おひとりさまの健康な食卓

毎日の食事から考える「おひとりさまライフ」

大皿でドン:牛肉のトマしゃぶ、焼き野菜の味噌バルサミコソース、

2010-09-18 15:44:25 | 牛肉


食べ友が2か月ぶりに海外から戻ってきた。
「何が食べたい?」と聞くと、「あの冷しゃぶうどん」。
豚肉が苦手な食べ友用に、牛肉でつくったら大のお気に入りになったバージョンだ。
今回は、普段は出番のない大皿に具をたくさん盛り合わせてみよう。

ついでに、もう1品も大皿で。
こちらは、野菜をタダ焼くだけ、という簡単料理。
だけど、「ただ揚げる」のと同じように、その「ただ焼く」だけがおいしい。

まずは、野菜を焼く。
強火のオーブンで焼くのもいいが、今回はガス台についているグリルで。
野菜は茄子、かぼちゃ、ししとう、蓮根、赤ピーマン、椎茸・・・。
オリーブオイルを野菜の表面にサッとつけ、塩もちょっと振って焼く。

そのまま食べてもおいしいが、味噌をきかせたバルサミコだれを
これはバルサミコ酢に味噌と味醂を加え、
フライパンで煮詰めるだけ、とシンプルだが、
このシンプルさが、野菜の旨みと合う。
焼いた野菜にタラ~リと回しがけして出来上がり。



さて、牛しゃぶ。
まずは盛り合わせの野菜を用意する。
茹でたオクラ、カイワレ、赤玉ねぎの薄切り、トマト・・・なんでもいい。
卵がたくさんあるので、色どり用に茹で卵も加える。

しゃぶダレは、カボスでつくったぽん酢に、大根おろしと茹でたシメジを混ぜ、
そこにしゃぶしゃぶして水を切った牛肉を加えて。サッと和えるのだけど、
今回はしゃぶダレにトマトを刻んで入れてみた。
ついでに、ピリリと辛い柚子胡椒なんかも、ちょっと入れてみる。

大皿に野菜と肉を盛りつけたら、薬味の大葉と茗荷を乗せて、
あとは、茹でて冷やした手延べうどんを別盛りで用意すれば、準備万端。

うどんの大好きな食べ友はしゃぶうどんで、
白ワインを楽しんでいる私はサラダ感覚でと、
この牛しゃぶは自由なのがいい。
トマトの甘味と柚子胡椒の辛みもイケている。

お皿が大きいと、それだけで豪華。
お試しください。



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野菜をおいしく:揚げ野菜の洋風そぼろあんかけ、ゴーヤとカニの酢のもの、かぼちゃの胡麻ドレ

2010-09-17 16:49:54 | ひき肉


鶏挽肉と茄子&ピーマンを使って、1品つくってみたくなった。
茄子の味噌炒め・・・・もいいけど、頭の体操でもうひとひねり。
そうだ、緑のピーマンの色をキレイに出すには素揚げがいい。
いっそのこと、お野菜を全部素揚げして、ひき肉はあんにしてかけてみよう。
お野菜の素揚げって、おいしいものね。

フライパンにいつもよりちょっと多く油を敷いて、
乱切りした赤と緑のピーマンを揚げる。
ピーマンを引きあげたら、今度は茄子。
やはり乱切りして、あく抜きしておいたのを素揚げする。

今度はひき肉あん。
鍋で出汁を煮たて、ひき肉と千切り生姜を加える。
醤油、塩、味醂、バルサミコ酢で味付けし、片栗粉でとろみ。
ちょっと濃いめの甘酸っぱい味にしておくと、野菜に味がよくからみそう。

油を切っておいた素揚げ野菜の上にあんをかけ、
水煮の実山椒をパラパラ。これで香りが一段と増す。
最後に酢だちかシークワーサを乗せれば、出来上がり。

この方法は今回初めてやってみたが、
肉と野菜を一緒に炒めるよりも、お互いの味が楽しめた。
バルサミコの甘酢あんと実山椒の相性も抜群。
シークワーサの酸味と香りも楽しい。

