196万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)更新復活

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

通常総会と漫画家協会賞懇親会!

2009-06-14 09:22:27 | 告発!!著作権違反書籍【マンガの昭和史】
今日の画像は、贈賞式・懇親会での一枚。
右から第38回日本漫画家協会賞受賞者の西岸良平氏、所ゆきよし氏、五十嵐大介氏、うえださと士氏、北見けんいち氏そして青いハッピを着ているのが、乾杯の音頭をとる我等が常務理事の、ちばてつや先生。


第24回年度初め通常総会は午後4時より開始。


物故会員4名
武本サブロー氏
宮村正治氏
赤塚不二夫氏
松山たいきゅう氏
へ一分間の黙祷を行う。


佐川美代太郎氏が名誉会員に承認される。


協会のホームページがこの日よりリニューアルされた。
私は、2003年に入会した際の古いデータのままなので、急いで新しいものにしなければと思う。


各部会報告の中で、特に興味を持ったのは、やはり著作権部の報告。

Google書籍検索問題に関しては、漫画家協会では他の協会とは異なる独自の声明文を出している。
詳しくは、社団法人日本漫画家協会のホームページを確認して貰いたい。


著作権に関しては、様々な問題が起きている。


私個人が知ったものでは、2003年頃に電子配信により貸本漫画時代の作品が多数著者に無断で配信されている事件があった。
犯人を突き止めると、現代マンガ図書館の内記稔夫氏が黒幕であることが判明。
当時私も顔を出していた漫画史研究会の席上で内記稔夫氏の参加していることを確認した上で、著作権の無断使用の問題として皆さんどのように思うかとたずねたところ、横から関西(三重?)出身の宮本大人氏が

お前アホちゃうか。無断でそんなことするわけないやろ!

と公衆の面前で私を罵倒した。

だが、私は事前に無断使用している事実を著作権者及び配信元の会社から確認しているからこそ抗議したのである。
私は宮本大人氏に対し


馬鹿はお前の方だろう。
著者に無断で使用しているから問題提起しているんだ。
こんな大事なことすらキチンと話し合いが出来なくて何が漫画史研究会だ。


と発言したところ、宮本大人氏は無言となり、
夏目房之助氏などは


それはここで話し合うような問題ではない。


という。
私は、漫画史研究会という名を持つ漫画研究者の集まりの意味を疑った。
著作権の問題を、会に参加している人物が起こしているのに、話し合いすら出来ない会なんて・・・。


宮本大人とは、早稲田大学を出て、東京大学大学院で学んだとかいう人物であり、現在は九州の方の大学で准教授をしており、来年は明治大学にくるという。


私が漫画史研究会に参加するようになったキッカケは、2000年4月頃、当時川崎市市民ミュージアムで漫画担当の学芸員をしていた細萱敦氏(現・東京工芸大学准教授)より良かったら一度参加してみないか?と誘われたからであり、それ以来その時まで丸4年近く参加し続けていたのだが、その件があり参加する気がしなくなった。

その後、漫画史研究会には、数年後に一度だけ顔を出したことがある。
電子配信の会社の役員が、私に全面的に謝罪し、問題図書の配信をすぐに停止したことなどのてんまつの報告と、漫画史研究会の席上で自らの悪業を否定した内記氏や、根拠もなく人を罵倒した宮本氏が人としての良心から謝罪をしてくるかどうかを試すためである。
だが、内記稔夫氏からも、公衆の面前で何の根拠もなく人を罵倒してきた宮本大人氏からも私への謝罪はその時も、その後も一切ない。
東京大学大学院卒の宮本大人氏からすれば、不良少年上がりで明治学院大学の夜学で学んだ私に対して、


アホちゃうか


という発言を訂正する気はさらさらないのだろう。
ことのてんまつを報告しようとしたのだが、たずねてくる漫画史研究会の参加者がいないどころか、なぜ私が参加をするのかといった空気が漂っていた。
漫画史研究会がどういう所かについては、赤木了介、(赤木大介)なる人物と宮本大人、房爺(夏目房之助)とのやりとりでネットの上でも既に真実の姿を伝えているようなので、そちらでのやりとりを見ていただければ、彼等の人間性がわかって貰えると思う。
私は、赤木了介なる人物とは面識がないのでどのような人物なのか判断は出来ないが、漫画史研究会参加者については内記稔夫氏を含め、その人間性が率直にあらわれている。
Google検索で、(赤木了介、宮本大人)で検索するとそのやりとりが出てくる。
(漫画史研究会の入会について)、でも何番目かに出てくるようだ。


どうやら私と、漫画史研究会のメンバーとは、育って来た環境の違いからか漫画やアニメに対する考え方があまりにも違うようだ。


高校時代、停学を何度もくらい退学寸前の不良少年だった私は、大好きだった父の入院を機に改心し、大学進学を志す。
11ヶ月にわたる入院生活の中、17歳の春に父を癌でなくしてしまった私が進学先として選らんだところが、明治学院大学社会学部社会学科の夜間である。
父が私の為に遺しておいてくれた学費以外は、交通費や、教科書代、はてはサンフランシスコへのホームステイの費用にいたるまで全て添乗員のアルバイトや、奨学金を貰いながら4年間優秀な成績で通ったのである。
2003年には、社会学科の後輩達5人から卒業生訪問インタビューを受け、その様子が明治学院大学社会学・社会福祉学会が発行する(Socially第12号・2004年3月発行)に訪問記事として載っていることが、私が明治学院大学社会学部の優秀な卒業生であることを証明してくれているハズだ。


だが、世間一般では、学歴に対する差別や偏見は就職をするにしても、何をするにしても、つきまとう。
夜学に対する差別には根強いものがあるのは事実だ。

漫画史研究会とは違い、日本漫画家協会にはそのような学歴による差別や偏見はまるで感じられ無い。


社団法人 日本漫画家協
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第38回日本漫画家協会賞贈賞式!

