おひとりさまの健康な食卓

毎日の食事から考える「おひとりさまライフ」

なじみの食材をまたひとひねり:イタリアン焼き塩サバ、ササミと人参の健康和え、クレソンのポテサラ

2010-09-11 17:07:14 | 野菜料理


青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)は、
生活習慣病や認知症予防に役立つと言われている。
だからというわけではないが、サバ、イワシ、サンマなど、青魚が大好き。

なかでもサバは大好物とあって、灰干しの塩サバは冷凍庫の常備品。
これはただ焼いて、大根おろしにちょっぴりお醤油でいただくのもおいしいが、
実は洋風料理にも使えるスグレモノだ。

今回は、野菜マリネをつくって、
その上にオリーブオイルで焼いた塩サバを乗っける、という
なんとも簡単な1皿をつくってみた。
オリーブオイルは、魚の臭みを消すというスグレ技ももっている。

野菜は、最近、やたらとはまっている赤玉ねぎ。
薄切りして水にちょっとさらしたら、トマトとフレッシュバジルを加え、
オリーブオイル+白バルサミコ酢+塩・コショーでマリネする。

この上に、塩サバを2センチくらいに切って、
オリーブオイルで焼いたものを並べ、
ニンニクで炒めたオリーブを、ゴロリ、ゴロリと豪快に乗せる。



上の写真がそのオリーブのニンニク炒め。
安いのを1缶開けて水洗いし、添加物と塩気を抜いて、
オリーブオイルにみじん切りしたニンニクとドライハーブを放り込み、
ジャジャっと炒めたオリーブは、我が家の定番おつまみ。
それだけもおいしいが、つくり置きしておけばいろんな料理にも使えるので、
わりと欠かしたことがない。

2品目は、昨日一緒に茹でておいたササミを使って、
なにかオモシロイ和えものをつくってみよう。
人参があるので、ヨーグルト味、レーズン、ナッツ入りなんてイケそうだ。

これも簡単。人参をピーラーで細切りして塩をちょっと振っておく。
レーズンは水に浸けて柔らかく、クルミはオーブンでローストしておく。
人参の水気を少し絞ったら、裂いたササミとレーズンも入れて、
大匙2~3杯のヨーグルト、レモン汁、蜂蜜(砂糖でもOK)、
塩・コショーを加えて、味を調整。



盛りつけたら、最後に刻んだクルミをたっぷりかける。
人参とレーズンの甘味と、ヨーグルトの酸味、
それと香ばしいクルミがマッチして、ササミの味もひとしお。

3品目はポテトサラダ。
今回は、クレソンを使って大人の味に。

じゃがいもはチンして、熱いうちにつぶしておく。
ここにマヨネーズと、牛乳で少しのばしたタラコ(明太子でもOK)を。
タラコはなくてもいいが、入れると味に深みが出る。
レモン汁と塩・コショーでポテトの味を整えたら、
ザクザクと切ったクレソンを加えて混ぜる。
これだけ。



クレソンの苦みが、なんとも新鮮なポテサラの出来上がり。
さて、白ワインでも開けますか。

そうそう、サバは焼いたのをマリネしてもいいけれど、
身が崩れるので、焼いたのをそのまま乗っけたほうが見栄えがいい。
お試しください。


記事がお気に召したら、下のバナーをプチっと押してくださいませ。



にほんブログ村 料理ブログへにほんブログ村


柑橘系で冷うどん:レモンだれと柚子胡椒の冷やし手延べうどん

2010-09-08 11:06:06 | 麺・パスタ


お腹が鳴ったら、いつの間にかお昼の時間を過ぎていた。
お腹の虫にせかされたときは、やはり簡単迅速なランチの友、冷うどん。
野菜はたっぷりあるから問題はないけれど、
やはり冷うどんの決め手は、つゆですね。

そうそう、つくり置きしておいたレモンだれ、
これを基本にしてみよう。

ベースは、レモンと胡麻油でつくったレモンだれ。
なにを組み合わせようかと考えているうちに、
ふっとひらめいた。柚子胡椒なんてどうだろう。

試しに加えてみたら、レモンの酸味と柚子の香り、
胡麻油と胡椒の辛みが、おっ、いけるじゃはないの。
そこに保存しておいたあご出し汁と、小匙1杯の麺つゆ、
甘味がもう少しほしいのでオリゴ糖を入れた。
これは溶けやすいので、こういうときには便利。
これで、つゆの味が決まった。

