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ゆずの種に新たな効果!

2018-04-11 07:00:00 | 報道/ニュース

3月17日 おはよう日本


高知県特産のゆず。
古くから“風邪をひきにくくなり健康に良い”と言われている。
その一方で果実に含まれる種はというと
かつてはほとんど使い道もなく
どちらかというと邪魔者扱いだった。
ゆずをジュースやポン酢などに加工した後に出る種の量は
年間数10トンにのぼる。
(馬路村農業協同組合 東谷組合長)
「産業廃棄物になりますので
 捨てるにも費用がかかる。」
高知大学医学部 臨床栄養学が専門の溝渕俊二教授。
注目したのはゆずの種から絞ったオイルである。
馬路村の農協が絞ったオイルを調べたところ
さまざまな効能が明らかになってきたと言う。
(高知大学医学部 溝渕俊二教授)
「今まで捨てられていたものが
 いろいろな作用があり
 有効利用できる。
 私たちもびっくりしている。」
研究グループが突き止めたのは
肝臓の脂肪の蓄積を抑える効果である。
実験では
栄養価が高いエサを食べて脂肪肝になったマウスに
ゆずの種のオイルを5か月間与え続けた。
すると
同じカロリーの食用油を与えたのに比べ
ゆずの種のオイルを与えたほうは脂肪の量が2割ほど少なくなっていた。
(高知大学医学部 溝渕俊二教授)
「ある意味 脂肪肝を抑えることができたと。
 悪性の脂肪肝で肝がんになることもある。
 そういったものに今後 予防的なことに
 ゆず種子オイルが働くような結果が得られていけば
 とてもいいかなと思う。」
さらに新たなこともわかった。
別の実験では
ゆずの種のオイルを与えたマウスの血液で
“長寿ホルモン”とも呼ばれるアディポネクチンが増えていたのである。
アディポネクチンは
脂肪を燃焼させて
糖尿病や動脈硬化など生活習慣病を改善する効果があるとされている。
(高知大学医学部 溝渕俊二教授)
「いろいろな現象がわかってきたんですけど
 実はどうしてそういう現象が起きるのか
 まだ私たちは突き止められていない。
 そういった意味ではこれから本当の研究が始まると思います。」
日本一のゆずの産地で
新たな可能性の研究が続けられている。





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