2009-06-13 01:17:17 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
社団法人 日本漫画家協会
THE JAPAN CARTOONISTS ASSOCIATION


2009年度 第38回日本漫画家協会賞


社団法人日本漫画家協会は漫画文化の普及と日本漫画界の向上をはかる目的のもとに優秀作品を顕彰するため(日本漫画家協会賞)を設ける



日本漫画家協会賞選考委員会は、先に募集致しました協会賞の候補作品について5月8日(金)午後1時より社団法人日本漫画家協会事務局に於いて、公平かつ厳正に選考を行った結果、下記の方々に贈賞を決定致しました。


日本漫画家協会選考委員会
委員長 やなせたかし
委員 小野耕世・清水勲・多田ヒロシ・永井豪・中野晴行・中山星香・西田淑子・バロン吉元・牧野和子・松谷孝征・みつはしちかこ・森田拳次・矢口高雄


画像は右から西岸良平氏、所ゆきよし氏、五十嵐大介氏、うえださと士氏、北見けんいち氏。


大賞(金彩プレート盾、メダル、副賞として賞金50万円) 2名


西岸良平氏
作品名 (鎌倉ものがたり)双葉社刊
受賞理由 ユニークな画風、水木しげるの妖怪とはひと味ちがったユーモラスな化け物達、ナンセンスの中にペーソスがただよう傑作。

所ゆきよし氏
作品名 (政治漫画)毎日新聞連載

受賞理由 当代一の政治漫画似顔絵師。
寄り目、二頭身の愛嬌あるキャラクターに変えられては誰も怒れない。


優秀賞(銀彩プレート盾、メダル、副賞として賞金20万円) 1名


五十嵐大介氏
作品名 (海獣の子供)小学館刊

受賞理由 今日的なテーマを新鮮なイマジネーションと見事な表現で描き、コミックスの新しい時代を予見させる秀作。


特別賞 (銀彩プレート盾、メダル、副賞として賞金20万円) 1名


うえださと士氏
作品名 (懐かしの昭和30年代色紙画展)展覧会作品

受賞理由 色紙画展をまとめた作品だが、展示連載マンガの迫力ある感動にあふれています。


文部科学大臣賞 (文部科学大臣表彰状)


北見けんいち氏
(全作品)

受賞理由 変わらぬ庶民の視座で丁寧なコマ割りで永年描き続けてきた氏の全作品の功績に対して。


式次第


開会の辞
日本漫画家協会賞紹介
選考経過報告・受賞者紹介
贈賞
来賓祝辞
受賞者より
花束贈呈
乾杯
祝辞
懇親会


通常総会及び贈賞式、懇親会の模様は、また後ほど
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まんだらけZENBU43 が届いたよ!

2009-06-12 02:39:14 | 「まんだらけZENBU」最新号の紹介と大オークション
昨日、まんだらけZENBU最新号43が届きました。
年間購読者には、別冊付録(ねおまんだらけNo.17)がついてくるのでオススメです。
今回もA5版カラー48ページ。
この本のポイントは、掲載商品がすべて抽選で買えるということ。
申込締切日は7月7日(火)当日必着なのでお早めに!
セル画やアニメ原画、雑誌、単行本、カードなど中身については、購読者だけのお楽しみ。
さて、本誌の今回の注目記事ですが、戦前・ナカムラ・マンガ全100冊一覧。
ナカムラ・マンガ・ライブラリー(全70冊)とナカムラ繪業書(全30冊)が紹介されています。
*資料提供:榛葉忠弘・小林真一、構成:武井等とあります。ご苦労様です。助かります。
そして、失われた劇画史(劇画雑誌コレクション1966~)と題した44ページにわたる大特集。
実物の写真とデータだけでなく参考資料もきちんと明記されているので、無断引用や孫引きが多く実証的でない、大学教授などの肩書きを持つ評論家や研究者達のグループが作っているマンガ学の入門書の類より遥かにためになる。