あとはどんどん乗せていくだけだ。
麺は素麺でもいいけど、このつゆなら腰の強い手延べうどん。
具はカイワレ、茹でたササミ、オクラ、きのこ、
それと薬味の茗荷、プチトマトなど、あるものをどんどん乗せて、
最後の決め手にシークワーサを。

柑橘系でまとめた、キリリと辛い大人の冷うどん。
ひと雨あっても、まだまだ暑さの続く日のランチ、
はたまた、夜の晩酌のあとの締めくくりに
いかがでしょうか。



記事がお気に召したら、下のバナーをプチっと押してくださいませ。



にほんブログ村 料理ブログへにほんブログ村

残暑バテ防止に:帆立とアボカドのカルパッチョ、焼き蓮根のバルサミコソース、豆腐のスタミナにらソース

2010-09-06 16:13:13 | 帆立


熱を出した、お腹をこわした、体がヘロヘロ・・・。
残暑バテした友人からのメールがこのところ立て続け。
無理もない、いつまで続くこの暑さ、だもの。

何とか私が持ちこたえているのは、在宅仕事の強み。
涼しい部屋に籠城できて、きちんと食べているからにちがいない。
しかも、この夏はよくも飽きずに料理をつくってる。
医食同源というより、食い意地の強さが体力維持につながっているようだ。

我が家の常備食材のひとつは、生協で購入している冷凍のホタテ。
ホタテは、低カロリー、高タンパクでミネラル、ビタミンが豊富。
蛋白質・カルシウム・ビタミン・鉄分がたくさん含まれている。
まあ、そんなことより、ホタテのカルパッチョを久々に食べたくなった。

カルパッチョといえば、ふつう、野菜は飾り程度だが、
家でつくるのなら、やはり野菜をたっぷり組み合わせたい。
ちょうどあったアボカドと、いつもの赤玉ねぎ、
それとベランダのフレッシュ・バジルを使うことにした。
ホタテは1個を4枚くらいに薄切りし、野菜で上げ底した上に盛り付ける。
こうすると、量も多く見えて経済的。

上にかけるのはオリーブオイルだけ、という人も多いが、
私はオリーブオイル+レモン汁+おろしニンニク+塩・コショーで
ソースをつくる。これをタラ~リと回しがけし、
ピンクのレッドペッパーを飾れば、レストラン気分。
レッドペッパーは最近、わりと簡単に手に入るようになった。

2品目は、前日に続いてセールで大量購入した蓮根。
蓮根はただ焼くだけでもおいしいので、そこにバルサミコソースかけることに。
皮をむいて2センチくらいの厚さに輪切りした蓮根は、
オリーブオイルを敷いたフライパンでこんがりと焼く。



美白・風邪予防・滋養強壮にいいとされる蓮根は、
ビタミンC、食物繊維、カリウムを多く含んでいる。
とくにビタミンCは、みかんの1.2倍も。
本来、熱に弱いとされているCだけど、
蓮根にはでんぷん質が多いので、失われるのが少ない。

さて、焼けた蓮根を取り出してお皿に盛りつけたら、
同じフライパンにバルサミコ酢と味醂を入れて煮詰める。
そして、蓮根の上にタラ~リとかける。
それだけ。

美しく2品ができたが、ちょっと物足りない。
雰囲気ぶちこわしになるけど、
焼いたお豆腐に、薬味いっぱいのニラソースをかけた
スタミナ・ディッシュをつくってみよう。

豆腐はキューブ状に切って、胡麻油で両面を焼く。
これはただひたすら、両面がきれいに色づくまで。
揚げ豆腐を使うのとどこが違うの、と言われそうだが、
こちらのほうが、あっさりしていて豆腐の味が生きている。



ニラソースの材料は、たっぷりのニンニクと生姜のみじん切り、
それにニラと椎茸も入れる。
まずは薬味を炒めて香りが立ってきたら、野菜を加えてもうひと炒め。
味付けは醤油+酒+オイスターソース。
最後にジャジャジャっと炒めて、豆腐の上に。

結果的には、からだによさげな居酒屋メニューになった。
キンキンに冷えた白ワインや冷酒でも、全部がおいしく食べられそう。
お試しください。


記事がお気に召したら、下のバナーをプチっと押してくださいませ。



にほんブログ村 料理ブログへにほんブログ村



あり合わせの食材で楽しく:ニラ饅頭、蓮根のポリフェノールサラダ、胡麻ドレかぼちゃ

2010-09-05 16:18:10 | ひき肉


餃子の皮が残っているが、これでニラ饅頭をつくってみたくなった。
たっぷりのニラをザクザク切って、ひき肉に混ぜ、
おろしニンニク、胡麻油、酒、塩、隠し味に醤油を加えて、よく練って、
粘りが出てきたら餃子の皮で包む。

