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追悼・萩原健一さん。😭映画「約束」

2019-03-31 17:19:49 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
石森史郎先生脚本の松竹映画「約束」にて、俳優としてもデビューされた萩原健一さん追悼企画第一弾として、石森史郎先生の著書「新宿伝説」(論創社)の巻末にて発表済みの私が選んだ石森史郎先生脚本の映画51選を紹介します。

映画「約束」は、私のオススメ六位になります。

年号、製作(配給)、タイトル、監督、脚本(共同)、主演、備考、評価

1964、日活、噂の風来坊、野口晴康、(星川清司)、二谷英明・笹森礼子、デビュー作。モノクロ
1964、日活、東京五輪音頭、小杉勇、高橋二三・国分治、山内賢・十朱幸代、原作者として採用。モノクロ。新人として山本陽子。
1965、日活、拳銃無宿 脱獄のブルース、森永健次郎、(星川清司)、渡哲也・松原智恵子、モノクロ。
1966、日活、この虹の消える時にも、森永健次郎、(堀江喜一郎)、西郷輝彦・松原智恵子、注:以降特記がない限りカラー作品の時代に突入。文部省の青少年推薦優秀映画
1966、日活、涙になりたい、森永健次郎、(倉本聰)、西郷輝彦・松原智恵子、この作品で倉本聰氏と知り合いになったそうです
1966、日活、星のフラメンコ、森永健次郎、倉本聰、西郷輝彦・松原智恵子、原案として。主題歌「星のフラメンコ」
1966、日活、不敵なあいつ、西村昭五郎、(甲斐久尊)、小林旭・芦川いづみ、主題歌「旅の灯り」
1966、日活、私は泣かない、吉田憲二、(吉田憲二)、和泉雅子・山内賢、モノクロ。「メロドラマを書く」に収録。私のオススメ五位
1967、日活、不死身なあいつ、斎藤武市、(甲斐久尊)、小林旭・浅丘ルリ子、挿入歌「ギターを持った渡り鳥」
1967、松竹大船、恋をしようよ カリブの花、宮崎守、石森史郎、三田明・早瀬久美、「初めて単独でシナリオを書いた松竹での最初の映画」(談)
1967、日活、夜霧よ今夜も有難う、江崎実生、(野上龍雄・江崎実生)、石原裕次郎・浅丘ルリ子、主題歌「夜霧よ今夜も有難う」私のオススメ四位
1967、日活、恋人をさがそう、森永健次郎、(中西隆三)、西郷輝彦・松原智恵子、主題歌「恋人をさがそう」
1967、日活、喜劇 東京の田舎っぺ、千野皓司、(若井基成・千野皓司)、東京ぼん太・松原智恵子、千野皓司監督デビュー作。石森史郎が苦手とする喜劇。主題歌「東京の田舎っぺ」
1967、松竹、また逢う日まで 恋人の泉、宮崎守、石森史郎、三田明・竹脇無我
1968、日活、ああひめゆりの塔、舛田利雄、(八木保太郎・若井基成)、吉永小百合・浜田光夫、主題歌「相思樹の歌」モノクロ。日活最後の作品。私のオススメ九位
1969、松竹大船、夕陽の恋人、井上梅次、(井上梅次)、森田健作・尾崎奈々、新人森田健作がスターダムにのし上がった。主題歌「夕陽の恋人」挿入歌「夕月」「雲にのりたい」黛ジュン
1969、松竹大船、栄光の黒豹、市村泰一、石森史郎、森田健作・目黒祐樹、「シナリオ集」に収録
1970、松竹大船、夕陽が呼んだ男、水川淳三、石森史郎、森田健作・竹脇無我
1970、松竹大船、花の不死鳥、井上梅次、(井上梅次)、美空ひばり・芦田伸介、主題歌「花の不死鳥」
1971、松竹大船、めまい、斎藤耕一、石森史郎、辺見マリ・萩原健一「シナリオ集」に収録
1972、斎藤プロ(松竹)、約束、斎藤耕一、石森史郎、岸惠子・萩原健一、「メロドラマを書く」に収録、私のオススメ六位
1972、松竹大船、旅の重さ、斎藤耕一、石森史郎、高橋洋子(新人)・岸田今日子「シナリオ集」に収録
1973、松竹大船、同棲時代-今日子と次郎-、山根成之、石森史郎、由美かおる・仲雅美、上村一夫原作。大信田礼子の歌う主題歌「同棲時代」も大ヒット!、「シナリオ集」に収録。私のオススメ三位
1973、松竹大船、新・同棲時代-愛のくらし-、山根成之、石森史郎、高沢順子(新人)・本郷直樹、主題歌「愛のくらし」大信田礼子
1973、東宝映画・東宝映像提携作品(東宝)、狼の紋章、松本正志、(福田純・松本正志)、志垣太郎・黒沢年男、平井和正原作。松田優作の初々しい演技と、犬神明の登場シーンは必見!オススメ十位
1973、松竹大船、ひとつぶの涙、市村泰一、石森史郎、森田健作・吉沢京子、挿入歌「ちぎれた愛」西城秀樹、「シナリオ集」に収録
1974、松竹大船、しあわせの一番星、山根成之、石森史郎、浅田美代子・西城秀樹、主題歌「しあわせの一番星」挿入歌「赤い風船」浅田美代子、「愛の十字架」西城秀樹、「シナリオ集」に収録
1974、松竹大船、流れの譜第一部 動乱 第二部 夜明け、貞永方久、(宮崎晃・貞永方久)、笠智衆・竹脇無我
1974、松竹、芸映プロ、愛と誠、山根成之、(山根成之)、西城秀樹・早乙女愛、梶原一騎原作・ながやす巧画の実写化の代表作。ヒロイン早乙女愛の役名は、そのまま芸名となる。オススメ二位