あんの味を工夫すれば、別バージョンも楽しめる。
たとえば、テンメンジャンを加えて中華風にしたり、
甘酢・塩味で和風にしたり。

簡単迅速、いい1品ができたので、あとは、さらに手抜きで。
先日つくっておいしかったゴーヤの酢のもの、
これで賞味期限のすっかり過ぎた、冷凍カニを始末する。



苦みの強いゴーヤは、薄切りにして水に放って苦み抜き。
ゴーヤの水気を絞ったら、そこにカニを加えて、
オリーブオイルと白バルサミコ酢、味醂、塩、コショーで味付けを。
和風の酢のものとはちょっと趣が変わって、
ゴーヤの味が引き立つ感じ。

あとは、チンしておいたかぼちゃを胡麻ドレで。
甘くておいしい今年のかぼちゃは、
シンプルに食べるのがいちばんだ。


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季節の変わり目の体調管理料理:モロッコチキン、トルコ風タコのサラダ

2010-09-16 17:04:02 | 鶏肉料理


一気に涼しくなったこの数日。体調管理が大変だ。
しばらく遠ざかっていた火を使うのが、
かえって恋しいくらいのときは、軽い煮込みがしたくなる。

我が家の定番、モロッコチキン。
今回は、もっとアラブ風にしてみよう。

まずは鶏のもも肉を、食べやすさと、見栄えの両方を兼ねた大きさに切る。
あまり小さいと、迫力ないものね。
これに塩・コショーをして、オリーブイオルで焼き、
軽い焦げ目がついたら取り出しておく。

同じフライパンで、今度は千切り生姜(かなりどっさり)を炒め、
薄切り玉ねぎを加えて、色づくまで炒める。

ここに取り出しておいた鶏肉と、レーズンを加え、
白ワインをドボドボと。
味付けはコンソメの素とクミンとカレー粉。
カレー粉控えめ、クミン多めにすると、味がどんどんアラブ風になる。
中東料理のキメ手は、何といってもこのクミンだ。

15分~20分ほど煮込み、玉ねぎが柔らかくなり、汁気が煮詰まったら、
味を整え、仕上げに蜂蜜をタラ~リ。
白ワインの酸味に、レーズンと蜂蜜の甘さ、
ここに生姜とスパイスがからまって、
レシピを覚えてからは、私の大好きな鶏料理のひとつになった。

もう1品もアラブ路線で、トルコ風のタコのサラダをつくる。
たいていのレストランでは、材料を小さく切っているが、
もう少し大きくザックリといきたい。



材料は茹でダコときゅうりとトマトが定番だけど、
オリーブも少し入れたほうが、おいしくなりそうだ。
ザクザク切った材料を、オリーブオイルと白バルサミコ酢(白ワイン酢でも)、
塩・コショーで味を整え、レモン汁で香りをつけ、
好みでドライバジル、タイムなどのハーブを振って、
数回トスしたら、これで完成。

野菜が足りないと思ったら、トマト、レタス、セロリなど、
冷蔵庫の野菜をかき集めて簡単サラダを。



アラブ薬膳、お試しください。


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和のような中華のような:豚肉の胡麻ダレ炒め、キャベツともやしのジャコサラダ、まかない素麺

2010-09-13 15:10:37 | 豚肉


私は基本的には赤が好きだが、
この暑さで、最近はキリリと冷えた白ワインばかり。
だから、どうしても白ワインに合いそうな、
アッサリしたものをつくってしまう。

お肉がたっぷり食べたくなって、豚のしゃぶ肉を解凍した。
生協の宅配には”バラ凍結”というのがあって、
パリパリの冷凍でやってきた肉を、パリッとはがして小分けができる。
抗生物質なしで安全だし、味もいいので、おひとりさまならずとも重宝だ。

生姜焼き、とも思ったが、白ワインにはもうひとひねりほしい。
そこでバンバンジーをヒントに、薬味いっぱいの胡麻ダレをつくってみた。
材料は芝麻醤(練り胡麻)、すりおろしたニンニク、生姜、玉ねぎ、
それに醤油、レモン汁、胡麻油、マスタード、好みで砂糖、刻みネギ、豆板醤も。