漫画史研究家は、漫画評論家と違い、独自にデータベースを作るのが最低の必須条件のひとつ。
作家の作品リスト、単行本リスト、年譜などを調査し、更に本当かどうか作家本人もしくは遺族に確認する。
他人が発表したデータは実物が確認出来るまで、半信半疑のままである。
ちなみに、私が少年画報大全を監修した時、それ以前から活躍している評論家達が使っていたデータと私が調べたデータとでは、100箇所以上の違いが見受けられた。
巻末の参考文献と少年画報大全の記載データが違う場合、原本から実証的に確認した私のデータの方が99.9%の確率で正しいと自負している。
2001年以降に発表された書籍でも、少年画報大全を参考文献に加えてないもので、同じ事柄のデータが違っていた場合、私のデータの方が正しい筈だ。
少年画報大全発表後、私に何の連絡もなく、無断引用している評論家や研究者がいる。
素人の人やマニアが趣味で楽しんでくれているならお役に立てて嬉しい限りだが、評論家や研究者を名乗りながら、参考文献として、少年画報大全の書名をあげてくれる良心的な人が少ないのはなぜだろうか?
彼等のような高学歴ではなく、横浜鶴見の不良少年上がりの私では良く理解出来ない謎である。
ちなみに、有名古書専門店の間では、少年画報大全は必須であり、店の店長達の間では私の顔と名前がすっかりバレてしまっている。
それはさておき、もうひとつの楽しみは、星まこと氏によるアニメインタビュー。
毎回丁寧なインタビューを続けているこのシリーズも今回で39回目になるので9月で10年だ。
星さんは一般的には、あまり知られていないが、日本のアニメの研究者としては、実力日本一。
元エイケンの名プロデューサー鷺巣政安氏に師事。
御園まことの名で(図説テレビアニメ全書・原書房1999年)を監修している。
この本には、現場から見たアニメの歴史として(宇宙戦艦ヤマト)や、(超時空マクロス)など数々のヒット作を手掛けた演出家の石黒昇氏や(風の谷のナウシカ)の作画監督であるアニメーターの小松原一男氏、テレビアニメ創成期からのプランナーとして鷺巣政安氏の特別インタビューも収録されている。
今回のまんだらけZENBU43には、
(宇宙戦艦ヤマト)はいつの間にかライフワークになってました
と題して
(マジンガーZ)や、(タイガーマスク)(デビルマン)の作画監督、白土武氏のインタビューを収録している。
星さんとも10年来の付き合いになる。
非常に爽やかな兄貴分です。
そして、忘れてはいけないのが成瀬正佑氏の記事。
今回は(護美之山)特別編・護美之園~矢代まさこ貸本時代の全貌1~となっている。
上田トシコ先生と同じく少女マンガパワー展では紹介されなかったが、少女マンガ史においては重要な作家の一人だと私は考えている。
成瀬氏の記事は、毎回オールカラーで単行本のデータを紹介しているので非常に助かります。

漫画史研究家は、漫画評論家と違い、日々の地道なデータ集めが必要とされ、その成果を発表する場も非常に少ない。
だが、漫画評論家が漫画家の先生達にあまり好かれていないことが多いのにくらべ、漫画史研究家に対して先生方は皆、非常に親切である。
少年時代から憧れていた、ちばてつや先生に、名前と顔を覚えてもらえたなんてまるで夢のようである。
漫画史研究家の私としては、ただそれだけで幸せな毎日なのである。
今日は、日本漫画家協会の総会と協会賞の受賞式のパーティーがある。
私が最年少の漫画史の研究者として認められ、正会員になった2003年には、上田トシコ先生が文部科学大臣賞を受賞された。
御祝いの言葉にあわせて、私も研究者として、協会員になれたことを報告すると、
本当に良かったわね!
と一緒に喜んでくれた上田先生の笑顔が今も眼に焼き付いている。
上田先生の代表作である(フイチンさん)全三巻を発行人本間正幸として、先月コミックパークから復刊出来たことを思うと何だかとても嬉しいのだ。
総会とパーティーの様子については、明日の私のブログを楽しみにしていて下さいね!
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東映キネマ旬報最新号vol.11 が届く

2009-06-11 01:37:57 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
昨日は、東映キネマ旬報の最新号が届いた。
これは、東映ビデオ㈱発行、㈱キネマ旬報社編集の季刊誌で、会員登録すると購読料・送料は無料で年4回自宅へ届くのだ。
初回送付時には、東映ビデオの最新商品カタログもついてくる。
フリーダイヤルは、

0120-1081-46

今号より発行日が変わって3・6・9・12月となる。
さて、今回vol.11 となる2009年夏号では、特集・仁義なき戦いstage1。
仁義なき戦いが生まれたとき と題して編集部の文が5ページ。
そして、惹句師・関根忠郎インタビューへと続く。
私と東映映画Part11特別篇木村大作 監督・撮影
厳しさの中にしか美しさはない
金澤誠:取材・構成
4ページなど。
16ページの小冊子。
最後に、この東映キネマ旬報についての裏ワザを紹介しておこう。
登録の際に、バックナンバーを希望すると、在庫があれば送って貰えるかもしれない。
私は、この手を使って、NO.1より全て入手出来た。
前号が届いた時に、2009最新カタログが入っていたのはありがたかった。
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漫画の匠と20 年前の私の写真!!

