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フィールドに出動せよ 警視庁 Xリーグへの挑戦

2013-05-01 08:00:01 | 報道/ニュース


  5月1日 おはよう日本


  警視庁イーグルスは4月29日にデビューした。
  試合前にグラウンドに響き渡るのは警視庁機動隊の歌。
  警視庁イーグルスは46人の選手が全員警察官という異色のチームである。
  ふだん選手が働くのは警視庁第九機動隊。
  採用試験に合格し
  アメリカンフットボール部に配属を希望する警察官が主に配属される部隊である。
  普段は国会議事堂や皇居などの重要施設の警備を行っている。
  最近 チームには企業などのアメフト部から転職してくる選手が増えている。
  そのひとり 曽我部雅也選手(35)。
  守備の最前列でディフェンスのかなめである。
  曽我部選手は大学卒業後 オンワードスカイラークスの中心選手として活躍。
  日本一にも輝いた。
  しかし不況の影響でチームからスポンサーが撤退。
  不安定な状況ではプレーに集中できないと転職を決断した。
  (曽我部雅也選手)
  「“アメフト部がなくなるとどうなるんだろう”
   “このままだとどうなるんだろう”と不安はあった。
   好きなアメフトは体が動かなくなるまでやりたいので
   途中でやめるのは自分の中では無かった。」
  公務員として勤務しながらの競技生活には制約もある。
  練習は休日の週2日のみ。
  企業チームと異なり専属のコーチはいない。
  曽我部選手ら先輩が後輩たちを指導しなければならない。
  さらに専用の練習場がないため
  選手で費用を出し合い公共のグラウンドを使っている。
  一方で競技の環境以外の面で収穫もあった。
  競技を終えた後の生活のことである。
  公務員として安定した収入を得られるめどがついたことで
  家族にも安心感を与えることができた。
  (妻 香さん)
  「“引退した後 どうしよう”という気持ちにはならないのでいいと思う。」
  (曽我部雅也選手)
  「“アメフトが終わった後 どうすればいいか”という不安はない。
   今になってみれば転職したことは正解だった。」
  そして迎えた初戦。
  外国人コーチを招いている強豪である。
  試合開始直後 曽我部選手に見せ場が訪れる。
  自陣深くで渾身のタックル。
  相手の攻撃をくい止める。
  曽我部選手の活躍に仲間たちも奮起。
  互角に戦ったが格上の相手に初戦を飾ることはできなかった。
  それでも曽我部選手はこれからの戦いに手ごたえを感じていた。
  (曽我部雅也選手)
  「本当に粘り強く
   点数をやらないというディフェンスができたのでよかった。」
   熱い魂がこもったプレーを見せていきたい。」

  警視庁ではこうした選手たちが増えるとみていて
  試験に合格すれば受け入れる
  という方針である。

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