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ロンドンから徒然に

双方のデモ

2009-01-08 | 日常
 やっと一息ついてきた様子ですが、不景気に喘いだ分、バーゲンの熱狂振りはすさまじかったです。人気の店では朝の2時(いや正確に言うと前日の真夜中の2時ですね)から長い列ができたり、バッグをひったくるようにして6個も手に持ったり...
 この人達の中にはポンド安を狙ったユーロ圏の人も多かったので、普段にもまして英語よりも他の言語を聞く日の方が多かったくらいです。

 他の言語を聞くことが多いのは、もちろん観光客ばかりでなく住み着いている人の数も多いからで、これだけ色んな人種がいながら文化が良い意味で融合しているのは、まさにロンドンがコスモポリタンな街と呼ばれる所以でしょう。
 但し、時にはそれ故に抱える問題が大きくなることもあります。

 今日いつものように夜の散歩に出ました。久しぶりに進路をHigh Street Kensingtonの方に取ると、大通りにたくさんの警察車があふれ、通行止めになっています。
 見るとパレスチナを支援するグループとイスラエルを擁護するグループが双方に分かれてプラカードを振っています。道の反対側でもそれぞれの言い分で論争する小グループが散在し、辺りは異様な熱気を孕んでいました。



 簡単に断定してしまうには非常に難しい問題ですが、ひとつだけ言いたいのは、双方どんな大義名分で取り繕おうとしても、子供を犠牲にしての“正義”なんて存在しないということです。
 早く平穏な毎日(これまでだったそんな日がなかったのでしょうが、少しでも)に戻りますように!

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