2009-06-10 13:39:37 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日は、ショッピングサイト漫画の匠の宣伝です。

漫画の匠では、私の素顔が公開されてしまっているので、今日の画像は20年前の若き日の一枚。
初めての海外旅行としてサンフランシスコにホームステイするために作ったパスポートの写真です。
まだ不良少年の名残が残っているため、大学3年生にしては、少し老けていますが・・・


先日の手塚治虫文化賞についてのブログなどで、誰もあまり書かない、漫画の研究者の世界の本当のことを書いてしまっているので、本名だけでなく、正体も皆さんに明かすことにしました。

私は、研究者として正統な漫画史を後世の人達に残していくのが目的であり、マンガ学会や漫画史研究会といった人達とは一切関係ありません。

何のしがらみも無いので、自由に本当のことが言えます。

そのことを快く思わない研究者の人達のグループがあるようですが、別に気にしてません。

馬鹿を相手の時じゃない

からです。


漫画の匠は、ショッピングサイトから始めて、漫画やアニメ、特撮についてなどの総合的な情報サイトへと発展させていく予定です。
是非一度ご覧になって見て下さいね!


漫画の匠
http://www.manganotakumi.com/


おすすめは、手塚治虫先生の初期漫画館のバラ売りや、貸本時代の少女漫画を出して見ました。
ベルサイユのばらで知られる池田理代子先生の貸本時代の本は珍しく、サイトがオープンしてすぐに売れてしまいましたが、まだ一冊残ってますよ。
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冒険活劇文庫と黄金バットとは?

2009-06-09 04:20:50 | 街頭紙芝居「黄金バット」と『冒険活劇文庫』の時代
(冒険活劇文庫)の看板作品として登場した街頭紙芝居の大ヒット作、永松健夫の(黄金バット)だが、その成り立ちは、果たして本当に加太こうじが(紙芝居昭和史)に書いた通りなのだろうか?

戦前の成り立ちの部分に関しては、もはや確認のしようがないのだが、戦後の部分については、2001年夏、(少年画報大全)監修時に実証的に検証した事柄が、その後逓信総合博物館の(松本零士コレクションでつづる漫画誕生と黄金バットの時代)展などにより、広まってくれたようで有難い限りである。
(正チャンの冒険)に関しても、2003年逓信総合博物館による(正チャンの冒険80年)展を境に全6巻でなく、全7巻であることが広まり嬉しい限りである。
私も、展示のために秘蔵のコレクションであった7巻を貸出したかいがあるというものだ。
同時期に開催された新聞博物館による(新聞漫画の眼)展での図録による日刊アサヒグラフでの(正チャンの冒険)連載開始日の誤りが流布しなくて何よりである。
展示会や図録を作る場合、担当する研究者や学芸員は、そういった基本的なことを確認すべきだと思うのだが?


以下、黄金バットについて(少年画報大全)2001年7月少年画報社から発売の引用である。


特集04永松健夫(黄金バット)
史上最大の紙芝居ヒーロー登場


不滅の黄金バットは紙芝居から絵物語へ

黄金バットは昭和5年に鈴木一郎作、永松武雄(戦後健夫に改名)絵により誕生した紙芝居史上最大のヒット作である。
戦後、街頭紙芝居に復活すると、再び子ども達の間で大人気となる。
明々社より単行本として(なぞの巻)(地底の国)(天空の魔城)と3冊続けて出版され、瞬く間にベストセラーとなった。
それが契機となり、(黄金バット)を看板に(冒険活劇文庫)が創刊される。
創刊号より連載された(アラブの宝冠)は"黄金バット誕生編"ともいうべきストーリーで、(なぞの巻)以前の話である。
その後、単行本(彗星ロケット)が発売され、昭和25年新年号より連載された(科学魔篇)へと続く。
12月には映画化され、朝日新聞の映画広告欄に"男装の麗人川路龍子、世紀の鳥人上田龍児、特別出演美空ひばり"の配役が記されている。
怪盗黒バット団一味であるモモンガーのお熊ばあさんやハルピンお光は、ダンスの会でダイヤを盗み、ドブロクスキー博士の手によってブルタンクを作り出す。黒バットを追う大木探偵夫妻は捕らえられ、息子のまさるは倉田かず子と共にライオン朝日号を連れた蛇王のおじさんに助けを求める。
蛇王は黒バットに鉄棒をなげつけ、朝日号も怒ってとびかかる。
両足を切断する重症を負った黒バットは、みみずく型の覆面をし、名をナゾーと改める。
蛇王は、どくろ岩に眠る黄金バットを呼び出し、力を借りる。
巨大な前世紀の怪物エーア・ソーラスを引き連れ、高らかな笑いと共に天空に現れた黄金バット!!
ブルタンクに乗るナゾー一味との対決はいかに?(本間)


DATE


(黄金バット)
アラブの宝冠 S.23.8-S.24.8、12(全13回)
科学魔篇 S25.1-5(全5回未完)
映画/新映画社制作:東映配給/黄金バット 摩天楼の怪人/S25.12.23封切り/上映時間71分/監督:志村敏夫/主要出演者:川路龍子、上田龍児、美空ひばり
単行本B6判全4冊
1巻なぞの巻 S22.11.15 定価35円
2巻地底の国 S23.1.20 定価40円
3巻天空の魔城 S23.4.25 定価40円
4巻彗星ロケット S24.3.20 定価65円
復刻版単行本 B6版 全2冊上・下 共にS53.1.1 定価650円
(新黄金バット)
S27.8-S28.8(全13回)

(少年画報)S27年12月号付録として単行本(なぞの巻)を1冊分丸ごと別冊付録に仕立て直したものもある。

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先週から今週の予定について

2009-06-08 13:51:53 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
先週は、一日にショッピングサイト漫画の匠がオープンし、石森史郎先生のシナリオ塾や、第13回手塚治虫文化賞の授賞式がありました。
今週は、原稿の締め切りや、第38回日本漫画家協会賞の贈賞式や総会があります。
何気ない毎日が、夢のように過ぎて行きます。

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第38回日本漫画家協会賞と会報!

