MD*DIARY

2024年7月です。
今年は、酷暑になり、残暑も厳しくなるようです。
体調を崩さないよう気を付けたいですね。

『阪急電車』

2010-02-22 16:50:10 | 皐月
私は、兵庫県西宮市でひとり暮らしをしている大学2回生です。

あ、知ってた?←うざ



私はもともと、いま住んでいる場所に住みたかったわけではありません。
ほんとはもっと違うところに住みたかった。
一人暮らしの部屋を決める時も、一人暮らしという言葉それ自体に満足していたのであって、自分が某大学の学生になること・西宮という地に住むことに関しては、考えまいとしていた、というところが本音です。


そんな高校3年の3月、チョッコさんに勧められて読んだ本が、『阪急電車』でした。
学校も終わって、ぼーっと、一人で過ごしていた午後だったと思います。
一気に読みました。

涙が止まりませんでした。
短編の中のある主人公のモノローグと今の自分が重なってしまって、文字が読めなくなりました。
まるで、自分の思いを代弁しているかのような文章が多くあり、読み進められなくなるほどでした。

でも、

そんな話も、短編の中の一つで、恋愛だったり、人情だったり、ほかのお話と一緒に、「阪急電車」によって運ばれてくる。

そんな素敵な電車の沿線に住めるんだ
電車のある生活って都会だし、いいな
私は”自分の住む場所”へ期待を持てました。

自分のいやな考え方より、そこに住むしかないのだから、いいところを見なきゃ、見つけなくちゃ

そんな風に、私がここに住むことへの抗いを少なくしてくれました。


大学2回が終わり、もうじき3回生になります。
この2年間、私は何度もこんなとこ来るんじゃなかった、来たくなかった

ほんとに、何度も何度も、思ったことだし、今も心の片隅で思い続けていることです。


でも、私は、そんな思いになると『阪急電車』が読みたくなります。
これを読めば、ここの良さを確認できる。

ここはこんないいところだから
あったかい場所だから
こんな人もきっといるから
自分に言い聞かせるように、暗示するように読みます。

これは気休めでしかないけれど、私のおまじないです。
『阪急電車』という本に出会えたことをいまホントに運命だと勝手に思ってます。


そんな『阪急電車』、今無性に読みたいです。
読まなきゃイケナイ気がしてならないのです。
2~3月って私にとって鬼門な気がする。気のせいじゃないはず

どうしてかな、一人でいる時間が多くなるからかもしれないし、
受験シーズンになってまだ焦る自分がいるからかもしれないし

そろそろ『阪急電車』を家に常備しなければならないなと本気で思ってます。



久しぶりに古本屋に行きました。
ちょっと前にチョッコさんの中で話題になった『ハッピーバースデー』を発見
表紙が変わっているやつ、最近出た児童書じゃないほうだね
あれ?著者が連名になってる??
私が買った時は、青木さん一人だったはず…あれれ??
とかおもいつつ、ページをめくる…

目次、めくって、一行目…

すでに涙目

古本屋で立ち読みする本じゃない、と思ってあわてて本棚に戻すアタシ
実家に帰ってゆっくり、家で読みます。化粧してないときに。


一度、ほんとーに、心にぐっっっときた本っていうのは、何年経っても、何回読んでも、ぐっとくるもんなんですよね
本の中のひとつひとつのフレーズが私の”恩詩”なのかもしれません。

光の二月

2010-02-22 10:23:52 | 日記

光の二月というけれど、気がつくとずいぶん日が長くなり、
日光が部屋に差し込む時間も長くなりました。

南西側のおうちが三階建てになって以来、冬至前後は
少し、太陽が隣の屋根に隠れてしまう時間帯があったのですが、
二月も末になってくると、そういうこともなくなり、春がそこまで
来ているという気になってきます。

ウィンドウボックスのスノードロップも咲いているのに、なかなか
撮るようにならなくて、やっと一息ついた感じです。

先週は、三女と長女が風邪をひき、三女は日曜日の休日診療から
4回も点滴を受けてきました。
私自身ものどが痛く、声がかれ、しんどい1週間でしたが、三女も
土曜日あたりからやっと普通に食事が取れる感じになり、ほっとし
ています。

南西のベランダにもアネモネのつぼみがあがってきました。
春がもうそこまで来ています。

少し仕事もしなくては。
カーリングをぼうっとみていてばかりはいられません。