さて、どうやったら丸く包めるか。
真ん中に具を入れて、フチ全体に水をつけ、
中心に寄せるように折りたたんでいくと、
おっ、以外と簡単に丸くなる。

焼くときには、折りたたんだほうを下にし、
餃子と同じように少し焼けたら、ちょっと水を差しフタをする。
胡麻油をフライパンに敷いて、下がこんがり焼けたら裏返し。
こちらは焦げ目がついてもつかなくてもOKだ。

タレはいろいろ試してみた。
まずはふつうの餃子ダレ。これは醤油、つゆの素、黒酢、ラー油。
今度は市販の胡麻ダレにこの餃子ダレを加え、辛子をちょっときかせてみた。
3つめは、バルサミコ酢+醤油ちょびっと。洋風でイケるかなと思って。

いちばんおいしかったのは、二番目の胡麻ダレ+餃子ダレ、辛子の組み合わせだった。
残りのふたつも悪くないが、マイルドな胡麻味とニラの相性がいい。
辛子は入れても入れなくてもいいが、胡麻味と辛子のマッチングが捨てがたい。
バルサミコだれは味噌を入れるなど、もう一工夫ほしかった。
今度、再挑戦してみよう。

セールで小さな蓮根を山のように買った。
これをサラダにしたいが、何を組み合わせようか・・・。
冷蔵庫の片隅に、いつもの赤玉ねぎ。
このふたつを薄切りし、ヨーグルトで和えたらどうだろう。
赤玉ねぎを切っているうちにふと、ひらめいた。
同じく赤いドライクランベリーを入れて、
甘酸っぱいサラダにしたらおいしそう。
名付けて、蓮根のポリフェノールサラダ。



ドレッシングは、ヨーグルトにつくり置きのレモンだれを加え、
蜂蜜で甘さを加え、塩・コショー。
これで野菜とドライフルーツを和えたら、最後にローストしたクルミを。
ちょっとデザートみたいだが、蓮根と赤玉ねぎがしっかりサラダしている。

最後は簡単にチンしておいたかぼちゃに、市販の胡麻ドレをタラ~リ。
フレッシュバジルを添えれば、
見栄えも香りも、ウソみたいにグレードアップ。
クッキングタイム0分で、1品が出来上がる。



コンセプトはまったくないが、
ま、日々の料理ってこんなもの。
そのいい加減さが、また楽しい。



記事がお気に召したら、下のバナーをプチっと押してくださいませ。



にほんブログ村 料理ブログへにほんブログ村


三種のタレで簡単に:豚しゃぶと茄子のアジア風、もやしときのこのレモンだれ、かぼちゃの玉ドレ

2010-09-03 18:43:54 | 野菜料理


9月に入ったのに、言うのもイヤなほど暑い。
となると、ついついほとんど火を使わないお手軽料理に。
こういうときには、つくり置きのタレも大活躍となる。

まずは辛いの。タイの甘いチリソースに、薬味ダレを混ぜる。
そこにニンニクのみじん切りをもう1片分。
これで甘辛ガツンのタレができた。
皮をむいてチンした茄子と、しゃぶしゃぶした豚肉に、
このタレをかけて食べよう、というわけ。

もともとのアイディアは、タイの茄子の甘いチリソースがけ。
だけど、チリソースは茄子にはおいしいが、豚肉には甘過ぎる。
そこで薬味のギンギンきいた万能薬味ダレを加えた。
これで両方、おいしく食べられる。
豚肉でカイワレを巻けば、さらにおいしく。

次は、先日も登場した胡麻油のきいたレモンだれ
チンしておいたもやしときのこ、残っていたオクラを和える。
しゃっきり酸味と胡麻油が香り高い和えものが、これで完成。



2品じゃさびしいので、チンしておいたかぼちゃを。
赤玉ねぎを薄切りし、控えめのオリーブオイルと白バルサミコ酢で和えて、
軽く塩味をつける。残っていたブロッコリーも入れてしまおう。
チンしたかぼちゃを薄切りし、ひまわりの種をどっさりかける。
食べるときに玉ドレをかければ、栄養たっぷりのベジ料理に。



材料を茹でたりチンしてつくり置きておけば、
あとはタレを使い回すだけで、簡単にリッパな夕食が。
お試しください。


記事がお気に召したら、下のバナーをプチっと押してくださいませ。



にほんブログ村 料理ブログへにほんブログ村