2009-06-07 13:45:33 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
先日、社団法人日本漫画家協会会報・JCA通信2009(平成21年)5.30 NO.201が届きました。
タイトルにニュース満載、パーティも満載〓の文字があるように今回はB5判24ページだてとボリュームもあり、
第38回日本漫画家協会賞決まる!
通常総会6月開催
Google書籍検索に関する協会の意見書
など内容も盛り沢山。


第38回日本漫画家協会賞が5月8日、東京・新宿区の協会事務局に於いて厳正に選考され以下の通り決定した。
選考委員はやなせたかし(委員長)、小野耕世、清水勲、多田ヒロシ、永井豪、中山星香、中野晴行、西田淑子、バロン吉元、牧野和子、松谷孝征、みつはしちかこ、森田拳次、矢口高雄の各氏。
贈賞式は6月12日、グランドプリンスホテル赤坂に於いて行われる。


大賞
西岸良平氏
(鎌倉ものがたり)双葉社刊
受賞理由 ユニークな画風、水木しげるの妖怪とはひと味ちがったユーモラスな化けもの達、ナンセンスの中にペーストがただよう傑作。

所ゆきよし氏
(政治漫画)毎日新聞連載

受賞理由 当代一の政治漫画似顔絵師。
寄り目、二頭身の愛嬌あるキャラクターに変えられては誰も怒れない。


優秀賞
五十嵐大介氏
(海獣の子供)小学館刊

受賞理由 今日的なテーマを新鮮なイマジネーションと見事な表現で描き、コミックスの新しい時代を予見させる秀作。


特別賞
うえださと士氏
(懐かしの昭和30年代色紙画展)展覧会作品

受賞理由 色紙画展をまとめた作品だが、展示連載マンガの迫力ある感動にあふれています。


文部科学大臣賞
北見けんいち氏
(全作品)

受賞理由 変わらぬ庶民の視座で丁寧なコマ割りで、永年書き続けてきた氏の全作品の功績に対して。


選考経過

今回は候補作品95点(文科大臣賞25点、協会漫画賞70点)を13名の選考委員(松谷氏は書面回答)で審査した。後略 (香取正樹)


と会報にある。
選考経過については、長くなるので、私が独断で後略させて貰いました。
毎年、通常総会に引き続き、会場を移しての贈賞式となります。
その模様は、私のブログでも紹介出来たらと考えております。

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石森史郎先生近影とシナリオ塾3 回目

2009-06-05 12:45:06 | 映画「銀河鉄道999・愛と誠・同棲時代」脚本家石森史郎の「新宿伝説」(論創社)
昨日は新宿世界堂へ行く。
東浦美津夫先生の絵を額装するためだ。
色紙4点と、6枚の絵に似合う額とマットを選んだ。
色紙用の額4点は昨日事務所に持ち帰り、直ぐに色紙を額に入れてみた。
絵の額は、2点は取り寄せとなるため時間がかかるが、4点は今日にでも取りに行って貰い、色紙と合わせて8点来週(火)に専属カメラマンに撮影して貰う予定なので、漫画の匠ショッピングサイトへは、来週中にアップ出来ると思う。


さて、今日の画像は、


花と小父さん


ではなく、偉大なる脚本家の石森史郎先生である。
シナリオ塾第3回目終了後、恒例となった門前仲町食べ歩き同好会の席上での一枚である。
昨日の食べ歩き同好会参加者は、先生を含め8名。
シナリオ塾参加の生徒20名の中から、毎回希望者が参加してくる。
その中の女子生徒から花を貰ってご満悦の石森史郎先生のスナップである。
シナリオ塾での講義が午後7時に始まり、100分間なのに対し、先生を囲んでの夜の食事会が終了したのが午後10時30分。
なので、石森先生の講義は格安である。
昨日は深川めしを食べた。次回は何を食べるのか、いまから楽しみだ。(いやいや、次回も石森先生のシナリオ塾での講義が、いまから楽しみである。)


今日は、手塚治虫文化賞授賞式!!

読売新聞のマンガ50年・劇画魂4は平田弘史先生。
弱者の怒り たたき付ける
無名の人、弱い立場の人を描くことに魅力を感じ続けてきた

と語る平田弘史の写真が掲載された横に

賀川豊彦 救貧活動100年相愛互助不況下で関心

の記事が・・・


平田弘史先生とはまだ御逢い出来てないが、弟さんで漫画家のとみ新蔵先生とは大の仲良しである。
それなのに、とみ先生から自らの生い立ちを聞いたことはなかった。
いつも優しく慈愛に満ちたとみ先生。
何故漫画家になったのかを訪ねると


兄貴が漫画家になったから

と答えてくれるが、漫画については、ほとんど知らないと言う理由が今日初めてわかった。


平田弘史、とみ新蔵兄弟が描くサムライ魂は、本物である。


また、我が母校・明治学院の先輩に賀川豊彦がいることは大学で社会学を学んだものとして誇りに思っている。
戦前、私の祖父が庄内で始めた活動が、後に庄内農協へと発展。
戦後になると長年伯父が理事を務めることになるのだが、その活動と賀川豊彦氏とは関係があると聞いたことがある。
まだまだ私は、我が本間一族の歴史ですら勉強不足だ。

【漫画の匠】
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5月ブログデータによる総括です!

