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ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

アレルギーのおかげ

2012-04-25 00:52:24 | 日記
小さいころに小児ぜんそくで年に2回3回と死ぬ思いをして育ってきた。ぜんそく発作は何となく本人には予知できるもので、「あ、くる」とわかると、一瞬にして元気が抜かれていった。

その小児ぜんそくは10歳くらいで終わり、中学のころからアレルギー性鼻炎が始まり今に至っている。この時期、鼻をぐすぐすしていると「花粉症?」って必ず聞かれるけど、ぼくの場合は花粉以上にハウスダストに反応している。気温が上がると空気の中のカビやほこりの濃度が上がって、体にヒスタミンがどっと出てくる。あと、背中に寒気を感じると鼻がつまる。気温がアレルゲンになるのかどうかは知らないけど…

よく、カビや温度差をアレルゲンとか言うと、「まさか」と変な顔をされることが多い。因果関係が想像できないから無理もないけど、なんか、ぼくが人をバカにして言ってるように受け取られたり、「変な人?」って警戒されたりする。

アレルギーはとても辛いけど、でも、おかげで、ぼくが経験していないこと、ぼくの想像を超えていることに困っている人に対して、謙虚に接することができるようになった。ある友人が「自分はそういうの何にもないので…、人の気持ちがわからない」と、さびしそうに呟いたことがあったが、人に理解されない経験は、ある意味で貴重で、有り難いことだともいえる。

強迫性障害の傾向があると思える人は、自分と相性の悪い人を頑なに拒んだり、自分の気持ちを相手に投影して被害妄想的に凝り固まってしまうことがある。自分の認知の枠からはみ出した人にはもう誤解の雨を降らすしかないのだ。もちろん、そうなれば、相手も不愉快だろうから離れていく。結果、孤立とイライラだけが自分に残る。

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