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ロンドンから徒然に

エコノミークラス症候群

2007-03-27 | 旅・イベント
 能登半島地震のニュースが続いています。避難所に集まったお年寄りを見ていると、神戸の地震を思い出すこともあって、本当に胸が痛みます。

 ところで、こういった避難所のような狭いところで動けないままでいるといわゆるエコノミークラス症候群になりやすいとのことです。
 長時間座り続けると血管が圧迫されて血のめぐりが悪くなり、そこに血栓ができて肺動脈に詰まる。そして呼吸困難に陥り心機能が低下するという怖い症状です。
 実際には飛行機だけでなく、車や鉄道でも起きるし、ファーストやビジネスクラスでもないわけではないので、“旅行血栓症”という別名も付いていますが、やはり起き易いのは狭いエコノミークラス。

 それにしてもあのサイズは一体誰を基準に作られたのだと思うことはないですか?僕は身長が高いのでことさらにそう思うのかもしれませんが、絶対に普通の人でも窮屈ですよね。あれで何時間も座らせ続けるというのがそもそもおかしいと思うのですが。
 (ついでにもうひとつ思い浮かぶのは、新橋からの『ゆりかもめ』の座席。仮にも“国際”展示場に向かう電車で外国人も乗ると思うのに、あれでは子供サイズですよ。)

 1回のフライトで人数を効率よく割り当てた広さなんでしょうが、効率からゆとりへ発想を逆転して広いシートを安く提供すれば、絶対に評判を呼んで毎回搭乗率が上がると思うんですけどね。それが長い目でみた商売上手ということにならないでしょうか。

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