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インド「アクト・イースト」で中国戦略に対抗

2018-02-18 07:00:00 | 報道/ニュース

1月25日 国際報道2018


(インド モディ首相)
「インドにおいて戦略的パートナーシップの重要性が増しています。」
ASEAN首脳会議では
インド洋から太平洋にかけての海上の安全保障や経済関係の強化について議論を交わした。
首脳会議に先立ちASEAN各国の投資家やビジネスマンを招いて交流を図った。
(インド モディ首相)
「インドとASEAN諸国は
 陸上・空路・航路など各分野での物理的なつながりを強化し
 その関係を着実に発展させます。」
物流から観光にいたるまで経済的な連携を強める狙いである。
(ミャンマーのビジネスマン)
「インドの経済成長は著しいのでぜひその恩恵を受けたいです。」
(インドのビジネスマン)
「インドにはとても魅力的な構想があるので
 近隣諸国との貿易緩和を進めるべきです。」
一方インドは軍事面で中国への警戒を強めている。
「一帯一路」の要衝
隣国スリランカのコロンボ。
中国企業が日本円で1600億円を投資し巨大な港湾都市の建設を進めている。
港では数年前から中国の潜水艦が目撃されるようになった。
中国はスリランカやパキスタンに巨額の経済支援をする一方
潜水艦を相次いで寄港させている。
インド政府は中国が港の軍事利用を既成事実化しようとしているとみている。
そうした動きに対してインド軍は不信感をあらわにしている。
中国とどう向き合うのか。
12月に開かれたフォーラムには
軍の幹部や外交官など100人余が参加し議論した。
(インド海軍 ライ准将)
「中国は海賊対策を口実にインド洋に来たが
 目的は潜水艦の配備なのか
 海賊対策なのか。
 通常はどの国も海賊対策には潜水艦ではなく船を使う。
 中国は南シナ海と同じような戦略をインド洋で展開する可能性がある。」
インド政府の諮問委員会に参加する専門家 チョプラ氏は
「中国は世界を主導する立場を目指していて
 インド洋での動きはその一環だ」と分析している。
(インド政府諮問委員 チョプラ氏)
「地球上の70%は海だ。
 世界を制するには海軍が必要だ。
 もし強大な力が欲しければ海洋における存在感が重要だ。
 中国が短期間で海軍を作り上げたことは誰も否定の使用がない。」
これに対してモディ首相は海軍力を大幅に強化する方針である。
12月にはモディ首相も立ち会って国内で初めて建造された潜水艦がお披露目された。
(インド モディ首相)
「インドに対する圧力が依然とは変わってきている。
 その変化に対する防衛力を最大限に準備していく。」
潜水艦の最大の任務は中国の艦船に対する警戒の強化である。
さらにインド政府は内陸の山岳地帯でも中国軍の動きを警戒している。
去年6月
中国とブータンの係争地で中国が道路建設を進め
インド軍は隣接するシッキム州に部隊を展開。
中国軍とインド軍の両軍は2か月間にわたってにらみ合った。
国境地帯をどうやって守るのか。
インドの軍需産業は山岳での戦闘を想定した武器や装備品の開発を急いでいる。
(インド軍 ラワト参謀長)
「中国からの脅威に対応しなければならに。
 これまでは西のパキスタンを警戒していたが
 北の中国の国境にシフトする時がきた。
 準備を急がなければならない。」
安全保障を担当した元首相顧問は
中国への警戒を怠ってはならないとしている。
(メノン前国家安全保障顧問)
「中国は通常の国の概念にあてはならない。
 今後の政策を過去の政策からは予測できない。」





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