名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

凱旋門賞が終わって

2013年10月07日 | 海外競馬
残念は残念だけど、去年の「勝ったところを譲っちゃった」に比べると悔しさの度合いは小さいかな。
それだけTreveの勝ち方は圧巻でこちらの想像の遥か上を行っていた。
その中で人気に推されて2着4着だったオルフェーヴルとキズナ両頭ならびに関係者の皆さまには楽しませてくれてありがとうございます、と感謝。

で、オルフェーヴルが2年連続2着して思ったのは「凱旋門賞勝つのは難しいようで難しくないのかもね」ということ。去年圧倒的な勝利をみせかけたオルフェーヴルが今年は圧倒的な差を付けられて2着。凱旋門賞に限った話ではないが、世界的に大きなレースを勝つのに必要なのは個別の馬の能力・適性も大事。ただそれプラス未知の相手がどれくらいの能力と適性を持っているか、という要素もうまく噛み合わないといけないんだろうと思う。
こちらが能力・適性とも100の馬を出走させても、相手の中に能力・適性が120の馬がいて勝てないこともあれば、こちらが能力・適性が80くらいの馬しか出走させていなくても、相手の能力・適性が60くらいまでの馬しかいなくて勝てるかもしれない。競馬は1頭でやるものではないので当然のことなんだけど、改めて再確認したというか。世界トップレベルの実力を持った馬が日本生産、日本調教の馬の中からでも出現しうることは分かったし、凱旋門賞に関しては遠征のノウハウの蓄積もかなりなされてきている(日本のファン・競馬関係者の間に漂っている「凱旋門賞コンプレックス的なもの」「凱旋門賞へのこだわり」は勝てないことで年々蓄積されて拗れていくかもしれないけど、まあそれがあったからここまでくるだけの諸々のノウハウも同時に蓄積されたのかなとも思うし、そう悪いものではないはず)。だから今更「斤量の有利な3歳牝馬を連れて行ったら勝てる」とかそういう次元の問題ではなく、今までしてきたことを続けていればそのうち全てが噛み合って勝てる時が来るんじゃないのと(もちろんそういう試行錯誤をすることを否定するものではないし、3歳牝馬が行っても勝てないと言ってるわけではない)。


そのうち来るであろうその日と、世界の競馬地図に日本の名前が日常的に当たり前のように記される日を待ちつつ、今日からまた世界の競馬を楽しんでいきたい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