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12月14日(夕食)
「今日はこれを食べたい!」と、突然、思うことがある。
今回の場合は、キャサディーア。
先日、某所で食べたローストビーフのキャサディーア。
これがとてもおいしくて、近日中にやろうと思っていたら、
ふと、食欲の神が下りてきた。
キャサディーアというのは、いわばメキシコ・ピザ。
ピザと同様、必要なのはチーズだけで、具は何でもOKだ。
私は普通のチーズと野菜の組み合わせが好きだが、
ゴルゴンゾーラ・チーズを使って、凝ったグルメ版をつくった友人もいる。
ピザと違うのは、2枚のトーティアに具を挟み、両面をフライパンで焼く。
そして、両面がパリッとなったら、ざっくり切って食卓に出す。
必要は発明の母・・・じゃないけど、
料理も「食べたい!」となったら、手軽にできる知恵を総動員。
ローストビーフの代わりには、セールで買っておいた焼肉用の牛肉。
これを細切りし、ニンニク、オリーブオイル、レモン汁、コリアンダー、塩でマリネ。
それと玉ねぎと赤ピーマンを使えば、ファヒタ風の具ができる。
マリネ肉は水気が出やすいので、強火で炒めてね。
さて、問題はフラワー・トーティアが近所にはないこと。
なにが代替品になるか、と考えてみたら、あった。春巻きの皮。
そこで、近所のスーパーにひとっ走り。
メキシカンとなれば、やはり豆がほしい。
ちょうど冷凍庫に、先日冷凍しておいた黒豆があったので、
これをつぶして、自家製カッテージチーズで和えてみよう。
もうひとつほしいのがワカモレ。
スーパーにひとっ走りしたときに、運よくアボカドがセール中。
食べごろになっていたので、これもクリアした。
では、キャサディーア。
まずは、肉と野菜を別々に炒め、冷ましておく。
丸くないとフライパンのおさまりが悪いので、
春巻きの皮は、フライパンの大きさに合わせて角をカット。
1個のキャサディアにつき、皮を3枚ずつ用意する。
なぜ3枚かというと、春巻きの皮は薄いので、具に汁気があると穴があいてしまう。
そこで、下に2枚敷いて上に1枚乗せよう、という魂胆。
フライパンに2枚重ね皮を乗せ、チーズを敷き、その上に肉と野菜を散らし、
もう一度チーズをばらまいて、皮を1枚乗せる。
チーズを上下に敷くのは、ひっくり返すときに具が散らばらないため。
そして、両面をパリッとするまで焼くのだが、
皮を押しつけながら焼くと、具がピッタリと皮につく。
焼いているうちから、チーズの香りが立ちのぼってくるのがたまらない。
両面がパリッとなったら、まな板に移して8等分。
具さえあれば、焼き時間5分程度のクイック料理だ。
さて、春巻きの皮はどうかとつまんでみると、少々パリ感が強いがなかなかイケる。
これで、いつでもキャサディーアができるようになった。
手づかみで食べられるから、スナックによし、お酒のつまみによし。
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黒豆のほうはもう簡単。
チンして温め、キューブ状のクリームチーズを1個入れたカッテージチーズで、
つぶしながら和えるだけ。
最後に、塩、レモン汁、オリーブオイルをちょっとたらして、味を整える。
あとはワカモレをつくれば、メキシカン・ディナーの完成。
サルサを添えて、いただきます~。
ちなみに残った黒豆は、翌日、水切りした豆腐と混ぜてディップにした。
玉ねぎ、ニンニク、ヨーグルト、キューブのクリームチーズをもうひとつ混ぜて、
ハンドミキサーでウィーンとやる。
友人の個展のオープニングに、フランスパンと一緒に持っていったら大好評だった。
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