わなければ」と思ったが、今考えると会自体が魔物の巣窟だったのかもしれないと思う。

「自分に憑いている魔物は自分でとるのです。そのために自分の内面を見つめ正しい行いをしましょう」

たしかに「その通り」と思える部分もあったが、やはり根本的にどこか違う。

会員が定期的に皆で集まって、お互いにどれくらい成長したかなんてことを指摘(批判)し合うなんてのは間違っている。

幹部に褒められた人は、自分は他の人より先を行ってると勘違いをする。

言葉に出さなくても心の中では優越感やら嫉妬心やらが渦巻く。

誰が幹部になるのか腹の探りあい。

現在もその会は存在しているらしいが、かつての勢いはもうないと思う。

これからは一人ひとりが自分の中に存在する神聖なものに気づけば、そういった宗教的な集合体は消えていくのだろうと思う。

また、消えなければいけないのだと思う。











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