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祝!昭和百年!200万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

永島慎二の世界と二つの展示会!

2009-06-16 03:45:37 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日の画像はチクマ秀版社から(もん・りいぶる)シリーズの中の一冊として2006年に刊行した(永島慎二の世界)です。
(もん・りいぶる)とは、私が明治学院大学在学中に在籍していた書評誌(もん・りいぶる)の名をリスペクトした名作漫画の復刊シリーズでした。
版元であるチクマ秀版社が解散したため、現在絶版となっており店頭在庫がなくなり次第入手困難になるかと思われますので興味のある方は早目の入手をおすすめします。
1962年から1972年に描かれた珠玉の短編集として代表作(青春裁判)(花いちもんめ)から1972年、女性誌に掲載された(井上陽子の場合)まで全11作を収録したアンソロジー!
(カリスマと言われた漫画家)と題して永島慎二先生最後の弟子であり、また漫画家であり、そして熱烈なファンである関口シュン先生の解説、装丁・デザインにより実現した一冊です。
収録作品
1962年
(にいちゃん)ゆめ・若木書房
1963年
(夏の終り)ゴリラマガジン・さいとうプロ
(道ずれ)ゴリラマガジン・さいとうプロ
1967年
(人形劇)COM・虫プロ
(青春裁判)COM・虫プロ
1968年
(ふるやのもり)ガロ・青林堂
1969年
(その周辺)ヤングコミック・少年画報社
1970年
(東京最後の日)明星・集英社
1971年
(花いちもんめ)少年サンデー・小学館
(オオカミのはなし)れお・虫プロ
1972年
(井上陽子の場合)女性自身・光文社


画像右
表紙カバーイラスト(漫画家絵本の会)出展作品(2000年制作)
画像左
中表紙イラスト 銅版着彩画(1999年~2000年制作)


いま、二つの展示会が開催されているようです。


第4回永島慎二遺作展

日時/ 2009年6月11日(木)~23日(火)
場所/ 東京都杉並区阿佐ヶ谷南1ー36ー12
阿佐ヶ谷駅南口パールセンター中程の婦人雑貨の店(すみれ)店内奥の小さな喫茶店(cobu)。
電話/ 03ー3316ー0241
時間/ 10時~20時まで(6月17日(水)は18時まで)


永島慎二(三上勉コレクション展)開催


日時/2009年6月11日(木)~24日(水)
場所/東京都杉並区阿佐ヶ谷南2ー20ー10
阿佐ヶ谷:対山館という喫茶店


共にまんだらけZENBU 43
☆まんだらけトペスイシーダ☆氾濫する情報に突っ込め!☆カウント43 より


三上勉氏は、永島慎二先生のコレクターとして日本有数の人であり、まんだらけZENBU37号の(お宝さんいらっしゃ~い!!)で紹介されたほど。
対山館さんは、喫茶店好きだった永島慎二先生ゆかりの店でもありますので、遺作展を見た後に是非、珈琲でも楽しんで下さいね。


永島慎二先生作品については、関口シュン先生と一緒に、ジャニーズ嵐のメンバー二宮和也くん主演の映画「黄色い涙」の制作に協力した思い出があります。
千葉県市川市での鮫島先生宅の撮影の際には、先生役の小市慢太郎さんと、二宮和也くん、関口シュン先生と私の4人で一日二階の控室で撮影の合間にいろんな話しをしました。
撮影の打ち上げ会では、脚本家の市川森一先生や犬童一心監督の永島慎二先生の原作に対する熱い思いも聞けて楽しい会でありました。

映画・黄色い涙と原作漫画についてと、二つの展示会の参加レポートについてはまた後日改めてブログに書けたらと思います。
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