見てきました
山種美術館
会期は2012年12月1日から2013年1月27日。
今回は高山辰雄と奥田元宋。
ともに1912年生まれ。
今年生誕100年。
それを記念した展示です。
高山辰雄(1912-2007)
東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科に入学し、在学中から松岡映丘の画塾に入り、師事します。
戦後まもない1946年ごろにゴーギャンの伝記を読んで感銘を受け、作風にゴーギャンの影響が見られるように。
その後は日展で特選を度々受賞。
独自の幻想的な画風が定着します。
「命あるものの、何をしたいのかを、絵の上に探している」
と語り、人間の内面を追い続けました。
奥田元宋(1912-2003)
広島県に生まれ、同郷の日本画家、児玉希望の内弟子として本格的な画家生活に入ります。
戦時中の疎開先でモデルも資料も不足するなか、自然の写生に没頭。
風景画を描くように。
その後の日展で特選を受賞し、風景画家としての画業を歩み始めます。
「元宋の赤」と呼ばれる鮮やかで独特な赤い色を使いました。
「半心半眼」で「対象をありのまま描写するのではなく、心でとらえた姿を描く」
と、静謐な風景を数多く描きました。
今回は第1章が高山辰雄と奥田元宋
第2章が文展から日展へ
となっております。
ってワケで好きな作品を
高山辰雄「緑の影」
独特な世界観で描かれた紫陽花。
静けさが漂うのに、花は堂々としていてなんだか不思議です。
高山辰雄「中秋」
全体が金色です。
でも眩しい感じはなくて。
ぽっかりと浮かぶ大きな満月は銀色。
小さな人気のない家。
不思議な世界ですごく好き。
奥田元宋「松島暮色」
水面に浮かぶ小さな島。
松島。
うっすらと雪を被った木々。
雪景色っていいなぁ~。
奥田元宋「奥入瀬(秋)」
"元宋の赤"がふんだんに使われた作品。
色鮮やか。
思わずため息ものの迫力。
なんか、少ない気もするけど、こんなものかな……。
第1章は高山辰雄は9作品。
奥田元宋はスケッチや下絵7点を含めて、15作品。
第2章は古径や松園、玉堂などお馴染みの画家の作品で25点。
あれ……展示の名前になっている割りに少ない気が………。
そして以前にもこんなことがあったような~。
1章以降で気になった作品を。
川崎小虎「春の訪れ」
女神が空を飛んでいます
淡い色合いが爽やか
周囲に咲くはなも色鮮やかで優しげ。
木蓮が存在感あって美しいです
"小さいころ空を駆けることができると思っていたし、夢にも見た"
とは子虎の弁。
素敵です
川本末雄「秋耀」
これが一番好き
湖に浮かぶ島が温かい色で描かれています。
日本画、、というより童話の世界。
霞がかった湖。
そこに浮かぶ木々の紅葉した島。
不思議な雰囲気です。
あとは第3章として第2展示室にも作品が。
東山魁夷「春静」「緑潤う」「秋彩」「年暮る」
この四季の絵画を一度に全部見るの初めて。
素晴らしい日本の景色。
ブログランキングよかったらお願いします
山種美術館
会期は2012年12月1日から2013年1月27日。
今回は高山辰雄と奥田元宋。
ともに1912年生まれ。
今年生誕100年。
それを記念した展示です。
高山辰雄(1912-2007)
東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科に入学し、在学中から松岡映丘の画塾に入り、師事します。
戦後まもない1946年ごろにゴーギャンの伝記を読んで感銘を受け、作風にゴーギャンの影響が見られるように。
その後は日展で特選を度々受賞。
独自の幻想的な画風が定着します。
「命あるものの、何をしたいのかを、絵の上に探している」
と語り、人間の内面を追い続けました。
奥田元宋(1912-2003)
広島県に生まれ、同郷の日本画家、児玉希望の内弟子として本格的な画家生活に入ります。
戦時中の疎開先でモデルも資料も不足するなか、自然の写生に没頭。
風景画を描くように。
その後の日展で特選を受賞し、風景画家としての画業を歩み始めます。
「元宋の赤」と呼ばれる鮮やかで独特な赤い色を使いました。
「半心半眼」で「対象をありのまま描写するのではなく、心でとらえた姿を描く」
と、静謐な風景を数多く描きました。
今回は第1章が高山辰雄と奥田元宋
第2章が文展から日展へ
となっております。
ってワケで好きな作品を
高山辰雄「緑の影」
独特な世界観で描かれた紫陽花。
静けさが漂うのに、花は堂々としていてなんだか不思議です。
高山辰雄「中秋」
全体が金色です。
でも眩しい感じはなくて。
ぽっかりと浮かぶ大きな満月は銀色。
小さな人気のない家。
不思議な世界ですごく好き。
奥田元宋「松島暮色」
水面に浮かぶ小さな島。
松島。
うっすらと雪を被った木々。
雪景色っていいなぁ~。
奥田元宋「奥入瀬(秋)」
"元宋の赤"がふんだんに使われた作品。
色鮮やか。
思わずため息ものの迫力。
なんか、少ない気もするけど、こんなものかな……。
第1章は高山辰雄は9作品。
奥田元宋はスケッチや下絵7点を含めて、15作品。
第2章は古径や松園、玉堂などお馴染みの画家の作品で25点。
あれ……展示の名前になっている割りに少ない気が………。
そして以前にもこんなことがあったような~。
1章以降で気になった作品を。
川崎小虎「春の訪れ」
女神が空を飛んでいます
淡い色合いが爽やか
周囲に咲くはなも色鮮やかで優しげ。
木蓮が存在感あって美しいです
"小さいころ空を駆けることができると思っていたし、夢にも見た"
とは子虎の弁。
素敵です
川本末雄「秋耀」
これが一番好き
湖に浮かぶ島が温かい色で描かれています。
日本画、、というより童話の世界。
霞がかった湖。
そこに浮かぶ木々の紅葉した島。
不思議な雰囲気です。
あとは第3章として第2展示室にも作品が。
東山魁夷「春静」「緑潤う」「秋彩」「年暮る」
この四季の絵画を一度に全部見るの初めて。
素晴らしい日本の景色。
ブログランキングよかったらお願いします