2009-06-03 01:43:46 | ブログタイトル一覧・総括、各種展示会案内
3月6日gooブログ開設。

5月1日
閲覧数211PV(3月6日は104)・訪問者84IP(3月6日は59)より始まる。

5月30日
閲覧数299PV(3月31日は155)・訪問者166IP(3月31日は54)にて終了。

一番の閲覧数は、5月16日(先月は4月5日)の414PV(332PV)で、訪問者は5月31日に166_IP(121_IP)あり、最高順位は5月6日の1224400(1209581)ブログ中7057位(8016)など順位は10回出ました。(4月は1回)

逆にブログの更新がない時など、
閲覧数138PV(37PV)・訪問者75IP(31IP)
と低迷し、寂しい限りです。
5月分総合計
閲覧数9206PV(5124)一日あたり296.96PV対前月比173%・訪問者3326IP(2095)一日あたり107.29IP対前月比153%と順調に伸びております。
5月1日から31日の一ヶ月の間にブログ数が16351(13316)増えており、一日あたり541.48ブログ、対前月比101%伸びており、新しいメディアとしてのブログの急速な浸透度に驚く日々でした。

5月14日からは、オンデマンドによる出版事業にも参加し、念願であった上田トシコ先生のフイチンさん全三巻を復刊しました。

メルヘンの王様やなせたかし展(弥生美術館)や、夢二グラフィック展(竹久夢二美術館)のギャラリートーク(5月10日)参加レポート、石森史郎先生のシナリオ塾参加体験などもコメントしております。
6月1日からは漫画の匠としてショッピングサイトもオープンしました。

6月も引き続き御訪問、御閲覧のほどよろしくお願い致します。

本間正幸
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5月ブログタイトル一覧・目次

2009-06-03 00:51:47 | ブログタイトル一覧・総括、各種展示会案内
5月1日

竹宮恵子東京展2009明日始まるよ
goo閲覧数211訪問者84
アメーバ74アクセス12ペタ

5月2日

新生!!木枯し紋次郎・江口洋介

4月ブログタイトル一覧・目次

4月ブログデータによる総括

goo383・134/アメーバ201・11

5月3日

goo264・99/アメーバ94・12

5月4日

ザ・ライバル、サンデーマガジン
goo212・105/アメーバ87・15

5月5日

ザ・ライバル少年サンデー創刊号

ザ・ライバル少年マガジン創刊号

goo383・128/アメーバ217・12

5月6日

ザ・ライバル少年サンデー少年マガジン

宝塚歌劇と昭和の漫画の深い関係

goo387・147/アメーバ138・12

5月7日

水木しげる先生と墓場鬼太郎とは
goo407・109/アメーバ88・13
5月8日

goo251・96/アメーバ54・12

5月9日

石森史郎先生のシナリオ塾始まる
goo384・111/アメーバ112・13

5月10日

祖母がまだ、若い頃、母を抱いて
goo359・100/アメーバ87・12

5月11日

やなせたかし先生オンステージ
goo280・100/アメーバ81・13

5月12日

goo190・84/アメーバ38・19

5月13日

紙芝居昭和史の中の松田春翠とは
goo318・104/アメーバ69・17

5月14日

フイチンさん復刊に際しての思い
goo373・117/アメーバ127・15

5月15日

goo314・82/アメーバ62・15

5月16日

あしたのジョー40周年記念締切
goo414・111/アメーバ111・18

5月17日

女子vs男子が好きなアニメ40連発
goo284・99/アメーバ94・19

5月18日

goo331・100/アメーバ96・17

5月19日

旅の思い出と一枚の写真1973年
goo289・105/アメーバ149・18

5月20日

つるピカハゲ丸、のむら先生発見!
goo343・89/アメーバ97・18

5月21日

高橋真琴個展真琴メルヘン始まるよ!
goo290・87/アメーバ105・12

5月22日

映画ダ・ヴィンチ・コードと少女漫画史
goo262・100/アメーバ120・16

5月23日

石森史郎先生のシナリオ塾第2回目
goo237・125/アメーバ154・16

5月24日

スマイル僕が社長の無念を晴らす
goo230・117/アメーバ167・15

5月25日

goo138・75/アメーバ58・17

5月26日

冒険活劇文庫創刊の理念とは?
goo260・106/アメーバ50・18

5月27日

酔墨展と、ある女優の舞台の話!
goo243・89/アメーバ123・22

5月28日

真琴メルヘンと酔墨展始まる!
goo286・106/アメーバ109・18

5月29日

昨日は東浦美津夫先生のご自宅へ
goo310・123/アメーバ78・20

5月30日

昨日も無声映画鑑賞会へ行ったよ
goo274・128/アメーバ111・19

5月31日

スマステ!!80年代の青春映画ベスト20
goo299・166/アメーバ99・21
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毎日新聞夕刊記事・劇画50 年とは