1974、松竹・文学座、ふれあい、市村泰一、石森史郎、中村雅俊・檀ふみ、主題歌「ふれあい」
1975、松竹大船、続・愛と誠、山根成之、早乙女愛・南条弘二(新スター)、高原由紀に東映の多岐川裕美。西城秀樹から南条弘二に代わる。原作との世界観の違いに注目。原作の梶原一騎氏が怒り「完結編」では脚本家及び監督も外されてしまい「完結編」の評判は凋落。
1975、松竹大船、はだしの青春、市村泰一、(長谷部利朗)、森田健作・小林由枝、『週刊マーガレット』連載の柴田あや子の原作。主題歌「はだしの青春」挿入歌「学校の先生」坂上二郎。市村監督の遺作。
1975、東映東京、青春讃歌 暴力学園大革命、内藤誠、波多雅史(石森史郎)・田口勝彦、星正人(第一回主演)・長谷直美、本宮ひろ志原作。
1975、東宝映画(東宝)、阿寒に果つ、渡辺邦彦、(岡田正代)、五十嵐じゅん・三浦友和、原作は渡辺淳一
1975、東映東京、男組、内藤誠、波多雅史(石森史郎)・田口勝彦、星正人・南条弘二、雁屋哲原作・池上遼一作画
1976、松竹大船、青春の構図、広瀬襄、(広瀬襄)、早乙女愛・岡田奈々、主題歌「魔法の鏡」挿入歌「青春の坂道」。私のオススメ七位
1976、日本福祉映画協会(日活)、太陽は泣かない、飯塚二郎、石森史郎、中原潤・中田喜子、明治記念館の試写に皇太子御夫妻(現在の天皇、皇后)が臨席される。
1976、松竹大船、凍河、斎藤耕一、石森史郎、中村雅俊・五十嵐淳子、原作は五木寛之の新聞連載小説。主演の二人は、この撮影の直ぐ後に結婚。原田美枝子の瑞々しい演技が光る。主題歌「朝陽を浴びて微笑みを」ハイ・ファイ・セットは、知る人ぞ知る名曲、私のオススメ八位、
1976、東映・NET・大広・企画社104、ザ・カゲスター、内田一作、(土筆勉)、立花直樹・早川絵美、平山亨プロデューサーにより、テレビの連続特撮ヒーローとして製作された。東映まんがまつりにて上映。
1976、松竹大船、パーマネントブルー-真夏の恋-、山根成之、(ジェームス三木)、秋吉久美子・佐藤佑介
1977、ホリ企画製作(東宝)、泥だらけの純情、富本壮吉、石森史郎、山口百恵・三浦友和、併映は、大林信彦監督の劇場映画第一回作品「HOUSE」。「シナリオ集」に収録
追加1977、東映東京、ボクサー、寺山修司、(岸田理生・寺山修司)、菅原文太・清水健太郎、
1978、エル・アイ・エル(松竹)、博多っ子純情、曽根中生、(長谷川法世)、光石研・松本ちえこ、『漫画アクション』連載・長谷川法世の原作。「シナリオ集」に収録
1979、東映動画(東映)、銀河鉄道999、りん・たろう、石森史郎、声:野沢雅子・池田昌子、主題歌「銀河鉄道999」ゴダイゴ「シナリオ集」に収録、オススメ一位
1982、松竹映像・富士映画提携作品(松竹)、凶弾、村川透、(北村彰・押川国秋)、石原良純・古尾谷雅人、
1983、角川春樹事務所(東映)、ボビーに首ったけ、平田敏夫、石森史郎、声:野村宏伸・根津甚八、片岡義男原作。
1992、ギャラミック・プレミアム、ビー・エス・シー、リバティ フォックス(東映)、青春デンデケデケデケ、大林宣彦、石森史郎、林泰文・大森嘉文、日本アカデミー賞で二人の主演は新人賞。優秀監督賞。優秀脚本賞。大林監督との初顔合わせ。「シナリオ集」に収録
1997、JHV、団鬼六 女教師 愛の檻、南部英夫、石森史郎、谷川みゆき・七瀬みい、単館上映された
1999、PRIDE ONE、PSC(東映)、あの、夏の日-とんでろ じいちゃん-、大林宣彦、(大林宣彦)、小林桂樹・菅井きん
2001、BS-i、国際放映(BS-i、オフィス・シロウズ)、告別、大林宣彦、(大林宣彦)、峰岸徹・清水美砂、
2004、WOWOW(アスミック・エース)、理由、大林宣彦、(大林宣彦)、柄本明・渡辺えり子、原作は宮部みゆき

主要参考文献
石森史郎シナリオへの道(1985年、映人社、1800円+税)
シナリオ作家石森史郎メロドラマを書く(2006年、ワイズ出版、3800円+税)
石森史郎シナリオ集(2006年、近代映画社、3000円+税)
スクリーンに乾杯!1 映画だけが人生(1930年代)(2009年、近代映画社、900円+税)
スクリーンに乾杯!2 映画だけが人生(1940年代)(2009年、近代映画社、900円+税)
スクリーンに乾杯!3 映画だけが人生(1950年代)(2009年、近代映画社、900円+税)

アンケートなど、オススメの順位は、集計の仕方、人によっても映画を見た時期や、視聴環境によって常に変動してしまいます。
今回のオススメは、あくまで私個人の2015年度のオススメ順位としての参考意見です。
評価欄に自己採点で、あなたが見た映画の感想や順位など、お付けになって活用してみて下さい。
配給会社や監督、主演俳優、漫画原作など、あなたが今まで気付かなかった映画に対する傾向や、好き嫌いが判るかも知れません。
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