Anritsu FM LINEAR SETECTOR MS57A (FM直線検波器)
電源のみ入るジャンク品が出ていてだれも入札しなかったので2,000円で購入しました。FM変調のデビエーションとはみなさんご存じの通り音声を入力した時の周波数の変動範囲のことで「スペクトルアナライザで調整できるじゃん」と言われそうですがそのとおりです。
表面 経年によるスレや汚れ錆もありますが年式の割にまあまあきれいです。
後面 水銀タイマー(10000時間)があります。
昭和54年3月製造でかなり古い測定器です。
0.5Aヒューズは切れていませんでした。
上蓋を取ってシールド板を取ったとところ。各基板をチェックします。基盤はガラスエポキシを使用してありはんだ付けもしっかりしています。
同調周波数切り替え用ドラム? 接点を洗浄して接点グリースを塗布します。
接点は真っ黒です。
フロントパネルを外して清掃します。 何か液体をこぼした跡があるのできれいにしておきます。
裏蓋を取って清掃、各部の動作用ギアにグリースを塗布しておきます。全体的に劣化は少なく使用頻度は少なかったようです。電源回路のコンデンサーは膨らんでいなくリップル電流も少ないようでした。
組み立ててチェック中 古い測定器ですが作りがしっかりしているので現在でも動きます。外見は業務用無線機のような感じです。
1KHzを3.5Kで変調したSGを入力してチェック中 3.4Kを指しています。2.5級のメーターなのでOKでしょう。
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