これは、今朝撮った写真。朝一ではじめてのペット(家を買ったときについてきた6匹の金魚)に餌をやっているところ。それにしても朝起きてキッチンに行ってきれいな庭が見えるっていうのは気持ちがいい…。
昨日、一週間ぶりで空手に行き、ちょっと筋肉痛がある。きょうは夫が勤務で、一日中息子達と家の中の整理と先週以来ほったらかしにしていた描きかけのパステルの肖像画と水彩の風景画に手を入れる予定。
この引越しで、かなりのごみが出た。それはもう、役所が決めているサイズのゴミ箱に入らないくらい出たので近所の友達のところに捨てに行ったりもした。で、捨てるには勿体無いまだ使えるごみは、リサイクル-というか、換金するために質屋へ。
覚えている限り、育ったうちはかなーりの貧乏だったため、母親が金目の着物や結婚指輪なんかちょっとのお金になりそうなものを切羽詰ったときに質屋に持っていっていたので質屋は私にとってなじみのあるもの。で彼女は時々お金の都合がつかなくなったときにうっかり、「あらー!質に入れたものが流れちゃった!!」と騒いでいたりしていた。そうそう、品物を担保にお金を借りるとき、返済期限がある。それに間に合わないときには品物が売りに出されたりする。これを「流れる」っていうらしい…。
オーストラリアでは質屋をPawn Shopとかいう。大手の会社にCash Converterがあり、これは結構良く見かける。こちらでの留学生活の3年半の半分は予定外だったため、後半はそれはもう超貧乏学生生活を送っていた。訪問介護の仕事の収入が追いつかず、3日間まったくお金がなかったり。でも、質屋を利用したのは大学院を出た後。こちらでの永住ビザを取る前につなぎの老人ホームでの仕事を得るまでは、まったくのすっからかんだった。そして、思いついたのが家の中を探して金目のものをキャッシュに換えること。日本から持ってきたもらい物の高価なダイヤ・エメラルド・ビーが入っているゴールドのネックレス(私は貴金属はほとんどつけない。似合わないし。)をありがたくお金に換えさせていただいた。お金に困って質屋に行ったのはそれっきりで、その後はもっぱら荷物整理に利用した。
もう、近所のCash Converterはなじみになって、品物を点検するおにーさんとも顔見知りになった。彼から教えてもらった質屋にかんする情報はとても興味深い。品物の作られた年代・モデルとなんと言っても需要で大体の値段が決まってくる。例えば旧式のファックスを持って言ったことがあるが、まったくお金にならなかった。というのは、いまはファックスはロール式の紙ではなくA4サイズのコピー紙を使うものが主流だからだ。プリンターも普通のインクジェットは引き取らない。でも、スキャナーとかいろんな機能がついているものは○。でも、結構古いADSLのモデムでも1個当たり5~10ドルで売れた。あとはいままでに、小型のコードがついている掃除機・古いSonyのPC要のLCDスクリーン・8年前にCash Converterから中古で買ったSharpの電子レンジ Etc…いろんなものを持っていった。
「これは古いモデムの機種だから5くらいしかあげられないな。」
「えー、それだけー?」
「んー、じゃあ10ドル!!」
「どーも!サンキュ!!」
とか、いつもの会話。電子レンジを持っていったときなんか、彼は自分の珈琲カップをレンジに入れて、しばらく私のIDの点検をしていた。
「ねー、自分のお茶でも作っているの?」
「いや時々ね、数秒使っただけでは分らなくてもしばらく使ってみると動かなくなったりする壊れものもあったりするんだ。」
うーん…さすがに用心深い。
ごみを増やさずかつお金になるこの方法、是非お勧めする。