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朝鮮戦争休戦60年 ③南北統一の日 見据える韓国

2013-08-04 11:01:48 | 報道/ニュース
7月28日 NHK海外ネットワーク

韓国の今年2月に発足したパク・クネ政権は北朝鮮に対し対話を推進していく姿勢を打ち出している。
南北の対話が一気に進展する情勢にはないが
民間のレベルでは将来の南北統一を見据えた取り組みも進められている。

27日にソウルで開かれた休戦60年の式典。
韓国のパク・クネ大統領は北朝鮮に対して南北統一に向けた対話に前向きに臨むよう促した。
(韓国 パク・クネ大統領)
「北が正しい選択をするなら交流・協力拡大し共同発展の道を積極的に開く用意がある。」
しかし仮に統一が実現しても多くの課題が待ち受けている。
その1つがこの60年で大きく広がった南北の経済格差である。
統一後に韓国側には国家予算の半分近い負担がかかるという試算もある。
また異なる国家体制のもとで暮らしてきた人たちとどう共存していくかも考えなくてはならない。
南北統一に向けた準備は民間レベルでも地道に進められている。
北朝鮮との最前線に位置する町チョロン。
この町に今年3月に開校した国境線平和学校。
統一で役立つ人材を育成しようと韓国のNGOが地元の自治体から施設を提供してもらい、始めた。
学生は建築家や心理カウンセラーなど男女8人。
統一後に北朝鮮の人たちと接するときに
自分の専門をどう生かすことができるのか考えていこう
というのが学校の狙いである。
韓国の人権状況についての講義では
自分の国のことを知ったうえで北朝鮮の人権問題についても学ぼうとしている。
ここでの経験をもとに将来は国際機関で働き南北統一に貢献したいと考える若者もいる。
(学生)
「ここでは韓国と北朝鮮のどちらにも偏ることなく学ぶことができる。
 朝鮮半島のみならず世界中を平和に導く橋渡しをしたい。」
学校では農業など実践的なことも学べる。
毎年約100万トンの食糧が不足しているといわれる北朝鮮。
食料の確保は統一後の最も大きな課題の一つである。
広さ約2,000㎡の畑を借りて長期間の備蓄が可能なジャガイモとトウモロコシを植えている。
農業用の機械が少ない北朝鮮の事情を考慮して手作業での実習を進めている。
(学生)
「北朝鮮の荒れた土地でも持続可能な農業の研究をしている。
 南北統一が実現すればさらに多くの支援が必要になるはず。」

北朝鮮との最前線近くに作られた新しい学校。
南北統一に備え韓国では各地でこうした民間の取り組みが行われている。
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ケネディ駐日大使

2013-08-04 08:07:23 | 報道/ニュース
7月28日 サンデーモーニング

24日 アメリカのオバマ大統領は
新しい駐日大使にケネディ元大統領の長女 キャロライン・ケネディさんを起用することを発表した。
ケネディさんの知名度の高さからアメリカのメディアもそのニュースを一斉に報じるなど
高い関心が集まっている。
(ワシントンポスト電子版24日付)
ケネディ氏はほとんど外交や政治の経験はないが日本でケネディ家の威光は思っている以上に大きく
彼女は重要な役割を果たすことができるだろう

(カート・キャンベル前国務次官補 ニューヨーク・タイムズ紙24日付)
大使に求められるものは大統領を電話で捕まえることができる糸かどうかである
彼女ほど素早く大統領を呼び出せる人は他にいないと思う

議会の承認を経て初めての女性駐日大使となるキャロライン・ケネディさん。
1961年 共和党のニクソン候補を破り第35代大統領に就任したジョン・F・ケネディ氏。
大統領選直後にケネディ元大統領が当時3歳のキャロラインさんと教会に行く姿が残されている。
しかし1963年11月22日 ケネディ元大統領は46歳の若さで凶弾に倒れた。
父の葬儀の列を見送るケネディ家の子どもたち。
敬礼する長男のジョン・F・ケネディ・ジュニアさん(当時3歳)。
そして隣に立つキャロライン・ケネディさん(当時5歳)。
元大統領の死後もケネディ家の人気は高く彼女のことを歌った歌までアメリカでは流行った。
「スウィート・キャロライン」二―ル・ダイヤモンド。
その後彼女は成人し弁護士資格を取得。
非営利団体の役員などを務め
現在はケネディ記念図書館の館長。
また会社経営の夫エドウィン・シュロスバーグさんとの間に1男2女がいる。
ケネディ家は
ロバート・ケネディ元司法長官、エドワード・ケネディ元上院議員ら有力な政治家を輩出し
アメリカ政界の名門として知られたが
キャロラインさん自身は政治家の道を歩まなかった。
その彼女が注目されたのは2008年のオバマ氏が大統領選に臨んだときである。
彼女の支持表明がオバマ大統領の誕生の流れを作り
去年の再選のときも選挙資金集めに奔走してオバマ大統領の厚い信頼を得た。
そしてケネディ元大統領暗殺から50年目となる今年
キャロラインさんを駐日大使に起用することが発表されたのである。
(東京財団 渡部恒雄上席研究員)
「オバマ大統領はアジア回帰政策といってアジア地域を重視する政策を掲げている。
 その中心に日本との同盟関係を位置づけている。
 一番大事な気心の知れた相手を送ってくる。
 それがキャロライン・ケネディ氏。」
「家ね出来家はずっとリベラルで
 ケネディ元大統領は公民権運動で黒人の権利重視に尽力した。
 リベラルな価値観を重視している。」
60年代に着任したライシャワー氏
マンスフィールド氏
モンデール氏
ベーカー氏
などアメリカの駐日大使と言えば知日派や大物政治家が名を連ねてきた。
そして今回迎えるのがアメリカ国民注目のキャロラインさん。
日本に来るにあたっては彼女自身にも特別な思いがあるという。
(城西国際大学国際人文学部 土田宏教授)
「“いつかどこかで日本”というのはキャロライン氏にとっては強くあったと思う。
 第二次世界大戦の直後ケネディ元大統領が見たいと思ったところが広島と長崎。
 ところがケネディ元大統領は来られなかった。
 父親が見たかった訪ねたかった日本を自分の目で見たいという関心の強さはあったと思う。」
沖縄普天間基地の移設やTPPの問題など現在も多くの課題を抱える日米関係。
キャロライン・ケネディさんはこの秋にも駐日大使に着任する予定である。


 
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