RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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休日に全力で生きるOLの日記(笑)

お伽草子-この国は物語にあふれている-

2012-10-06 21:30:00 | 美術
見てきました

サントリー美術館

会期は2012年9月19日から2012年11月4日。

今回は《お伽草子》です。
室町時代から江戸時代初期にかけて成立した短編小説。
現存作品は400種類を越え、その中には『一寸法師』『浦島太郎』『酒呑童子』などよく知る物語が多数含まれています。
また、絵巻や絵本としても親しまれたお伽草子は、その絵も魅力の一つ。
素朴でユーモラス。
見ていて和む癒し系。

「いやしけい」で変換したら一番最初に「いや死刑」って出てきた……
何故?????

「この国は物語にあふれている」

おぉ!!!!!
このフレーズ、いいね!!
すごく好き
ってワケで楽しみにしていました
ウキウキで行ってきました!!

お伽草子が流行した室町時代は度重なる戦乱によって、政治や経済、文化面で変革を遂げた時期。

「せいじ」っで変換したら「青磁」って最初に出てきた!!
美術っぽい!!(笑)

物語のジャンルは平安時代からの貴族の恋愛物語に加え、それまで脇役だった僧侶や庶民を主人公にした作品が出てきました。
主人公の多様化からも、その時代の変化が感じ取れますね~。
文化を創造する人、またそれを受け取る人の裾野が広がった、ともいえます。

「酒天童子」
なんかのお馴染みの作品も。

「しぐれ絵巻」
男性の目がぱっちり。
二重です。
今まで糸目ばかり見てたから、違和感も……
目のキラキラ感は少女漫画のようでした
日本人はこのころからオタク&腐女子に目覚める何かがあったのかもしれません。
遺伝子!??(笑)
ちなみに描いたのは女性とのこと。

今回、一番楽しかったのは
第5章《見えない世界を描くー異類・異界への関心》
章の入り口から雰囲気あって素敵なのです。
うきうきしちゃう。

「付喪神絵巻」
付喪神とは作られてから長い年月を経た道具などに魂が宿ったもの。
以前に伊藤若冲の「付喪神図」を見ていますが。
付喪神の作品、ってかわいらしい。

「百鬼夜行」
百鬼夜行とは、深夜の町を集団で徘徊する鬼や妖怪の群れやそれらの行進のこと。
怖いはずなのに可愛らしく見てる。
こうゆう作品大好き。

お伽草子の世界観が楽しく、また描かれている人々の生き生きした様子がとても印象的。
中世末期の人々の想像力もすばらしいです。



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