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祝!昭和百年!200万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

ザ・ライバル少年サンデー創刊号

2009-05-05 05:20:12 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今夜10時からNHKテレビで放送されるザ・ライバルの参考資料として簡単にデータを紹介しますね!

表紙には長嶋茂雄と野球少年の姿。
スポーツ・まんが・科学・テレビの文字があり、
小学館から昭和34年(1959年)3月17日(4月5日号)として発売された。
B5判サイズ・92頁。
創刊記念フロク プロ野球オール・スター集
フロクとも定価30円

スポーツは野球と相撲がグラビアや記事として紹介されている。(中扉カラーでは王 貞治も登場している)
連載まんがとして
科学/ スリル博士・手塚治虫 巻頭2色8頁1色7頁
野球/スポーツマン金太郎・寺田ヒロオ 巻末2色8頁
時代/(テレビまんが 原作・瀬戸一/脚色サカタヒロシ/製作・関西テレビ/ネット局・フジテレビ) 南蛮小天狗・益子かつみ・え 8頁
冒険/ (高垣 葵・案)海の王子・藤子不二雄・え 7頁
宇宙少年トンダー・横山隆一 4色2頁
科学として
表紙裏4色口絵・21世紀の科学〓走れ、ジェット雪上車 伊藤展安・え やポケット図解などの記事
テレビとして
週間テレビガイドや
テレビ劇場/ローンレンジャー 山田常夫・え 扉2色1色5頁があり、
そして新連載探偵小説として 口笛探偵長・双葉十三郎・作/石原豪人・え 6頁がある。
今のようなマンガ雑誌ではなく、正に少年雑誌だったのだ。

連載まんがの中で、スポーツマン金太郎は寺田ヒロオ先生の代表作のひとつとして知られているし、藤子不二雄先生の海の王子も、F先生のファンの間では評価が高い。
スリル博士は、手塚作品としては、今ひとつの評価であり、次に連載された0マンの方が人気がある。
益子かつみ先生は、さいころコロ助や、怪獣ブースカで知られているが、この南蛮小天狗の後に連載された快球Xあらわる!!の方が印象深い。
探偵小説として連載された口笛探偵長は、後にテレビ化され、主題歌のイントロ部分が足音から始まり口笛が響いてくる洒落た作りで、今でも大好きな曲のひとつだ。
グラビアで特集ページが組まれた号を持っているのだが、当時生放送だったのだろう、実物は見たことがないのが残念である。

創刊までのエピソードを、(手塚治虫らを看板に小学館カラーの漫画を考えた)と題して豊田亀市(少年サンデー初代編集長)インタビューが松本零士・日高敏編・著、漫画大博物館(2004年・小学館クリエィティブ)に収録されているので一読をおすすめする。。
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