シルバー・デッカー

　最近キングス・ロードが工事をしていて、ある区間が一方通行になるもので、車の渋滞が続いています。バスに乗っていても、もう目と鼻の先が停留所なのに動かなくなってしまってイライラします。
　こんな時、昔走っていたルートマスターRoutemasterと呼ばれる、車両の後部が開いたタイプのバスならば、ひょいと飛び降りて歩くことができるんですけどね。

　このバスのことについては以前このブログでも書きましたが（2008年8月6日）限られたルートではまだ運行しています。丸みを帯びたずんぐり形の赤い車体は、これぞロンドン名物という風情です。

　昨日も見かけたんですが、あれっ！このバスは！？



　そうなんです。シルバーの車体なんですね。買い取られて観光などに使われているルートマスターが様々な色に塗られているのは見たことがありますが、これはちゃんと普通の路線を走っているバスなんです。

　実はエリザベス女王の在位25周年を迎えた1977年に25台のバスがシルバーに塗られたらしいのですが、そのうちの一台なんでしょうか。
　ちなみに在位50周年の2002年には50台のバスがゴールドに塗られているようです。

　以前住んだ期間も入れて、ロンドンで過ごした3年間で初めて実物を見ました。何か良いことあるかな（関係ないか？・笑）