2009-06-02 01:07:08 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
昨日の毎日新聞夕刊の1面に

劇画50年
進む復刻 団塊が支持

の記事が出ていた。
記事の中でも紹介されている劇画誕生50年を祝う会についてのレポートを4月20日に私のブログで発表しているので、再録させて貰いたい。
画像は、二次会での一枚の写真から、劇画誕生50年記念出版として限定200部/非売品として作られ参加者に配られた

殺人業者(街)25号(セントラル出版)
暗い中に白い線(摩天楼)創刊号(兎月書房)

収録の小冊子に差し換えて見た。
(元の画像が見たい人はお手数だが、4月20日の私のブログを御覧下さい。
劇画誕生50年を祝う会でGoogle検索すると今なら一番目に出てきます。)
著者は辰巳ヨシヒロ先生、編集は貸本マンガ史研究会。
A5判40頁の装丁である。



2009年4月18日土曜日午後6時30分より、西新宿にて(劇画誕生50周年を祝う会)が開かれた。
お誘いの案内状には

呼びかけ人
池上遼一・つげ忠男・つげ義春・出久根達郎・内記稔夫・林静一・山森ススム・貸本マンガ史研究会
協力/㈱小学館クリエイティブ
とあるので、どうやら小学館クリエイティブから私への案内が来たらしい。
小学館クリエイティブとは、以前、武内つなよし先生の赤胴鈴之助全5巻の復刻の際、協力依頼があり、原本の協力と赤胴鈴之助評伝と題して全5回の解説を連載したことがある。
呼びかけ人の方達とは、現在まで、交流がなかった。
案内状には、次のようにある。

劇画誕生50年を祝う会へのお誘い

皆様におかれましてはお変わりなくおすごしのことと存じ上げます。
さて、今年は(劇画工房)が誕生して50年を迎えます。それを記念してささやかな宴を企画しました。
春の一夜、劇画という名称の発案者である辰巳ヨシヒロさんを囲んで、その誕生と歴史を語り合う場になればと思います。
皆様のご参加をお願い申し上げます。

漫画史研究家としては、嬉しい誘いなので、喜んで参加した次第。
画像は、二次会の席での一枚。
左から池上遼一先生。少年画報大全発売時の担当役員であり現在、少年画報社社長の戸田利吉郎氏。少女漫画家の巴里夫先生。みやわき心太郎先生。勝川克志先生。下元克巳先生。
私は、池上遼一先生の右隣の好位置をキープして先生方の話しに聞き入っていた。
他にも、一次会では、林静一先生や、評論家の藤本由香里さん、読売新聞社文化部の石田汗太氏(いつのまにか主任から次長に昇格していた。二上洋一先生の訃報記事では、佐藤憲一記者共々二人には本当に御世話になりました。)まんだらけ編集部の奥山文康氏、知る人ぞ知る漫画研究界の高倉健ことマンガ史研究家の三谷薫伯父貴(私が日本出版美術研究会に入れたのはこの人の紹介のお陰です)勝川克志先生の紹介で黒沢哲哉氏(ライター・マンガ原作者)などと話しが出来た。
会場には、いしかわじゅん先生、畑中純先生、ビッグ錠先生の姿もあった。
二次会では、旭丘光志先生や、古書店くだん書房の藤下真湖氏ともテーブルが一緒になった。
二次会終了後、お店の前で集合の記念写真を撮影してお開きに。
一二次会を通して最後に戸田さんと、貸本マンガ研究家の成瀬正祐氏や横山まさみち先生の長男である、横山プロダクションの横山晃彦さんと一緒に駅まで向かう。
劇画誕生50年!
祝う会に誘われて参加出来るなんて妙に嬉しい気がする。
漫画評論家を名乗る人達の参加者が少ないのは不思議なことだ。
普段、劇画について少しでも語っている研究者や興味のある人ならば一次会だけでも参加しているハズ。
一次会で配られた出席者一覧を最後に紹介しておきます。
文中で紹介した人、及び肩書きは除きます。
(50音順・敬称略)

秋田琢、秋山衆一、五十嵐幸吉、石川敦志、石黒清、石澤治信、磯田和一、大西旦、岡田博、長田俊夫、小原篤、おんちみどり、筧悟、加藤泰三、金い國許、河越忠光、カワチ・レン、菊池優、貴志元則、木屋太二、九鬼誠、草野克己、熊谷千華代、小島健志郎、斎藤種魚、佐藤憲一、佐藤敏章、大門千春、高橋太、田中聡、谷清忠、椿きみを、十松弘樹、内記稔夫、内藤麻理子、橋本一郎、原マスミ、バロン吉元、藤宮史、政岡としや、松本知彦、宮川義道、森田敏也、山口芳則、山本純司、由利耕一

そして貸本マンガ史研究会のメンバーである皆さん
吉備能人、権藤晋、ちだ・きよし、長谷川裕、三宅秀典、三宅政吉
お疲れ様でした。
これからもよろしくね!