どこかで読んだ、「芝麻醤を熱いウーロン茶や紅茶で溶く」という技を思い出した。
練った胡麻は溶けにくいので、さすがにプロのスゴ技と関心した記憶がある。
というわけで、濃い目に入れた熱いウーロン茶で練りゴマを溶く。

ねっとりしたら、残りの材料をどんどん加えて味を調整。
マスタードはシャープな練り辛子ではなく、
マイルドなハンバーガーの友、イエローマスタードを使ってみた。

肉の付け合わせは、ピーラーで薄く長く引いたきゅうり。
単に細長く切るより見栄えがいいし、
お肉と一緒に食べると、サッパリ香りよく食べられそう。
きゅうりや人参をピーラーで引くというのは、
中華料理の付け合わせからのヒントだ。

酒と醤油で軽く下味をつけた豚肉をフライパンで焼いたら、
そこに半量くらいの胡麻ダレを加えて炒め、
肉にタレがからんできたところで火を止めて、
きゅうりの上に盛りつけて、その上から残りのタレをかける。

翡翠香肉なんて呼んでみたくなるような、キレイな一皿。
濃厚な練り胡麻と薬味がきいていて、
サラダ感覚でモリモリお肉が食べられしまう。

昨夜の残りのサラダもあるので、
今夜は簡単なのをもう1品だけ。

チンしておいたもやしとキャベツを、
つくり置きのレモンだれに、粒マスタードとつゆの素、追加の胡麻油を加えて和える。
トッピングに揚げジャコをたっぷり乗せて出来上がり。



翌日のお昼は残り物整理を兼ねて、まかない素麺をつくった。
野菜は昨夜の残りの、レモンだれのきいたもやしキャベツとミニトマト。
ここに薄切り赤玉ねぎを加えて、野菜のボリュームを増やす。

それにおとといの残りの茹で卵と、
そうそう、食べようと思って忘れてたモズク酢も。
最後に大匙2杯分ほど残った前夜の胡麻ダレをかければ、
五目ならぬ6目7目の、ゴージャス素麺が。



チリも積もれば山となる。
ちょびっとだけでも、残り物を取っておけば、
楽しいリサイクル料理として甦る。
お試しください。



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残暑の夜のイージー・イタリアン:姫イカのパルメザン、アンチョビとオリーブのポテサラ、卵と野菜のサラダ

2010-09-12 16:35:03 | イカ


かわいい姫イカをセールで見つけた。
これは柔らかいので、トマト&パルメザンチーズのソースで煮込んだ
”スクィード・パルメザン”に。
なんだか、ルンルンしてくる今夜のメニュー。

なんたって簡単。
洗ってワタと背を取り除いたイカを、
熱したトマトソース(既成のパスタソースでOK)にそのまま放り込み、
下ろし際にすりおろしたパルメザンチーズを加えるだけ。
ニンニクやハーブをプラスすれば、なおおいしい。

さて、今夜も大人のポテサラを。
テーマがイタリアンっぽくなってきたので、オリーブとアンチョビで。

こちらも簡単。
チンしたジャガイモをつぶして、薄くスライスした赤玉ねぎを加え、
マヨネーズとアンチョビで和える。
臭みを取るためにレモン汁を加え、
最後に昨夜つくったニンニク炒めのオリーブを薄切りして混ぜ、
塩・コショーで味を整える。



アンチョビもオリーブも塩気があるので、しょっぱくならないように。
このポテサラは、ワインにも日本酒にも合う。

シメの1品は、タンパク質と野菜の補給に、野菜いろいろの卵サラダ。
これも手をかけるのは、卵をボイルするだけのイージー・ディッシュ。
あとは、茹でたりチンしてある野菜と、生野菜を盛り合わせ、
シーザードレッシングで。

テーブルに出す前に、ローストしたクルミをたっぷりかけると、
それだけで、一味ちがってくるのが楽しい。



調理時間30分足らず。
多少、涼しくなってきたとはいえ、まだまだ火は控えたい。
そんな料理が当分続きそう。
お試しください。


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