追伸
出席通知の代表者名のみ記載とのことだが、私の見た限りでは、筧悟さん、佐藤憲一氏、バロン吉元先生の姿は見えなかった。
逆に、小学館クリエイティブの山田英生氏は一二次会共にいた。
呼びかけ人の参加者が少なかったのは残念である。
巴里夫先生とは、これから来年の二上洋一先生の一周忌に向け、一緒に追悼文集を作成していく予定です
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次回611回無声映画鑑賞会の案内

2009-06-01 01:43:39 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
映画が昔、無声であった頃、わが国の"活動常設館"では、それぞれに専属の弁士や和洋合奏団がいて、いわば手作りの楽しい上映をしていたのです。
トーキー化と共に失われてしまった、そんな映画のいろいろな楽しみ・・・・活弁という話芸や、西洋楽器と和楽器とのアンサンブルというなんとも前衛的であった試み等々は、大先輩の映画ファン達が活動写真への限りない愛情をこめて育てあげた、実にこれは、世界にも類のない、映画をより楽しむための演出であったのです。
今、埋もれ、見捨てられてしまったそうしたフィルムを発掘し、出来る限り当時の上映形態にそって毎月一回上映会を開いているのが、(無声映画鑑賞会)なのです。

会員の特典は(一般会員には、A会員とB会員がございます。)
A会員は・・・入会金500円・年会費10,500円
初年度合計11,000円(税込)*本人以外の方も御利用できる1年間有効の無料鑑賞券を12枚差上げます。
B会員は・・・入会金500円・年会費2,100円
初年度合計2,600円(税込) *本人以外の方も御利用できる1年間有効の優待券を12枚差上げます。
(一般1,800円を1,000円に割引)

A・B会員すべての方に・・*会員証を発行します。
*毎月、例会の御案内(会員通信)をお送りします。
*会報(活狂・カツキチ)を年4回(1・4・7・10月)お送りします。
*事務局で取扱う無声映画関係商品(書籍・DVD等)の一部が割引きになります。*例会のプログラムを兼ねた(クラシック映画ニュース・毎月発行一部150円)を送料とも年額2,000円で予約購読出来ます。
*無声映画鑑賞会と提携した映画会に会員証の呈示で割引き入場出来ます。(2年目から入会金は不要です。)

上映会場は
主に門仲天井ホール(地下鉄門前仲町駅・東西線出口三番徒歩三分・大江戸線出口六番徒歩一分)にて開催しております。
又、毎年一回程度、新宿・紀伊國屋ホールに於いても開催しております。

上映作品は
マツダフィルムライブラリーに保存されている作品を中心に、毎回趣向を凝らした番組を提供します。
又、当会ではいわゆる名作と呼ばれている作品だけでなく、大衆映画や珍品映画、それに部分的にしか残存していない作品なども積極的に上映しております。

地方にお住まいの方にも
例会になかなか参加出来ない地方にお住まいの方にも、会員通信、会報、クラシック映画ニュースなどで、出来る限り地方で開催される活動写真上映会や種々の情報をお伝えしております。

入会御希望の方は
A会員、B会員の別、クラシック映画ニュース購読の有無と、氏名、住所、年齢、電話番号を明記の上、郵送、FAX、又はE-mailにて、無声映画鑑賞会事務局宛にお送りください。
お申し込みいただいた方に振込用紙をお送りし、御入金確認後に会員証等をお送りします。

無声映画鑑賞会事務局
〒120-0003
東京都足立区東和3-18-4
㈱マツダ映画社内
Tel 03-3605-9981
Fax 03-3605-9982
E-mail
katuben@attglobal.net

以上最新のチラシより

おすすめは、まずB会員としての入会です。
門仲での上映会は、毎月25日前後の平日夜6時会場・6時30分開演予定となり、9時頃終演となるので、参加出来る方はどうしても限られてしまいます。
そのため、お客様の層も、大半は60歳以上となり、後は映画、マスコミなどの業界人や学生といった感じでしょうか?
毎回100名前後の観客となります。

次回の門仲での番組スケジュールは

6月24日水曜日
"笑"の製作者ハル・ローチと題して

ロイドの要心無用(67分)
safety Last
1923年米パテー作品 監督/フレッド・ニューメイヤー、他 主演/ハロルド・ロイド、ミルドレッド・デイウ゛ィス

ロイドのコック(10分)
The Flirt
1917年米ロリン・フィルム作品 製作/ハル・ローチ 監督/サム・テイラー 主演/ハロルド・ロイド、ビービー・ダニエルス

ローレル&ハーディのキルトとズボン(20分)
Putting Pants on Philip
1928年MGM作品 監督/クライド・ブルックマン 主演/スタン・ローレル、オリバー・ハーディ

ローレル&ハーディの二人の水兵(22分)
Two Tars
1928年米MGM作品 監督/ジェイムズ・パロット 主演/スタン・ローレル、オリバー・ハーディ

出演弁士澤登 翠、桜井麻美になります。

木戸銭 1800円
前売電話予約予約 1500円
会員優待券 1000円

会場/門仲天井ホール
地下鉄/門前仲町下車徒歩3分(出口3・6)
TEL 03-3641-8275
(問)電話 03-3605-9981
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